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ミスミアルミフレームでiRacing④(SIMコクピット完成編)
私のブログには、サイト維持やネタ収集、SIM研究のため、広告を含むページがあります。
7月中旬にFANATECにハンドルコントローラー一式を発注。その後、中古フルバケを購入し、ミスミにアルミフレームを設計発注。コクピットの組み立てが終了したのが8月中旬と、約1か月でiRacingの環境が整いました。
今回はアルミフレームの到着から、コクピットの完成まで一気に振り返ります。
なお、これまでの経緯はこちら↓
ミスミアルミフレームでiRacing①(どのようなコクピットがいいか)
ミスミアルミフレームでiRacing②(どのようなポジションにするか)
ミスミアルミフレームでiRacing③(詳細?な設計図)
そして、初めて作ったのでやはり、100%完璧ではないわけで…。この記事を書いた2ヶ月後の感想はこちら↓
データはこちら↓
ミスミからのダンボール開封
アルミって軽いイメージがありますが、意外と重いです。どれだけ重いかというと、運んできてくれた運送会社の人、汗かいてました。(8月って歩いただけでも汗かきますよね笑)申し訳ない。一番長い部材が130㎝なので、150㎝ぐらいの長さの箱でしょうか。幅は40x80の部材が3本入っているので、25㎝程度。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32673567/picture_pc_a722708e65da6ecb3158fda9cf93e280.jpg?width=1200)
ミスミアルミフレームの一番長い部材だけ外に出してみる
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32673598/picture_pc_1e32e14cc90434ca2081fe499423e14f.jpg?width=1200)
ミスミアルミフレームの部材以外の部品たち
結構多いんです。そして、ボルトの長さが2種類あります!ここしっかり注意しておかないと後で大変な目にあいます笑
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32673764/picture_pc_179827013cc897f4466e681512088a68.jpg?width=1200)
理由は、2種類のブラケットの厚みが違い、それぞれ違う長さのボルトが付属しているから(セットの場合)。
短いボルトだと両方のブラケットに使えますが、長いボルトは右のブラケットに使用できません。
![画像35](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32688893/picture_pc_928776cf3d7522bb8b8acda278d5ef28.jpg?width=1200)
ミスミアルミフレーム先入れナットの形状
なぜ「先入れ」って言うかというと、先に入れとかないと後で大変なことになります。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32673644/picture_pc_88d91908ee2b379cf65578091f12fe63.jpg?width=1200)
Fanatecのハンドル(CSW V2.5)が乗る部分を仮組したときの写真
先にナット入れておかないと、足りないことに気づいたら分解してナットを入れ、再び組まないといけなくなるので、必要な数だけ先に入れておくことが大事。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32673673/picture_pc_fa45fcf9d56129667a3967a919769b76.jpg?width=1200)
Twitter民(SIMレーサーの先輩方)を心配させた写真
下の画像上の縦の部材を使ってハンドルを設置予定。Twitterに晒すと、どう「低っ!」とか、「不安!」とかいう反応が笑。私も心配でした笑 しっかり設計したつもりでしたが、他に長い部材が無いか探したほど低いです。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32674313/picture_pc_467426a15ee45507fcc4e80bd09da490.jpg?width=1200)
組んで座ってみないとわからないので、どんどん組んでいく。
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32674823/picture_pc_211fcc99027a7e1a319fc6638f0518f9.jpg?width=1200)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32674308/picture_pc_a813c663834d787b354660ab7abb3983.jpg?width=1200)
まだ仮組状態ですが、こんな感じ。多分Twitter民は、あれ?幅狭くないか?「やっぱり、縦棒低すぎだわ、これ失敗したに違いない!」と思ったに違いない。まだ、僕も半信半疑。
写真の中の当時の私のペダルはこれ↓
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32674524/picture_pc_fdcc5d4fc7b13b2127f652e74943092a.jpg?width=1200)
結構組みあがってきて、「意外と大丈夫そうでしょ?」と投稿しても、成功パスがイメージできないようで…「予断を許さない」との意見(笑
![画像36](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/40725377/picture_pc_f42a2a95d018ed551334420a31832c0c.png?width=1200)
CSL Elite Pedals周りの固定
私の使ってるFanatec Elite Pedals の固定方法。L字ステーにセットで注文したネジや、FANATEC CSL ElITE PEDALS付属のネジボルトを駆使しながらコクピットに固定。ベースとなる4040部材の幅が46㎝と狭く、サイドの4080部材が邪魔をしてナットを固定しながらボルトを回すのに苦労しました。
![画像26](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32682204/picture_pc_7146aecf33e2c9713de64251b9e99c27.jpg?width=1200)
![画像25](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32682191/picture_pc_76a8578df4a1281112fac252cf7fd166.jpg?width=1200)
![画像28](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32682254/picture_pc_52870fc50596e733fec8ef90f26867c9.jpg?width=1200)
![画像27](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32682226/picture_pc_97fb61054bbb2d6ff695c65b1bdae160.jpg?width=1200)
フルバケのコクピットへの固定
サイドステーをメルカリで購入。これにボルトが7本(1本無くしたとのこと)ついて未使用送料込み3000円。
![画像22](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32680166/picture_pc_15bebe014e266da3ccecf4d902064847.jpg)
