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アンリマユ
2023年12月21日 13:37
眼を覚ますと、宇宙の中で浮遊している自分に気づいた。目の前には、強大な眼があった。それこそ蚊ほどの大きさの私と比べると計り知れないほどの巨体で、観音像のような姿をしていた。その肌は生きたダイオウイカを思わせるシルバー色で輝き、水銀のような金属質を帯びていた。私が想像していた神聖な存在よりも、むしろエイリアンのような印象を受けた。人間は脳から発せられる電気エネルギーが信号として神経を伝達して
2023年12月20日 11:44
私には小学校4年生から今だに関係が続いてる男友達が居る。子供の頃から私はクラスの中で特異な存在だった。特別いじめられることはなかったが、いつも4、5人の友達と一緒にいて、彼らには「兄貴」と慕われていた。私たちの小さな集団は、時にはクラス全体と対峙することもあった。クラスの行事がある度、私の派閥はクラスの他の生徒たちと対立し、緊張感が漂っていた。そんな時も、彼はいつも私のそばにいた。私たち