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僕にとってのウェルビーイングのためにはホスピタルアート

僕にとってのウェルビーイングのためにはホスピタルアートウェルビーイングのために


「ウェルビーイング(Well-being)」とは、well(よい)とbeing(状態)からなる言葉で、世界保健機関(WHO)によると「個人や社会のよい状態。健康と同じように日常生活の一要素であり、社会的、経済的、環境的な状況によって決定される(翻訳)」と紹介されています。人生100年時代を生きる私たちや、これからの社会にとって、幸せや豊かさを考えるためのキーワードです(参考「ウェルビーイング」とは?)

じゃあ、「自分にとっての個人や社会のよい状態とは何だろう?」と考えた時、僕が思うのは、「日本中の病院にホスピタルアートが普及した状態」だ。こう思っているが、実はまだまだ達成はしていないのが現状です。僕たちは海の写真をホスピタルアートとして病院で展示をする活動をしています。(ホスピタルアートとは、絵や写真などを病院で展示をして癒しの空間にするアートのこと)これまで17ヶ所の病院で実施させていただきました。今も国立奈良医療センターで展示をしています。


自分自身の子供の頃の闘病経験からこの活動を開始し、日本中の病院でのホスピタルアートの普及が夢。最初は展示の許可がなかなか出なかったものの、一か所一か所出来るうちに、許可も徐々にいただけるようになりました。

明日にでも日本全国の病院で展示される状態が、自分にとってのウェルビーイング。そうじゃないのがもどかしいし、悔しいし、寂しいし、つらい。今も日本中には闘病されている人は沢山います。そのことを知っているのに、ホスピタルアートがあまりないこの現状がつらい。闘病することがどれだけ大変で、どれだけしんどいか、自分も生後3日で手術を受け、12年間通院をしていたので知っています。

通院中、よく「いろいろな絵や写真がもっと壁に貼ってあったらいいのにな、気がまぎれるのにな、なんでここの壁には何もないんだろう?どうして真っ白なんだろう?持ってきた本も読み切ってしまったし、もうすぐ診察だけど、何をしておこうかな、もう一度この本でも読もうかな」なんて心の中でつぶやいていた、自分のような人たちはたくさんいる。

それを知っているのに、その課題が解決されていないのが寂しい。

しかし、嘆いても、展示は増えない。
そして、願うだけでは展示は増えない。

なので、僕は、僕たちは今年も新たな病院でホスピタルアートを展示させていただきます。
これが僕のウェルビーイングのためにできること。

あなたのウェルビーイングとは何ですか?

ホスピタルアート活動


大阪でスキューバダイビングスクールをしています



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