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フランスあるある

フランス人とかれこれ
10年ほど付き合ってきたなかで
フランス人の特徴
いろいろ気づいたことがあります

そのなかの一つに
「フランス人って謝らない⁉︎」があります

一般化できないこと
日本で暮らしているフランスの方は
ちょっと違うかもしれない
ということもご承知の上で
お読みいただけましたら幸いです
なぜならは郷に入っては郷に従えで
日本にいるフランスの方々は
ちょっと日本人化している
日本語を話されている方は特に
(反対に私は少しフランス人化していますね)

どうして今日この件に関して
書きたくなったといいますと
今日まさにそういう場面に遭遇したからです

1週間ちょっと前
初夏に新調した暖房給湯器が故障しました
暖房機のロールスロイスと呼ばれるブランド
なのに!タイミング悪く!
気温がマイナスまで下がった週に故障しました
暖炉でなんとか家の一部を温め
お湯も出ないから
電気ケトルで沸かしたお湯を桶に入れて
息子ブブのお風呂をしたりなど
工夫して生活していました

そしてやっと今日
給湯器メーカーの技術士さんがきてくれました
(だいたいこの国は日本に比べると
断然アフターサービスが悪いですね)

技術士さんが家に着いて
夫と私をみて
「ボンジュルール・マダム、ボンジュール・ムッシュ」
そして仕事にかかる
私:えっ🤯それだけ?
「この度は申し訳ありませんでした」
は全く期待していないけど
「大変でしたね。どこが悪いのかみてみますね」
とか無いんだ!
と久しぶりにフランス人に対してビックリ

アロルドにちょっと文句を言ってから
2人でフランスと日本の
謝りかたの違いについて話し合いました

フランスでは

①基本的に謝らない。その問題に自分が直接関与しようがしまいが


 例:今回の我が家の暖房給湯器に関して、技術士さんが間違ったことをして被害が出たわけではないので、本人としては「僕が間違ったことしていないから、謝る必要がない」という考え
 

②会社の一員として謝るということも基本的にしない


 例:今回の例だと、技術士さんの問題ではないことは誰でもわかっている。でもその会社の一員として、お客さんに謝ったり、労いの言葉をかけることもしない

③過ちや欠点などを責められても謝らず、どうしてそれをしなかったのか理由を述べ、自分を正当化するのに努める


 例:上司が部下に〇〇時までに〇〇するようにと頼んだのに、部下は頼まれたことをしなかった。そういう時も、自分がなぜそれをしなかったのかを述べる(突っ込みたいのは、上司はどうしてそれをしなかったのは聞いてないことが多いけど、もちろんそんなことは言えず)

④友達どうしてもあまり謝らない


 例: 遅刻しても謝らなくても大丈夫。遅刻するのが当然のような感じ

⑤どうでもいいことで謝れても、仕事や夫婦間で弱みを見せる場面では(必ずと言っていいほど)謝らないことが多い

なぜ謝らないのか?


それにはフランス人の心の底に
こういった気持ちがあるからだと思われます

謝ることによって
・相手に弱みを見せることが嫌
・相手よりも下がった感じになるのが嫌
・自分が間違ったことをしたということを認めるのが嫌

どこでこんなスキルを学ぶのか
それは
フランスの社会がそういう社会なのです

日本は反対に謝りすぎだよね、と夫は言います
なんにでも「ゴメンナサイ」だよねと
私もそう思う
得に気になるのが
朝の通勤ラッシュの時に
電車が数分遅れただけで
車掌さんが「申し訳ございませでした」
と謝るの
あんなに毎日謝っていたら
心が下向きになちゃうよ
と聞いてて私が悲しくなる

どちらが良いと言いませんが
日本とフランスを
足して割った感じの状態がいいのでは〜
なんて思うのいです

皆さんはどのようにお考えですか?

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