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もう一度行きたいお店。徳島「安兵衛」

先日、阿波おどりネタを書いたら、徳島の呑み屋さんのことを思い出した次第で。

2017年、出張で生まれて初めて訪れた徳島。朝から取引先を3社ほど訪問して、最後のお客様のところへ伺ったんですよ。

でもって、まー色々とお話をさせて頂き、そろそろいい時間になってきたし、ホテルにチェックインしていよいよ一人呑みに繰り出すか!って内心ソワソワし始めたりしていたんですが。

そしたら、ご担当者さんから「今日は何か予定あるんですか?」と不意を突かれた投げかけ。それに対して、「そーですねー」って時間稼ぎを狙ってみたものの、小粋な嘘が思いつかず、心ならずも「いや、特に何があるわけじゃないですけど・・・」と言ってしまった自分。当然、ご担当者さんからは「じゃー、せっかくなんで呑みにいきましょうよ!」って。心の中で「あー、やっちまった〜」と絶叫しながら、それでも営業スマイル(=作り笑い)で「いいですね!」って言えちゃう自分がホントに悲しい(;_;)

そんなこんなで、徳島駅前に待ち合わせてご担当者さんと一緒にサシ飲みに行った訳ですよ、はい。

その夜、一軒目に連れて行ってもらったのが「安兵衛」さん。ひと目で古き良き昔の呑み屋さんいうか、大衆食堂の雰囲気を感じさせてくれる店構え。これは案外楽しい夜になりそうだと、一人で沈黙のガッツポーズ(笑)

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まずは、お店に入って案内されたのはカウンター席。ご担当者さん曰く「ここは昼は定食とか出すし、もちろん昼からも呑めるし、人気なんですよ」ときた。もうそういう匂いが店からもお客さんからも溢れ出ていたんで、こっちはすっかりニヤリ顔。さてさて、生ビール頼んでサシ飲みスタート!

こちらの「安兵衛」さん、とにかくメニューが豊富!

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魚から串料理から焼き物、天ぷら、鶏もあれば、うなぎもあるし、何故か寿司まであったりして。豊富なメニューの中でも一番の人気メニューは「鶏のきも焼き」。甘辛いタレで味付けされていて、ビールが進む一品です。

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そんなこんなで、担当者さんにおまかせのオススメ料理で、2人してグビグビ呑んでいたんですが、そしたら「ハモって食べられますか?」って。「えっ?ハモって京都とかで夏に食べられてる、あの鱧ですか??」って思わず聞き返しちゃって。まー、お店の雰囲気からすると高級なハモが出てくるなんてさすがに思えなくて。

ところが担当者さん曰く「京都のハモって、徳島から仕入れているのが多いんですよ。京都に卸すと高値で売れるんですよ。」ってなことを仰って。ちなみに外看板のメニューに確かにハモって。しかも、活ハモって。

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「ハモ食べるなら、徳島ですよ。安いですからね。」って言うんで、頂きました「湯引きハモ」。

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いやー、ハモって高級品じゃないんですね、徳島では。こんなに気楽にハモ食べさせてくれんだもんなー。もうそれだけで、この店に来た甲斐があるってもんですよ、はい。

なんだかんだ言って、この夜はその担当者さんと4軒ほど”はしご酒”をしてしまったんですが(笑)正直、最初は渋々でしたが、その後すっかりその方と意気投合した次第でして。

一人でお店を探して飲み歩くのも最高の贅沢ですが、やはり、地場の名店や老舗は、その土地の人に教わるのが良いですね。

本場の阿波踊りを見物して、大衆酒場でハモを頂く。

また一つ重要ミッションが出来たな( ̄ー ̄)ニヤリ