アンリマユ

小説書いてます★ 同時並行で色んな小説書いてるので、マガジン読んでくれると嬉しいです❤️(完結作品は表記してます)

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マガジン

  • ポエム

    歌詞候補。

  • エッセイ・短編小説

    エッセイ

  • 光導使🌞真理光明の記録

    光導使 真理光明(こうどうし しんりこうみょう) 心と精神の探求者。無限の真理を求め、光の道を指し示す者。日々の生活の中で悟りを見出し、その光を世界へと広めることを使命とする。様々な知識と経験を通じて得た智慧を、言葉と行動で表現し、人々が自己の内なる光を見つける手助けをする。真理を求める旅は孤独であることも多いが、その道中で出会うすべての魂との繋がりを大切にし、共に成長していくことを願う。 光導使の活動を通じて、常に内面の平和を追求し、外界との調和を模索している。新たな知識とインスピレーションを求め、日々是好日と心得ている。 「私たちが歩む人生の旅路は、外への旅であると同時に、内への旅でもあります。真理を求め、光を分かち合うことで、私たちは本当の意味での自由と解放を経験できるのです。」

  • さよならを教える(完結)

    この物語は、「サヨナラ」 つまり、別れの解体新書だ。 読むことで、『なぜ孤独なのか』『なぜ恋人に振られるのか』『なぜ友達ができないのか』その全てが解き明かされる、まさに魔法の書となっている。 人が離れて行く人。自分が好意を持った相手に好かれ無い人。そんな全ての、哀しき子羊達へ捧げます。

  • 没落貴族の跡取り達の宴

    財閥の跡取りはまだ19歳。そんな時に26歳の放蕩貴族に出会う。修羅の街で繰り広げられる酒と女と暴力の話

最近の記事

真っ赤な鎖

可惜夜(あたらよ)有明の月は花筏(はないかだ) 冷たい凪(なぎ)が愛しさを凍らす。 時雨(しぐれ)が去るのを震えて待ってる。 姫の笑顔だけが小春日和(こはるびより)を運んでくる。 天糸(あまいと) が身体中に巻き付く。苦しくも愛おしい真っ赤な鎖 私を救った蜘蛛の糸。その先に何が有るかは分からないけど、私は登る。

    • 繰り返す恋と失恋

      彼女の余韻だけが残る。こんな夜に小説を書こうと思っても一向に進まない。物語を作る為に必要な脳の何処かが正常に機能してない。目を閉じると昨日見た彼女の顔だけが浮かぶ。それ以外、何にも考えられない。 何度も何度も思い出すだけなのだ。それだけをずっと繰り返してる。時間が無駄に流れて行くのを静かに感じてる。この静かで穏やかな愛しい気持ちは、まるで春の心地よい風を感じるように、私の脳を舐めている。 この恋の余韻のおかげで、穏やかに心地良い眠りにつけそうだが、同時に夢から覚めた時に、

      • 審神者🌘真理光明 猫と話した話。#1

        私が住む霊園の近くには、店内で猫を飼っているバーがある。猫好きの客が集まる場所だが、私は特に猫に興味があるわけではない。 猫という生き物は、私の人生でほとんど縁がなかった存在だ。犬のように愛想が良いわけでもなく、近寄ってくる野良猫も結局は食べ物を求めているだけで、その姿には浅ましささえ感じる。 生存本能で出来た機械のような昆虫とは違うとしても、猫は食べて寝て繁殖することしか考えていないように見える。犬や鷹のように、古くから人間と共存し、狩りの相棒として働いたり、人に褒めら

        • さよならを教える♯7 ∴ 他者は自分を写す鏡

          ショウイチは私に責め立てられてると感じてるようで、顔を引きつらせ、不快感と驚きを露わにしていた。その表情を見つめながら、私は冷静に言葉を続けた。 「きっと自覚がないんだろうけど、ショウイチさんには何度も嫌なことを言われたんだ。不快になるようなことをしてくる人とは、関わりたくない」 自分が発した言葉にデジャブを感じた。過去に何度も同じような忠告を繰り返してきた気がする。私がこうして指摘しても、結局何も変わらなかった。言葉の単語を変えて、表現を取り繕ったとしても、彼が私を見下

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        • ポエム
          7本
        • エッセイ・短編小説
          15本
        • 光導使🌞真理光明の記録
          16本
        • さよならを教える(完結)
          7本
        • 没落貴族の跡取り達の宴
          1本
        • 救済魔神の呪符護符祝詞のコーナー
          9本

