見出し画像

【精神的な自立】『エサをくれるもの』を親にしない / 主体性を取り戻す

2022年以降を生きるために、もっとも重要なことは『主体性を保つこと』です。

アセンションには身魂磨き、ハートを中心に、ハートを開く、瞑想、自分軸、チャクラ云々など…

スピ界隈では色々な言い方がされていますが、すべてに共通している大前提が主体性の有無。というか、そこさえ押さえれば基本オッケーなんです。

愛や感動は『主体性+本音』から生まれてくるもの。末端より根本、発生したものより発生源を見直す方が確実ですよ。

かんたんに言えば『自分で考え』『自分で選ぶ』『その結果の責任を自分でもつ』『自分の価値は自分で決める』
仕事に喩えるなら 株式会社ジブンの代表取締役、経営責任者 として、最終的な判断をくだし、その結果を背負う立場という 自覚と覚悟 をもつ。
主体性は『精神的な自立』と同義です(自活と自立は別の話し)

残念なことに、大半の人は主体性を失っています(無自覚です)
今回は、主体性をなくしてしまう原因と対策を記載しています。

精神支配の基本は『飢餓&エサやり』のマッチポンプ

相手から主体性を奪いとり支配する。
最もかんたんな方法は『餌づけで親になること』
それはカラダだけではなく、ココロも同じです。

当たり前ですが、餌づけするためには、そもそも相手が『飢えている』必要があります。ですから、ワレワレ庶民は 物ごころついた時から徹底的に飢餓感を叩き込まれています。

お前は無価値だ。存在価値がない。居るだけで負債。見た目が美しくない。頭もよくない。何も秀でたものがない。凡庸。迷惑ばかりかける。いくらでも替えのきく物。褒められるとこがない。つまらない。弱っちいダセー奴。なぜ生きているんだ。怠け者。恩知らず。愛される資格がない。鬱陶しい。邪魔。常に許しを請え。申し訳なく思え。萎縮して身の程をわきまえろ。周りをよく見てみろ。お前よりはマシな奴ばかり。お前が一番ダメだ。欠陥品め。調子にのったら叩き潰すぞ。せめてもの償いにすべてを差し出せ。命を投げ出し心を明け渡せ。それでも足りないな。本当にお前は無価値だ。
飢餓を植えつける脅迫
  • 親・恋人からの条件つきの愛情

  • 学校教育における条件つきの評価(執行猶予)

  • 広告によるマスメディアの洗脳

家の中でも外でも、24時間たえず脅迫されています

心は常に飢え渇き、満たされることは一瞬だけ。その一瞬のために人生のすべてを捧げるような、とてつもない搾取。子ども時代からずっと。いつもガクガクブルブル震え、ビクビクオドオド怯え、辛く悲しくて、しんどくて、なにより寂しくて、ギリギリの状態で立っている。

あまりにも脅されすぎて、飢餓状態に慣れて(感覚がマヒして)しまっている。償っていない状態が怖い。ただ居るだけで罪悪感に潰されそう…

そんな状態だから、ちょっとエサをチラつかせるだけで、狙った方向へいくらでも誘導できる。警戒する余裕もないほどガリガリだから、すぐさま食いつく。

『うひゃーおいしい!!助けてくれるいい人!!』
『ありがとう!!あなたが神か!!』

マッチポンプの毒エサ を貪り、空腹が満たされた安堵感から即信用。だんだんと 崇拝に近い感情 を抱くようになります。

『ありがとう!!あなたが神か!!』

それは、子どもが『親』に抱く感情と同じものです

親・親方とはどういう存在でしょうか?
大きくて、強くて、自分を可愛がり、守ってくれる、温かい、ありがたい、大好きな、神に等しいもの。自分の『生殺与奪の権』をにぎる生命線。

タマゴからうまれたばかりのヒヨコは、はじめに見た存在を親だと思い込み、その後をずっとついて回りますよね。あらかじめ強い飢餓で苦しめておくと、この刷り込み効果は人にもあらわれます(年齢問わず)

親方は、自分を生かす尊いもの・絶対的な正義・救世主 として認識されます。

そうして『精神支配の土台』が完成するのです。

子は親を裏切れません

虐待児のほとんどが毒親を嫌いになれないように、『親方認定された存在』は、基本的に何をしても許されてしまいます。

飢餓状態の人にとって、数少ないエサを与えてくれる親方は、生きる望みを失わないための、わずかな希望 だと 錯覚 してしまうんです。

その親方自身が飢餓の原因 とは、夢にも思いません。冷静に考える余裕はとっくに失っているから…。

好きなミュージシャンが犯罪で逮捕された:『音楽に罪はない』と尤もらしいことを言いつつ、結局はミュージシャン自身を擁護していて復帰を喜ぶファン心理。
エサ=音楽などの娯楽・一体感
体罰の激しい体育教師が、生徒に大怪我をさせた:『いい先生だから』『今回は不幸な事故』『きっと生徒に問題があった』と、ありがたく子を生贄にさしだす親ごころ。
エサ=正当化したイジメ・開放感

