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真木崇志
2021年1月14日 16:32
前回書いた小説の続きです。こちらを読まなくても楽しめますが、読むとさらに楽しめます。 不思議な夢を見た。夢というのは大抵不思議なものだとわかっているから、不思議と前につけなくてもいいのだが、あえてつけたくなる位不思議であった。酒を飲みすぎているのが原因で普段より不思議になった可能性はいなめないが、とにかく変な夢だった。その夢でも僕は電車で居眠りしていて、起きたら車内がいつの間にかレトロな内装に
2020年10月23日 00:06
連載小説です。今取り組んでいるホスピタルアート活動をテーマにした小説になります。マガジンに追加していき、マガジンをフォローいただけると追加が通知されます。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━夢幻鉄道 君と見る景色 駅のホームに緑の電車が停車した。すぐに車両に乗り込み、端の空いていた座席に僕らは座った。すぐに僕は鞄から本を取り出し、母さんは手に持っていた電話の画面に視線を落とす。この