        記事

          さよならを教える♯6 ∴ 別れという贈り物

          私は彼に伝えた。「ショウイチさんは僕の話なんて何も聞いてなかった。ただ自分が話したいことを一方的に喋ってるだけ。あんなのは会話じゃないよ」と。すると彼はすかさず否定した。「俺はヤヨイの話をちゃんと聞いていたよ」と、過去を懐かしむように、何年も前に名古屋へ遊びに行ったことや、知人たちと集まって食事をしたことなどを語り始めた。 言われてみれば思い出せることもあったが、私の中ではそれらは遠い過去の出来事で、彼の印象はただ「嫌な人間」だということだけが全ての記憶を覆い尽くして居た。

          さよならを教える♯6 ∴ 別れという贈り物

          さよならを教える♯5 ∴ 別れ話

          公園へ向かう途中、コンビニを見つけた彼は「今日は金持ってるから、ヤヨイにジュースくらいなら奢ってやろう!」と、鼻息を荒くしながら偉そうに宣言した。その高慢な態度は、まるで私から感謝の言葉を待っているかのようだったので、「別に奢ってくれなくていいよ」とそっけなく断った。 私はこれまで何度も彼に酒や食事を奢ってきたし、私の年上の知り合いも彼に何度となくご馳走をしてきた。それでも彼は、お返しをするという感覚がまるでない。相手に支払いをさせては、お礼の言葉を口にするだけで平然とし、

          さよならを教える♯5 ∴ 別れ話

          さよならを教える♯4 ∴ 最後の再会

          自己中心的で我儘な、そして危険な人物に面と向かって縁を切ることを宣言するのは、想像以上にリスクが伴う。ましてや、ショウイチは口を開けば喧嘩自慢を繰り返す、暴力的な性質を持つ人物だ。女性が恋人の男性に別れ話を切り出す際の恐怖と危険を、私は初めて肌で感じた。彼のような相手に対して、礼儀正しく「さようなら」を言う必要などどこにもないのだと痛感した。 そもそも、二度と関わりたいとも思わない相手に、わざわざお別れの挨拶をする理由などない。私がショウイチのような大嫌いな人物と向き合って

          さよならを教える♯4 ∴ 最後の再会

          さよならを教える♯3 ∴ 中年男性の自慢話

          焼き鳥屋でショウイチは、口から鶏肉を撒き散らしながら上機嫌で自分の武勇伝を語り始めた。ヤクザに蹴りを入れて逮捕された話や、空手を習っていて周囲から恐れられているなど、自分がいかに強く凄い人間かを店中に聞こえるほど大声で誇示する。初めは彼の話に耳を傾けていた女性の同僚や、遠巻きに彼の自分語りを聞いていたお店の女性従業員たちも、ものの数秒でその虚飾が透けて見え、ショウイチが単なる残念な中年男性であることに気付き始めた。 特に彼が自分の好みの女性について得意げに語り出した時、周囲

          さよならを教える♯3 ∴ 中年男性の自慢話

          さよならを教える♯2 ∴ ショウイチのプロフィール

          ショウイチは、日に日に薄くなりつつある髪の毛の半分が白髪で覆われた、終わりかけた中年の男だった。私より一回り以上年上で、眉間には深いシワが刻まれている。こけた頬には吹き出物が目立ち、顔全体が薄黒く不健康そうに見えた。その目はまるで死んだ魚のように輝きを失い、何かに怯えているかのような印象を与えるが、口を開けばいつも「喧嘩自慢」が口癖だ。自分は強く、格好良く、頭が良いと思い込んでいるのだが、その言動や外見には、大多数の人が不快に思う要素がぎっしり詰まっていた。 思春期に誰かか

          さよならを教える♯2 ∴ ショウイチのプロフィール

          さよならを教える♯1 ∴ さよなら、ショウイチ

          彼は物凄い勢いでまくし立て、みずからの正当性を主張した。「ヤヨイさんがそう思っているだけで、自分にそんな意図はなかった」といった内容の後、自分の言動を正当化するために、私の理解不足や知識の欠如を指摘し、論破しようとした。その敵対的な態度は私にとって大きなストレスで、不愉快だった。私は冷静に言った。「これが二人が言葉を交わす最後の機会になる。最後くらい、人の話を聞いたらどうだ?」 彼は一瞬びくりとし、押し黙った。さっきまで顔を真っ赤にして自己主張を捲し立てていた彼は、急に言葉

