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仕事について考える その2

前回に引き続き、
もうちょっと管理栄養士という商売について、
書いてみたい、です。


栄養指導は管理栄養士特有の仕事なのか?

栄養指導こそ管理栄養士としての仕事、である。
って、学校で教えられること、ありがち。
「栄養指導してみたいです!」って
新人さんからもよく言われます。

確かに、診療報酬の対象になっているのは、
「管理栄養士による」指導なんだけどね。

だけど、考えてみてほしいことがある。

健康情報はそこいらに転がっている

栄養指導とか言ったって、
健康情報は、当たり前のように身近にあります。

ネット情報やアプリ、
臨床栄養の解説本や病態ごとのお料理本、
TVの健康番組、
あちこちに出回ってるリーフレットやパンフレット。。

こうやって改めて書いてみると、イヤになるほど媒体は多いし、
内容だって専門的なものから一般的なものまであって、
必要な知識は身近にあるし、簡単に手に入ることがわかる。

で。
体調が悪くなった時、
自分の病気について調べてみる患者患者さん、多いです。
気になりますもんね。
話してみると
それなりに情報を知ってることがわかります。

症状から調べてみたり、
医師から告げられた病名で調べてみたり、
知人に聞いてみたり。。

情報探っている中で、
食事療法に関しても調べてみる。
というか、
情報調べてみたら、食事についても触れてることが多いよね。
だから、正誤はともかく
自分の現在の状態についての食事情報を持っている人は、
結構いると、私は想像しています。

管理栄養士に「知ってる」ってことは言わないだけ。
(うまーく誘導しないと教えてくれないっす)

自分の栄養指導に値段を付けてみる

そういう相手に栄養指導するとき、
企業のHPに書いてある内容や、
「食事診断アプリ」の個人評価と比べて、
自分にしか発信できない「特別な情報」が提供できているのか?
指導料の「金額に見合った情報提供」ができているのか?

ここんとこが、
仕事になってるか、なってないか、の
境目になるんだと思う。

タダ情報との違いがはっきり意識できれば、
自分の栄養指導に値段をつけること、できますよね。
診療報酬の価格以上の価値を感じてもらえる指導ができているか、
判断がつくはず。

医療保険の範囲で仕事をしている場合は
定価販売なんだから、
もし、自分で付けた価格がそれ以下だったら、
定価に見合うような内容じゃないと、だめだよね。

たとえ、栄養指導が国から認められた商売だとしても、
タダ情報を集めて、まとめて、整理して、
その結果を
栄養情報として相手に伝えるだけじゃ、
相手は納得してお金を払ってくれないよね。

やりたい仕事を商売にするためには、
どうしたらいいのか

そこの視点が抜けてること、多いんじゃないだろうか?

しっかり見極めて
自分なりの「売り」が何か見えてきたら、
あとはガンバリのみ、なので、
きっと目標にたどりつける。
で、
すごく高価な商品としての「栄養指導」を使って
商売ができると思うのね。

あーほんとうに、
どんどん書きたいことが湧いてくる。
次回もこの続きを書こうっ!

☆彡 今日の写真はタイの「それなりレストラン」で食べた
   アペリティフです。
   左端はトート・マン・クン(直訳:揚げたエビ饅頭)
   右端はポッピア・トート(直訳:揚げ春巻き)
   真ん中の料理は、忘れた。
   味も思い出せないwww

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