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自己紹介〜病院薬剤師も知らなかった漢方の世界

みなさん初めまして。maison de megri(メゾンドメグリ)養生漢方コンシェルジュのタケウチアツコです。

病院で働いていた頃の私

 私は以前は、糖尿患者さんの薬物指導を行う糖尿病療養指導士としてインシュリン注射指導や飲み薬の説明などを長年行ってきました。漢方薬を調剤してお渡しすることは多々ありましたが、西洋薬のように詳しい作用機序(薬の効く仕組み)を説明をすることほとんどなく、「しびれをとる漢方」「便秘の漢方」などざっくりとした説明にとどまる程度。先生から患者さんが聞いておられる説明を患者さんから逆に伺い、あとは漢方のシートに書いてある番号(葛根湯なら①)と日数を間違わずにお渡しできればヨシ。という程度の関わりでした。
正直あまり、というかほとんど漢方に興味はありませんでした。それよりも毎年毎年どんどん新しく出てくる西洋薬の仕組みや使い方、副作用などを勉強することに精一杯でした。(漢方に新薬はありませんからね)

一冊の本との出会い

それから数年、病院を退職して結婚妊娠出産を経て、育児をしていたある日、本屋さんで、ある一冊の本と出会いました。

出雲の漢方薬剤師 堀江昭佳さんが書かれた「血流が全て解決する」です。

その本には、その頃私が地味悩んでいた不調、、、、例えば、産後ものすごく冷え性になったこと、大好きだったお刺身やお寿司を食べるとお腹を壊してしまうこと、不眠というわけではないけど夢をやたらよく見て寝た気がしないこと、髪がバサバサになってしまったり爪が割れやすくなったこと、ぶつけた時にできたアザが全然治らないこと、昼ご飯の後に殺人的に強い睡魔に襲われること、夜の8時くらいになったらどうしようもなくしんどくなってしまうこと、、など自分が「人に言う程ではないけれどなんだか不調」なことの理由と解決方法が「漢方の視点」でとてもわかりやすく書かれていました。

悩んでたのは私だけじゃなかった

私の働いていた病院は、地域で一番大きい総合病院で、千種類以上の薬が置いてあり、ほぼ全ての診療科のお医者さんがいらっしゃいました。薬剤部はそこで使われる全ての薬の調剤管理を行うので、薬剤師である私は病院で出される薬についてはほぼ全て把握していました。ですから、「食後眠い」「寝た気がしない」「冷え性で手足が冷える」「生魚を食べると下痢をする」なんて自分のふわっとした不調は、検査をしてもはっきりした数値や画像では表せないし、病院でもらうどの薬を飲んでも治らないと言うことは十分分かっていたので、解決できるなんて思いもしませんでした。

がしかし!

私と同じ薬剤師である堀江さんが書かれたこの本には、私の産後出てきたこの症状は全て「血が足りていない」ことが原因であると言う事とそれを解決する方法が書いてありました。そしてこの私の悩みのように、ちょっとした不調に悩んでいる日本人女性は大勢いると言うことも。

知らなかった。。全然知らない世界がそこにはありました。10年以上薬剤師としてかなりガッツリ働いてた頃のことです。

漢方・養生ができること

病院薬剤師として、一般の方よりもたくさんの薬に接してきた私も全く知らなかった東洋医学の世界。東洋医学は漢方薬だけではなく、薬膳や鍼灸、日々の暮らし方のコツである「養生」も含みます。

ものすごく発達した現代医学が解決できないことも、2000年以上前に生まれた東洋医学に目を向ければ、体質だからと諦めていた地味に不便で不快な症状や毎日人知れず悩んでいることも解決できる可能性が大いにあるのです

このことを知らない方はまだまだたくさんいると思います。以前の私のように「人に言う程では無いし、受診もわざわざしないけど、毎日が不便で不快でちょっと不安」なことに悩んでる方に、「こんな解決方法もあるよ」、「セルフケアや日々の暮らし方でゴキゲンな明日があなたにもやってくるよ。」ということをお伝えしたくてこの春、maison de megri(メゾンドメグリ)を仲間たちと立ち上げました。

女性の心と体の健康のために

maison de megriでこれから私たちがお伝えすることは、いろんな年代の女性の心と体に役に立てると思っています。

思春期で体と心が変化し始めた女性、仕事で毎日忙しく自分を省みる余裕のない女性、妊娠出産とライフイベントを身を持って体験する女性、日々家族の健康に気を配り食事を作る母として、年齢を重ねることにより変化する体調に戸惑う女性として、年々高齢になってきた親の体調が心配な娘として、

自分や家族の心と体の健康が気になる女性に向けて、様々な無理なくやれる漢方の養生をお伝えすることで、あなたとあなたの家族の心と体が、今より整うお手伝いをしていきたいと思っています。

これから私たちと一緒に、ご機嫌な明日のワタシを見つけましょう!

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