          さよならを教える♯1 ∴ さよなら、ショウイチ

          損害保険登録鑑定人

          今朝の朝食は何を食べているか分かったもんじゃない飼い殺された鶏が工場で大量に産み落とす安い卵の目玉焼きと、何処かに存在してるとされてる帝国ホテルで使用されていると言う少し高いパンだ。 紅茶にブランデーをたっぷりと入れて、空気汚染でやられた甲状腺に血液を送り込みホルモンの分泌を促す。私に取ってた有りふれた日常の朝食だ。 窓の外からは重機械がビルを建設する為に、大きな杭を地面に打ち付けて居るのか、規則正しく2、3秒起きの感覚で窓を揺らす程の大きな音を建ててる。この開発都市では

          損害保険登録鑑定人

          先祖の因縁、長州の末裔が選んだ贖罪の生き方。

          1868年戊辰戦争で我が先祖で有る長州藩は正式に天皇より日本の正規軍と認定され会津は賊軍とされ国家を乱す犯罪者集団と認定された。 300年続いた徳川幕府において会津は国家を代表する正規軍であり、その強さや装備は桁違いだった。それが英国との密約により新式銃を手に入れた薩長は、幕府を降参させ明治新政府軍を樹立。天皇公認の官軍として、これまで正規軍だった会津を中心とする旧幕府軍を国家反逆の賊軍として、正義の名の下に討伐した。 私は山口県教育と言う山口県独自の学問を教わり、その歴

          先祖の因縁、長州の末裔が選んだ贖罪の生き方。

          迫り来る大災•内乱の予知

          第二次世界大戦中、日本政府は兵力を補うために朝鮮の人々を日本人にし、戦地へと送り出した。彼らは日本のために戦うことを強いられ、命を賭けて前線に立った。しかし、戦争が終わり、日本は敗戦国となったとき、その帰属は一変した。かつては同じ日本人とされた朝鮮の人々は、突如として区別され、法的にも社会的にも排除された存在となった。 日本に永住することを余儀なくされた彼らは、国籍や法的地位の問題から正規の職を得ることが難しくなり、生き延びるために裏社会での活動に身を投じざるを得なかった。

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          呪いを受けた話 byスピ兄さん

          彼は、小さなライブスペースのある、小さなバーのマスターだ。歳は30代半ばで、性別問わず人間が好きなんだと思わせる、人たらしな顔をしている。 私が偶然、彼の店で歌うことをきっかけに、彼と知り合った。 そんな彼から「最近、奇妙なことが起きて困っている」との相談を受けた。彼の話によると、隣の店のお客さんが自分の店に来るようになり、それが原因で隣の店の店主から反感を買ってしまった。それをきっかけに、身の回りで不思議なことが起きるようになったというのだ。 バーの備品が立て続けに壊

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          僕は御坊ちゃま 没落貴族の跡取り達の宴 EP1

          主人公 ゼネコン棕櫚藤の御曹司、棕櫚咲夜19歳の学生 友人 父親は警察関係の重役、結び祇園守の小西卓也19歳 先輩 製鉄工業一帯の大地主、丸十字の島津魔裟斗28歳 北九州には子汚い街が有る。この街は長年、ヤクザが蔓延る修羅の街として有名だった。本州にほど近い九州最北端の街で、交易や港の大部分は本州最南部に有る長州に需要が集中しており、国から捨てられた街のような存在だった。 主な産業は競馬や賭博で、本州から追われた人間が数多く住む街だ。日本の政治を牛耳る薩摩長州の権威は

          僕は御坊ちゃま 没落貴族の跡取り達の宴 EP1

          審神者として生きる決意

          私を殺そうと襲って来た人形の悪霊を初めて食べた後は気分が優れなかった。 私には選択の余地がなく、やられる前にやるしかなかった。相手が何者で、どのようにして倒すべきか、自分が死ぬのかどうかもわからない状態だった。女性の姿をしたその霊が私に覆いかぶさると、視界が暗くなり、赤い光に包まれた。心臓が何か見えない力によって掴まれたような感覚がして、このままでは気絶するか、殺されると感じた。 私は決して負けないという意識を強く持ち、心臓が止まらないように祈った。そして、自分の爪でその

          審神者として生きる決意