宮古島日記~出発編~
今、宮古島のアパートでnoteを書いている。今月から3か月間、リゾートバイトで宮古島で働くことにした。これからできるだけ、宮古島で起きたことをnoteで綴っていこうと思う。
出発当日。
平日の通勤ラッシュにLサイズのスーツケースをもって電車内に入ることを異常に心配する。父親譲りのかなりの心配性だなと思う。朝7時台の電車は満員電車はかなり混むから、8時台の電車に乗ってみたら、という母のアドバイスを信じてみたら、確かに7時台より社内にはゆとりがあり、そんなに心配することもなかった。一安心。
神戸空港に着き、下地島空港行きのゲートで待つ。30人くらいの大学生のパリピなサークル団体と、OLやオジサンの団体客が待っていた。皆浮足立っているのがわかる。
飛行機に向かう通路を歩いていると目の前にパリピギャルがいた。どうでもいいがブリーチで脱色した髪色の子が多い。3人組のギャルは自撮りをしだし、「宮古島ァ~フゥ~!」とか言ってかなり興奮気味なご様子だった。そんな彼女たちとは、3メートル位距離をとって歩いた。
真ん中らへんの席はパリピ集団で騒がしかった。まあ学生だし、仕方ないかなと大目に見ていたが、飛行機が離陸したときにギャル数名が「キャァ~!」と叫んだのは飽きれて思わず笑ってしまった。離陸しただけで叫ぶのは子どもでもみたことがない。パリピ集団は離陸準備からヤバイ!ヤバイ!と興奮気味で、離陸で絶頂に達しフィニッシュしたのか、そこからおやつタイムに入り、あっという間にグースカ寝ていた。性行為みたいだが何だか似たようなもんだ。
2時間後、下地島空港に到着。降りた瞬間、熱気と湿気がムアっと押し寄せると、あっという間に東南アジアの気候に包まれた。
ホテルに到着し、地元のスタッフの方に色々と説明を受けた。宮古島出身の若い女性社員の方は、フレンドリーでもなければ、特別愛想が悪いわけでもない。人見知りと、本当はあまり人と接するのが得意じゃないのかな?と勝手に推測。
少しこの時混乱があった。
明日からもちろん仕事をするのかと思ったら、「土曜日が初出勤です。」とあっさり言われる。明日からいきなり4日休みとは今まで聞いたことがない・・。もう少し早く働きたいと申し出たら、現場をまとめている男性が「じゃあ、明日から」とその場での変更。この男性に対し、軽く不信感と不安を感じた。あとで連絡すると言っていたことも全然連絡してこないし。
アパートはホテルから車で20分ほど離れた場所にある。
社用車を貸してくれるということだったが、私はペーパーで乗れないので、これから出勤するときは車が乗れる人に連れて行ってもらって、とのこと。
他人にずっと運転手をしてもらうのは申し訳ない気がするが・・ペーパードライバー講習に行った方がいいんだろうか・・。
アパートに到着。
勝手に海辺にあるもんだと想像していたが、市街地の中にあり、窓の外は思い切り某有名通信会社のビルが建っている。
この辺に宮古島は感じられない、田舎の市街地。
部屋は一見きれいだが、よく見るとトイレやシンク周りも清潔とは言えなかった。そして最悪なことに、キッチンの排水溝に、ヘドロと化した生ごみが放置されていたり、シャワーの排水溝に前の人の髪の毛の山が残されていた。なんで着いて早々、私が前の人の汚物を処理しなきゃいけないんだろう・・と思いながら、ハイターとゴム手袋で掃除をした。あの男性の管理といい、このホテルの管理体制はいい加減なんだなと感じ始めた。やっぱり予想外が起きるのがリゾートバイトだ。
買い物に行こうと外に出ようとしたところ、突然の大雨。大きな水たまりは、排水されず道をさまたげる。スーパーから戻るとヤモリが部屋にいたり。お店の人は特に愛想がいいわけでもなく、いらっしゃいませ、さえ言わない人もいる。人も気候もベトナムにいたときと似ていることに少し嬉しさも感じる。
新しい土地に来ると毎回感じる、期待と不安と心細さ。自分の意思で来たくせに、なんでこんなところまで来てしまったんだろうか、という漠然とした不安。これは慣れると忘れてしまうのだけれど、3年ぶりにまた、違う土地で同じように不安を感じている。
まあ、結局はなんとかなる。
期待しないで、できる範囲で楽しもう。
とりあえず初日はこのへんで。
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