新品だと安くてこれぐらい。
![画像23](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32680516/picture_pc_3a28a16deee7118dbbc0a2ab2056f8d7.jpg?width=1200)
![画像24](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32680523/picture_pc_bc92ab479418ef7b4801cf11bdad81b0.jpg?width=1200)
後ろから。4040を支える突起付きブラケットは部材一つにつき左右合計2個のみ。突起ついてるし、問題ない。4080をささえているL字金具は突起無し。写真だけじゃわからない方はこちらも↓
載せたらコクピットはこんな感じ。
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32675439/picture_pc_178910450210ba9faad2edeb0d76ae8c.jpg?width=1200)
Fanatecハンドル(CSW V2.5)用の台装着
とりあえず装着してみました。結構ギリギリでしたが、実際に小柄な僕が座った感じだと大丈夫そうでした。
![画像12](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32676827/picture_pc_695b230087628301a1fcc86736775e15.png?width=1200)
ミスミアルミフレームに穴あけ
Fanatec CSW V2.5に付属している型紙で、穴あけ個所をマーキング
![コメント 2020-08-16 212823](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32679991/picture_pc_5d1999aa49579f36f865a61992a5c1cd.png?width=1200)
液体は車やバイクのメンテナンスで使ってるシリコーンスプレー。切削油の代わり。(になっているか分からないけど)
![画像13](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32676924/picture_pc_330650acf38cbb654af644d40286bd5d.jpg?width=1200)
![画像14](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32677222/picture_pc_8a562bb67d6d705198f8b608e303fdc3.jpg?width=1200)
メルカリで中古電動ドリル買ったときにおまけでもらった3mmドリル刃(右)と、ダイソーの大型店舗(中途半端なところだと全然売ってない)で見つけた100均木工用ドリル刃(6㎜)を使用。結構時間がかかったけどゴリゴリやってたら貫通した。金属用の刃と木工用の刃は形状が違うので、その違いかと思います。(2倍速にしたので10分弱の動画)
場所によってはミスミアルミフレームへの穴あけは難しい
断面図。もし穴あけを考えている方がいれば、これをみてよくご検討ください。私の場合は、設計段階で、Fanatec CSW V2.5のネジ穴が部材の真ん中あたりに来そうだということが分かったので穴あけすることに決めました。
#CSW =ClubSport Wheel Baseのこと。↓私のハンコンのモーターはこれ。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32678900/picture_pc_cc23c1dd09c56031d434324a24fa8494.jpg?width=1200)
無事、6㎜の穴が開通
![コメント 2020-08-16 210014](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32677717/picture_pc_e7c23ecbd8cd96bb40449c89c28f9757.png?width=1200)
アルミフレームが届く前日に近くのホームセンターへ行き、ネジとワッシャーを買っていました。ネジはM6の50㎜。ステンレス製。ネジとワッシャーで合計60円しないぐらいだったと思います。ステンレスとアルミの組み合わせはアルミを錆びさせるらしいですが、よく見てみると、ミスミのセットでついてくるナットとかもステンレス製なので、あまり気にしないことにしました。
![画像19](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32678253/picture_pc_5e9a9384b3e83932861c1fef43b1931a.png?width=1200)
Fanatec CSW V2.5付属のネジはM6のピッチ1.0で間違いありません。(実際に確かめました)
![画像18](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32678196/picture_pc_5c352e97f303e0bf41112b2d1d9fea6c.jpg?width=1200)
Fanatec CSW V2.5に貫通していいのは12mmまで。アルミ部材が40㎜&ワッシャー1㎜として考えると、40mmや60㎜のボルトを買うとアウトです。50㎜がちょうどいいと思います。
![画像17](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32678077/picture_pc_b6580de1f513715032ca8ba9595e28c7.jpg?width=1200)
部材がアルミなので、締め付けた時に力が分散するようにワッシャーを買いましたが、結構この部材は強いのでワッシャー無くても問題なさそう。
裏からこんな感じで締め付け。どんぴしゃ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32673303/picture_pc_f7f9904b33a99a79f8f72c5b1059a7ab.jpg?width=1200)
![画像21](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32680067/picture_pc_488d0dda31a88fd6625ead4db5e8a4bb.jpg?width=1200)
とりあえずこんな感じまでにはなりました。
私のハンコンのセットはこんなやつ(2020年11月)
アマゾンだと転売屋さんが40%ほど値上げして売ってこんな感じ。
で、もともとある机を使うとこんな感じ。
![画像29](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32683404/picture_pc_919e8884e9f3f73a6ece044db19aeba2.jpg?width=1200)
↑これだと、モニタの位置が高すぎるので、↓こんな感じで余った部材を使って台を作って、
![画像30](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32683498/picture_pc_b2c4d23a98ebba9038979bdd97d203f0.jpg?width=1200)
テレビの足を取り外して、高さを調節。
![画像31](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32683534/picture_pc_73dadb5660e5f7cff50e338677509e5c.jpg?width=1200)
こんな感じで、完成!
