キャッシュフローにご用心!~独立3か月目の現在地~
早いもので独立して3か月が経とうとしています。いよいよ独立という状態が”日常”の側になったという感じもあり、視野も少しずつ広がってきますね。
一方でかつてはさほど気にしていなかった、「キャッシュフロー」というカベにバッチリぶち当たっています!今回はそのあたりを書いてみます。
売上だけではなく”入金時期”も大事ですね!
経営的な視点としてはまず売上と利益が最も大切です。当たり前ですが自分の人件費だって売上が立たなければ払えません。自分の給料(役員報酬)がないのは大変困ります・・・
そのため自分の行動と思考のリソースを、「年間通して売上をどのように立てるのか」に割いてきました。それはそれでなんとか目途も立ちよかったね、というのが現状でもあります。
一方で若干意識が手薄になってしまっていたのが”キャッシュフロー”です。ざっくり言うと、手元にいくら動かせるお金があるのかという話ですね。
契約から業務の履行、請求と振込まではそれぞれタイムラグがあります。なんなら「こんな仕事あるんだけどどう?」みたいなオファーをいただいてからだと、もはやいつ入金なのかもよく分からないのが変な意味でなく通常です。
そんなふうに入金がない間も、自分の人件費はかかり続けます。業務に必要な経費も同様にかかり続けます。要するに立替金が必要なんですね。ちゃんと出入金の時期もマネジメントして、いかに資金ショートしないかというやりくりをしないといけません。
手元資金を待っているとチャンスを逃すジレンマ
とはいえ「お金が潤沢になるまで動かない」となると、どんどんチャンスを逃していくことになります。人と会ったり新しい学びやチャレンジにお金をかけるのも投資ですが、そういうのを怠ると新しい仕事にもつながりません。
だからベンチャー企業は大規模に資金調達をして、当面は赤字であっても、人を雇ったり設備に投資したりするんですね。また金融機関に利子を払ってでもお金を借りるのも、利子の方が動かないことによる機会損失より安いからですね。
正直なところ、私のような一人社長業だったら短期的な資金不足は「自分銀行」から無利子で借入(役員借入金)すればなんとでもなります。そういう意味で責任は割と小さい範囲で完結できちゃいます。
でもこれちょっと想像すると、大規模な資金調達するベンチャー企業とかは本当にすごいなと思います。数億円とか調達して資本金がジョリジョリ減り続ける状態というのは、すさまじいストレスだろうと推察します。
「うちの社長は365日ずっと働いてるよ!仕事が本当に好きな人なんだなぁ」というベンチャー企業社員の方の言葉を聞いたことがありますが、もしかすると必ずしもそうではなくて、もはや休むより働く方が気持ちが楽なのかもしれませんね・・・!
常に先を見た行動が必要
そんなわけで、改めてとにかく先を見た行動が大事だなと痛感した次第です。人、スキル、マーケット・・・それぞれ先を見ながら、金、時間、気力をどれほど投入をしていくのか。
そして短期・中期・長期のどこで投資回収をしていくのか。こういうのは理屈ではなく体得するものだなぁ、というのが3か月目の学びでした。
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