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子育て知恵袋―おっぱいは対話だ!

2023/1/17(火):子育て知恵袋⑬
 今日は授乳について。

 今日書くことは「こうであらねばならない!」ということではありません。「子どもとのかかわりしんどいわ…」な気持ちの時には「何か言うてんなぁ」と無視して下さって大丈夫!「病んでまでやらなきゃダメなこと」なんてないので、肩の力を抜いて下さいね。

 今日考えたいのはおっぱい、授乳について。
 授乳は、赤ちゃんにとってのお食事というのはもちろんのこと、大切なコミュニケーションの時間にもなります。
 赤ちゃんを抱いて体温を感じ、飲む勢いを実感して改めて成長と愛情を感じる。きっとそれはパパもママも自然に感じていることでしょう。(パパであってもミルク育児であっても感じるところですよね?)

 もう一つ、保育士として伝えておきたい授乳の効果があります。

 それは「会話」!!

 実は授乳の時間は会話のコミュニケーションを身に着けていくのにとっても大きなチャンスの時間なんです。
 良く「会話のキャッチボール」という言い方をしますよね?
 あれはまさに言い得て妙!
 「相手が話している間は聞く→相手の話が止まったら自分が話す」
というように、会話はまさにキャッチボールと同様に「投げる」「受ける」の交代によって成り立っているもの。

 授乳の時にパパやママが上手に向き合っていると、この会話のベースが育ちやすいと言われています。

 会話のベースの育て方…実は簡単だけど難しい。
 それは「赤ちゃんとエアおしゃべり」!
 

 赤ちゃんの授乳ってリズムがありますよね?
 ジュジュジュって勢い良く吸い込んで、「フウ~」って休憩…そんな風に繰り返しているのが分かると思います。
 その「フウ~」のタイミングに声をかけるのです。
 
 赤ちゃんが飲んでいるときは、赤ちゃんがおしゃべりしている時…そんな風に会話のタイミングを練習していくのです。
 話しかける内容は、「上手に飲めるねぇ」「おいしい?」そんな言葉で大丈夫!急に言葉は…というなら、まずは目を見たり少し体をなでたり…ということから始めて、徐々に言葉にしてみましょう。
(哺乳瓶での授乳も、口元を見ていれば分かります)
 パパ&ママの声にニヤ~なんて笑ってくれたら、もうたまらない幸せな瞬間になってくれると思いますよ。
 心に余裕があるときに導入して、どうぞ赤ちゃんとのかかわりを楽しんでみてください。しかもその楽しい時間のお陰で会話の練習になったら、こんなお得なことはないですよね?!

 でも、それ以上に大切に知っていて欲しいのは、「おっぱいの時には会話の練習をするべき!」と思わなくて良いということ!
 育児に不安なパパ&ママが自由にスマホ検索できる貴重な時間であるのも現実だと思います。上手に息抜きをしながら赤ちゃんとの時間を楽しんでくれえたらいいな♡と思ってお伝えしています。 
 
 ちなみに、この「フゥ~」の時間中に、授乳中であることを忘れてしまっておっぱいを加えたままウトウト…なんて時には、ほっぺを優しく触って声をかけてあげてみてください。「ハッ!」て我に返ってチューチューを再開してくれますよ。
 

今日はここまで!最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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