![画像32](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32683561/picture_pc_996f85a0a831eb21fe1e7280e2eef869.jpg?width=1200)
![画像34](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32684145/picture_pc_3184d30fb6d18c21cb746062f94c2efb.jpg?width=1200)
![画像33](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32684119/picture_pc_ffd8b180389dbb115e8edeb6acf8f365.jpg?width=1200)
将来的にはMT用のシフターなんかを取り付けてガチャガチャしてみたいものです。と思っていたら購入してしまいました↓
合計費用
MISUMIアルミフレーム・金具一式 26,430円
フルバケ中古 20,000円
フルバケサイドステー 3,000円
M6x50mmボルト&ワッシャー 60円
合計49,490円
アルミフレーム・金具一式の部品価格については下記の「部品価格詳細」に載せています。
ゲームをする台のために5万円かけてしまったわけですが、5万円あると市販品も買えます。
アルミフレームコクピットの自作に向いている人
モーター部分だけで10万円を超えるような超高トルクのハンコンが欲しい人、かなり高い剛性が欲しい人、将来的にコクピットを宙に浮かせて防振したい人、宙に浮かせて振動スピーカーなるものを取り付けたい人、拡張性を高めたい人、自動車用の椅子が余っていて安価にがっちりとしたフレームを作りたい人はアルミフレーム設計。
設計してまで…(お金はあるけど)という方はDORAPOJI買っておいたらまず困らないかと思います。(シートはご自身でご用意ください)
ハンコンのコクピットの市販品を買ったほうがいい人
なんとなくガッチリとした台が欲しいだけ人は市販品に頼っていい(頼った方がいい)と思います。
私が店頭で触ってみた感じ、↑この商品(STRASSE RCZ01)の台は剛性はありました。ただ、基礎につなぎ目が何点かあるので、↓宙に浮かせる(ふにゃふにゃシステム)ことまで考えている方には向かないでしょう。上記のRCZ01を使われていた方が、高出力のダイレクトドライブへ買い替えたら、補強をする必要が出たり、最終的にはアルミフレームに買い替えているイメージがあります。
下記のようなタイプの折り畳み式は、剛性に難ありです。とりあえず固定する台が欲しいんだという方にはコンパクトでリーズナブルでいいかとは思いますが、本気でやろうとされている方にはお勧めしません。店頭で触ってみてもぐらつきがありましたし、各種Youtubeのプレイ動画をみても、ハンドルが揺れたりしています。ファナテックの硬いペダルだと、安定しません。折りたためるという機能が欲しい方は多いと思いますが、そのような何か守るものがある人(?)は、そもそもFanatec買わない!?
↑Fanatec最廉価のCSLを使用していますが、結構土台がしなっています。
↓Fanatec最強のDDと上記プレーシートを併用してる方もいるようですが…汗
FANATEC製品のブレーキペダルは固く(硬質スポンジ入れてると)、踏んだ時に台がしっかり固定されていないと台ごと動きますので、下記のような台を単独で使うのは避けたほうがいいです。
おわり。
ここに載せときました。
結構長くなってしまいました。興味がある方がいればご覧ください。リツイートしてもらえたら喜びます。
— MASK@iRacing (@Ninja400Tonai) August 16, 2020
アルミフレームでレースゲーム④(完成編)|MASK @Ninja400Tonai #note #自己紹介をゲームで語る https://t.co/1Hn8FWNmWt
このコクピットの説明文を英語にして拡散して外国人にCool!と言わしてみたいなと思ってます。どうすればいいでしょうか。
私のオススメ記事
【関連】
私が使っているCSW V2.5のレビュー
私が使っているClubsports Steering F1 Esportsのレビュー
私が使っているCSL Elite Pedalのレビュー
おわり
現在順次↓こちらへお引っ越し作業中
English Version: DIY Aluminum Race Sim Cockpit Setup for FANATEC 4/4 (Assembling)
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