見出し画像

私が会社人事に殺された話②

こんにちは

経済的自由を目指すサラリーマンです

前回記事(下記Link)に続き、本記事では私の人事での残念な経験と、私が考える異動戦略について投稿します

私が人事に殺された件

私も一度人事で殺されました

技術・マーケティングの職種を持つ私は、私の経歴やキャリアプランを全く知ろうとしない上司によりインサイド・セールスという、自社を拠点に社内の人間と顧客の対応を行う部署に飛ばされました

この異動の話を受けた時、既に私は自分のキャリア計画を持ち、仕事と自習を通して知識と経験を積んでいました

そのためこの上司に対して経歴と志向を説明し、異動するにしても意向に近い部署へ、と嘆願しましたが、彼からは”現在は他のポストは存在しない”と一蹴されました。また、お決まりの”会社は君に期待している、キャリアを磨いてほしい、グダグダグダ。。。(怒りで覚えていない)

既に15年近く職種経験を積み上げてきたことから、彼(課長)を飛ばして、縁のある複数の部長へ相談しました

部長さんたちは真摯にポストを探してくださり、複数ポストが出てきました。しかし、既に異動の話が役員まで上がっていたこと、また異動先の部署が会社の稼ぎ頭事業であることもあり役員説得は難しいとなり、結果的にそのインサイド・セールスの部署へ異動することになりました

*他の異動先は無いと言い放った彼とは、私が複数の部長と相談すると話した際に、”他の事業だったら事情が分からないからポストがあるかもしれない。結果を共有してくれ”と言いました

この時以来、彼と1分以上話すことはなくなりました


やはり合わなかった異動先

異動後、行く前から想定した通り、仕事はいわゆる営業の仕事であり、会議、電話、メールで仕事をするスタイルで、多くの社内外の人々とのHubとなりProjectを回していく仕事でした

会社の稼ぎ頭でもあることから仕事は多忙で、扱う案件の売り上げ規模も私がこれまで関わった案件の100倍程度あり、会社としては確実にビジネスを成功させる必要がある案件でした

職場では私の経験・知識が役に立つ場面もありましたが、殆どの仕事はは技術・マーケティングのスキルは必要なく、必須スキルは電話、メール、EXCEL、英語でした

私は、このインサイド・セールスは私の経験・志向と合わず、それに加えて我慢して仕事をしても自分の成長には繋がらないと改めて判断しました

そんな中、経験のない仕事、多忙な仕事、やりがいも見いだせない、自分の先行きが分からなくなってきた、等が心に重く乗っかり、仕事中に動悸したり、頭が重くなるなどの体調不良が出て仕事を休むことが増えてきました

その頃、幸運な事に私の経歴を知り、職場へ勧誘してくださる幹部職の方と出会うことが出来ました。その方の内部調整と私から上司への嘆願により、再度マネージメント層で適材適所の観点が議論され、私はその方の事業創出の部署に異動することができました

これはとても幸運なことでした

しかし、この引き抜きが無かったとしても、やはり私は自分の希望する職種・部署への異動を訴えていたと思います


日本のクセが強い異動風習

この話を読んでいる方に、自分自身の異動希望が通るほど世の中甘くない、与えられた職場で全力で取り組むことが重要、と指摘される方も多いかと思っています

私も昔はそうでしたが、欧州での赴任経験、中国での仕事の経験、米国の情報からすると、日本の謎人事は日本独自の風習です

殆どの国は Job Description(仕事内容詳細についての雇う・雇われる側の合意) を元にしていることから、職種は固定されることが当然であり、職種に何年従事していたかが会社内や市場での評価となります

日本企業が異動の理由として使う余った社内人材を足りない部署・職種へ異動させることは、双方の合意(再度Job Decriptionで契約する)が必要になります

そもそも専門ではない人を別の職種に投与することは会社とすれば時間が掛かるし、失敗するリスクがあるため、そのような判断はしないことが普通です

日本の謎人事の根源は、終身雇用の文化があるため、時代や個人の能力により余剰人材が発生してしまうことへの対策と聞いたことがあります

しかし、前回投稿で述べたようにどんな職種でも一人前になるには3年程度かかることを考えると、頻繁に謎人事を連発すると専門を持っている人の割合が減少し、会社としては専門が無い短期バイト社員の集合になってしまうリスクがあると思っています


職種異動のピボット戦略

個人として、百歩譲って新しい職場での新しい職種への挑戦を受け入れるとしても、まだほかに考えなければならないことがあります

それは今と新しい職種の合体スキルの市場評価(転職時の評価)です

例えば、

・営業をしていてマーケティング部署に異動は売るスキル領域を増やせるためプラス評価でしょう

・回路設計技術を持っていて、ソフトウェア部署へ異動することは、全体システム構成まで対応領域が拡大できるため、プラス評価

・機構技術の製品設計をやっていた人が経理に行く場合。両方の職種スキルのシナジーが客観的に見えずらく、経験の浅い経理が主な評価となるでしょう

異なる職種への異動は所謂ピボット戦略が重要かと思います

軸足となる現在の職種があり、現職種のパフォーマンスを更に上げるためとか、複合職種領域での希少化で、別職種を取り込むことは、市場評価が上がるため個人として有益だと思います

事実、過去に私も転職活動を行った経験があり、自分では多彩な経歴は転職に有利だと考えていましたが、転職エージェントによると採用側としては専門性が弱く見えたり、何がしたい人なのか分からない、といった評価でした。転職し易さの観点では10年1職種でやって同じ職種の他社に転職することが転職エージェントと採用企業担当としてはやり易いそうです

そして一つの職種にトッピングを盛るように、海外経験、英語、資格、業界団体活動などを蓄積する方が評価しやすいようです

経済的自由の観点から見た異動戦略

最後に経済的自由を達成する観点で見た異動戦略を述べます

私が考えるサラリーマンの立場での戦略は以下の3つの行動に集中することです(詳細は下記Link記事)

3つの行動は、1.支出を減らす、2.投資する、3.副業するです

この観点からどのような異動・職種が経済的自由を加速させてくれるか?を考えると、以下があります

・業務改善(支出を減らす思考)

・経理(支出の把握、投資銘柄、商品の見極め)

・マーケティング(副業の事業構想、時代にあったチャンスの掴み方)

上記の中で私が経験できたのはマーケティングだけですが、経理・業務改善関係の知識を得るために本などで勉強を行いました。

上記職種でマーケティングだけしかやったことないですが、それでもこの職種はWebやデータを活用するなど未だに職種自体が大きく進化しており、私も不定期に最新のマーケ手法を勉強しています

特にWeb系のマーケティングは、このnoteやYoutubeでの副業の成功を考える上でとても役立つ(いずれは必須科目)知識・経験になると思います

さて、経済的自由を加速させてくれる会社での職種を述べましたが、私の学校での専門は工学部の材料系です

この知識を使って副業などで稼げないかと検討した時期もありましたが、この専門で会社に属さずに稼ぐには、例えば博士課程や技術士などを取得し(無くても良いかもしれませんが)コンサルタント業をやる、動画やコンテンツを発信していくこと(大きな需要あるか分かりませんが)が考えられます

他に稼ぐ手法の可能性あると思いますが、副業として稼ぐには専門の深堀をする必要があることと、やってもニッチな分野で広く売れない(それこそ製造業のエンジニアなど)と考えて、活動はしていません


少し話が広がってきましたが、今日はここまでとします

本投稿が皆さんの異動に対する戦略の参考になれば幸いです


ご覧頂きありがとうございました




サポート頂けると今後の投稿の励みになります!!