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【考えてみた】好きな人の好きな人の話を聞くのはおもしろい

好きな人はいますか?恋人、友人、家族おおーーーきな意味でくくった”好きな人”です。いますか?その人はどんな人でどんな話を聞かせてくれた人なんでしょうーー

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おはようございます!
昨日はバレンタインでしたね!
みなさんチョコレートを贈ったり貰ったりされたんでしょうか?

私はというと前にこの記事で扉絵にしていた
通称「ハートにリボン」の絵が、ありがたいことに5名の方から記事に使って頂いておりました。
自分の描いた絵がその人の記事のある意味
”顔”として使われる訳ですからね。
とっても嬉しいです。

ということで今日は
好きな人から聞いた”好きな人”のお話です。

◆行くぜ、社員合宿!!!

私には好きな先輩がいて、たぶん歳は6個か7個上かだったと思います。
あまり他人と群れるタイプではなく、とにかく感情がフラットで飄々としている印象の人です。

その先輩には憧れとか好意の念というよりは、会うとずっとニヤニヤが止まらなくなるというか、口が止まらなくて延々とお喋りできるというか、多分2人とも精神年齢が中2で止まってるんですよ。だから楽しい
そんな人です。(そんな人です?)

ある年の初夏に社員合宿があり
私たちは会社から車で2時間ほどの山奥にある
キャンプ場に行くことになりました。

そこでは野球大会にBBQ、部署対抗リレーなどで盛り上がり、重役から平社員までみんながみんな中学生に戻ったかのようなはしゃぎっぷりで一日中楽しく過ごしたんですね。

◆夜はふけて部屋に帰るとスマホに着信が

その時は大きなログハウスを2棟借りていて、
それぞれが女子と男子で分かれていた感じです。

少し気の早いセミの鳴き声を聞きながら
女子部屋ではレモン酎ハイ片手にガールズトークで大盛り上がり。これぞキャンプの醍醐味ですよねー。

そろそろお酒も無くなってきたので、後片付けをしていたところでスマホに着信が。

それはあの先輩からでした。

男子部屋で飲み直そうよ、ということで
ちょっとだけ顔を出しに行くことに。

男子部屋に着くと、部長をはじめとした
ナイスミドル世代の方たちは完全に体力を使い果たし全員が爆睡していて、「よっ!」と缶チューハイを片手に持った先輩が部屋の真ん中に座っていました。

◆しかし先輩はお酒が飲めない

先輩は下戸なんです。

だから、飲み直そうなんで珍しいことを言うなーっと不思議がる私をよそに先輩はこう言い放ちました。

「おれ、結婚するんだ」

えーー!!!
みんなが寝静まる部屋に響き渡る私の大声。
これは寝耳に水、いや青天の霹靂、どの言葉が合っているか分かりませんかそういうことです。

どうやら数年前に仕事を通じて知り合った方と
結婚することにしたそう。
お酒の飲めない先輩は珍しく酎ハイを飲みながらほろ酔いで嬉しそうに語り始めたんです。

「家に帰ったらさ、彼女がさ、
カレー作って待ってるんだ。
家で誰か待ってるっていうのも良いんだけどね、彼女すごい慌ててんの。

どうした!?って駆け寄ったら
用意してたスプーンが無くなったっていうから、一緒になって探したんだけど
どこにあったと思う?
カレー鍋の底にあったんだよー!笑
ウケるよな?」


(…いや全く何が面白いのか分からん。
これは幸せに目が眩んで話が面白いか面白くないかも冷静に判断できなくなっている人の発想だ…。というか完全にそういう目をしている。)

と私の心の声が漏れていたのか
実際に音となって口から出ていたのかは
分かりませんが、
先輩は続けてこう言いました。

「ただの惚気話だって思うでしょ?
でも俺さ、27で彼女に出会うまで
ほんっとに良いこと無かったの。

自分でもびっくりしてる。
だから、今良い出会いが無かったり
良い恋愛をしてない人にもきっとこれから先良いことがあるって思ってもらいたいんだよね。」

と酔っ払っているせいか
余計に楽しそうに笑う先輩の姿を見て
本当に今が幸せな人はこういう風に笑うんだなーと、少し暖かい気持ちでいてなんか冷静にハッとしたような感覚に落ちたのです。

そのあとも、顔合わせはどうだったとか
結婚式を考えている話とか色々な話を聞かせてもらいました。
(というより、物凄く話したそうだった)

みんなが寝静まっているログハウスの一階で
他人の幸せを少しだけお裾分けしてもらっている。

楽しそうに笑う先輩を見て、
いつか自分もこんな先輩になりたいなー
と思った数年前の出来事でした。


みなさんにも幸せの連鎖が広がりますよう!
今週も学校に仕事に頑張っていきましょう〜

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