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絶望を希望に変える ードラえもんδー

はじめに

ドラえもんδの定義・開発 ⇄ ドラえもんの本質の思考 → ドラえもんβの開発
のプロセスで、誰もが納得するドラえもんβの実現を目指しています。

ドラえもんδは、過去記事で定義しています。

これまで、ドラえもんは、人間にとっての希望であると強く考えていることを記し、希望とは何かを掘り下げました。

当該記事では、ドラえもんそのものが希望であるなら、ドラえもんはどんな存在か?と考えました。
ここでは、ドラえもんとは、「ひみつ道具を使ったり、会話したりすること等(行動)を通して、人間ののび太(何か)を幸せにしよう(実現)とする気持ち(気持ち)」とまとめました。

「ドラえもん=希望」の再考から得た閃き

これはこれでそうなのかもしれませんが、執筆者である私自身、いまいち腑に落ちないことがありました。それは、そもそも「ドラえもん=希望」として良いのか、ということです。

ドラえもんそのものが希望なら、ドラえもんを作るプロセスは、現在、多くの方々の「希望」になっているかもしれません。一方で、ドラえもんが完成し、読者の皆様がドラえもんのパートナーになれた日、ドラえもんは皆様にとってどんな存在であれば良いのか?考え続けました。

アンテナを張って考えた結果、ふとインスピレーションが得られました。
それは、「ドラえもん=希望」もそうかもしれませんが、ドラえもんは、人間にとっての希望をもたらすきっかけを与えてくれる存在と考えた方がよさそう、ということです。

ドラえもんδと人間の関係性

書籍『希望のつくり方; 玄田有史 著』を読み、希望について勉強したことを、前回記事で記していました。当記事で、当書籍の著者である玄田さんは『震災や戦争から立ち上がってきた岩手県釜石市などでのアンケート調査などから、希望とは何かを考えてきた』先生と紹介していました。

当著者が、『震災や戦争から立ち上がってきた』という表現をしているように、私も、「希望は絶望を知らないとわからないもの」と感じました。

そうであるならば、希望について議論する以前に、そもそも絶望すら感じないようにするのが望ましいという考えもあるかもしれません。またその一方で、人間として生きていく上で、完全に絶望を避けるのも困難に思います。

いつかどこかで、天災が起こり、いつどこで新種のウイルスが発生するかわかりません。仮に、不死身を手にいれ、絶望に苦しむこともなければ良いのかもしれませんが、少なくとも私は、そこに人間味は感じられません。

絶望を感じるのが、人間の性であるならば、人間にとっての希望をもたらす存在であるドラえもんが必要と感じました。

絶望は、人間の赤ちゃんでも感じる感覚だと、感じる機会がありました。
例えば、赤ちゃんにとって、予防接種のための注射は痛くていやなものです。大人でもいやです。そんな時、痛くていやなものだから、赤ちゃんはこの世の終わりのように泣きます。このような状況を経て、赤ちゃんは絶望や失望を感覚的に知っていくように思います。
赤ちゃんはもう一生注射など受けたくないと思い、親もできることなら子供に痛い思いはさせたくないと感じるかもしれません。そんな時、ドラえもんが「いたくないちゅうしゃ!」をポケットから出してくれたら、親子とも少しは希望が見出せると思います。

絶望・失望も、希望も、人間が感じる感覚です。
絶望や失望を経験して、初めて希望がわかるなら、
ドラえもんは、
ひみつ道具を出すなどの行動を通して、絶望・失望から立ち直るきっかけを、人間に与えてくれる存在
と言えるかと思います。

また、ドラえもんδは、
対等な友情関係にあるパートナーありきの、思いやりの心を持ったロボット」と定義していました。
人間ののび太とドラえもんは、対等な友情関係にあるパートナーです。ドラえもんが、希望のきっかけを思いやりの心でのび太に与えてくれたのなら、人間ののび太もドラえもんが絶望したとき、思いやりの心で手を差し伸べ、助け合いながら生きていくと思います。

図示すると、ドラえもんδと人間の関係は、こんな感じでしょうか。

ドラえもんδとのび太の関係性

ひみつ道具の使い方は、のび太次第

これまで述べてきたように、人間ののび太は、絶望・失望から立ち直るきっかけを、ドラえもんからひみつ道具として渡されます。
このとき、与えられたひみつ道具の使い方は、人間ののび太次第です。
ひみつ道具(思いやりの心、立ち直るきっかけ)をどう使うかで、結果的にのび太がどうなっていくかは、漫画やアニメの原作『ドラえもん』が教えてくれていると思います。

まとめ

本記事では、ドラえもんは、絶望や失望から人間が立ち直るきっかけをひみつ道具などを通して与えてくれる存在と考察しました。

これに対して、人間ののび太たちは、与えられたひみつ道具を活用し、自分が抱える問題(絶望や失望)をより良い方向(希望)に変えるよう努め、ドラえもんと共生することが大事と考えました。

さいごに

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。

いつものことながら、私が実現するのか、はたまた次世代を担う子供たちにドラえもんを託すことになるかはわかりませんが、来たる将来ドラえもんが実現するよう、まずは道標を描いていけたらと思っています。

そんなのドラえもんじゃない!とか、私だいきの考え方は間違っている!など意見があれば、しっかり受け止めます。コメントやSNSのDMなどを通じて、教えてください。

次世代を担う君に向けて。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
引き続き、応援よろしくお願いします。

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