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内村鑑三『後世への最大遺物』

以前に連続起業家の孫泰蔵氏が推薦しているのを目にして、気になっていた同書。ようやく読む順番が回ってきたが、これは誰にでも薦めたい一冊だ。

(余談:改めて調べると孫氏は色んなメディアで同書に言及している。そのことだけでも同書に対する熱が伝わってくる。)

多分、元々読んだのはこれで…

他にもこんなのとかも…

では、同書についてみてみよう。

内村鑑三氏は、『余はいかにしてキリスト信徒となりしか』でも有名なキリスト教の宗教家・思想家。『後世への最大遺物』は同氏の講演を文字おこししたものです。

簡単に意訳すると、

・世話になったこの世界に何か良いもの残すべきだろう。
・お金儲けを忌避する人は多いが、これも重要な才能である。後世にお金を残すということは尊いこと。しかし、稼ぎ方が汚ければ元も子もないし、そもそもお金を稼ぐことは難しい。
・次に事業を残すと言うこともある。大事業でなければ誰でもできるはずだが、二の足を踏む人はいるだろう。
・何かを書いて残すと言うことも考えられる。立派な文体でなくても、思うままに綴ればそれが思想をなす。ただし、これも文才が無いからと避ける人もいるだろう。
・教育を残すと言うこともある。大きな遺産として数えられるが、何かを教授できる人は多くはないだろう。
・誰にでもできることは立派に生きることである。後世の人に「この人は尊敬されているし、立派に思う。けれども、実際にしたことは自分にもできるかも知れない」と思わせられたなら、これは何よりの遺産になるだろう。

…と言ったところだろうか。講演録と言うこともあり、会場の熱気が伝わってくるような臨場感がある。声に出して読みたい文章だと思った(し、一部そうしてみたら高揚感があったw)。


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