ボロがでそうになったら、こ綺麗なラベルでごまかす。
『愛国心』『愛社精神』『プロ意識』『優等生』『尊敬』『愛のムチ』など…。

パッと見は無害な人格者なので文句もつけられません。そうして日々ジワジワと精神は侵略され、主体性を喪失していきます。

親方は人や組織だけじゃない

親・教師・上司・学校・会社・・・
実体のあるものだけが親方ではありません。

無価値な自分に・社会的な価値を付与し・漠然と保証するもの。
こうした物や概念は、なんでも親方になりえます。

本当に厄介なのは、こうした『目に見えない親方』です。

『属性』というブランド価値

高学歴、エリート、高収入の職業、大手企業勤め、高級住宅地やタワマンの居住、ハイブランド品を所有、流行のファッション・ヘアメイクをしている、フォロワー数・チャンネル登録数が多い…

こうした『皆が認めるブランド価値』は、かりそめの安心感を与えてくれるので、飢餓をやわらげます。

もちろん、それは内から生まれるものではなく、外から与えられる 痛み止め(麻薬)でしかありません。

しかし、飢餓に喘ぐものにとっては、麻薬すらも 貴重な栄養源 です。

もちろん毒であり、食らうほど渇きが増す副作用 がありますが、先々のことなど考える余裕はないので、目の前の毒に齧りつきます。

属性は セレブリティ・知名度・勝ち組 などの高級ブランドだけではありません。

  • 箸の持ち方が正しいか

  • 美しい文字が書けるか

  • 言葉使い、声色、所作が美しいか

  • 歴史をどれだけ暗記しているか

こうした『一般常識』『一般教養』などの中級ブランドもあります。

多くは、教育機関から評価される基準。要は『権威のお墨つき』『権威の太鼓判』という安全保証のラベルです。

例えば『芸能人の箸の持ち方がすこし変だった』というだけで、ボロクソに叩くタイプの人はここに親方(精神支配)があり、歪んだ優越感をエサにしています。

さらには

  • 毎日これだけ頑張ってる!!

  • あの習慣は欠かさない!!

  • それだけは何としてでも避ける!!

  • 工夫すればなんとかなる!!

涙ぐましい努力』という無数の低級ブランドもあります。多くの人にとっては、低級・中級ブランド方が馴染み深いものでしょう。

実際の人物・組織とちがって、属性は廃れることはあっても死ぬことはないので、とても使い勝手がいいのです。かかる元手は 広告費 のみ。

作っては壊し、古びてはリサイクルし、手を替え品を替え無限に生み出せますから、『大衆用のリーズナブルな撒き餌』として 日々テレビやSNSで大量生産されています。

低級〜中級ブランドは、それぞれの難易度は低いかわりに『数』で縛り上げます。チリツモのガンジガラメ。
『キャッチコピー』に御用心

どうすれば精神支配を脱することができるのか?

ここで冒頭の話しにもどりますが、主体性をもつ・保つ・取り戻す=精神的に自立すること に尽きます。

自分自身の価値を『社会的な基準』『客観的に見て』など 外側から得ようとしていませんか?

自分の存在価値を問う時、何かを判断する時、決断する時。
いちいち親方(支配者・支配属性)にお伺いをたてるクセ をやめましょう

その親方は 恐怖心が落とした影 にすぎません。主体はあなたであり、影ではありません。

『気づいた!』といういしき をあてて、ちゃっちゃと脳内から追い出しましょう。

影とは『長い付きあい』かもしれませんが、それは主体性を喪失していた『支配の長さ』であり『歴史的遺産』ではありません。
慣れ親しんだ鎖だからと、妙な愛着を感じて惜しむことはありません。それは『ただの足枷』です。断ち切ってください。
『お伺い』をたてない

身魂磨きの基本は『引き算』

新しくなにかをするのではなく、まず余計なことをやめましょう。

やりたくない事を一生懸命やり、欲しくないものを欲しがり、ゴミの収集とキープに大枚をはたき、関心のないものを褒め称え追いかける。

あなたが『本音本心で選んでいない物事・思想・習慣』すべてとサヨウナラしてください。1つ1つで構いません。初めはどんなに小さなことでもいいです。周りの目や意見は気にしないでください。

別れがたいときは『卒業』をイメージして、ありがとうの気持ちで、送り出す気持ちでサヨナラしましょう。
『ありがとね、さようなら』

周りと同調しないことで『浮く』ことがあっても、それはあなたが自由を手に入れ、自由意志の行使を許し、家畜奴隷でなくなった証。主体性を取り戻している証なのです。

居心地がわるいのは一瞬だけ。そこで離れていく関係は、もはや不要な縁。じょじょに身軽になっていく爽快感と『本来の自分らしさ』を取り戻す喜び が上回ります。

やがて、誰かからエサを与えられずとも、内側から心身ともに満たされるようになり、誰の脅迫にも屈しない精神が復活します。

いかがでしたでしょうか?

飢餓を植えつける脅迫、マッチポンプの救い、エサをくれる親方という偽物の救世主、宗教めいたブランド属性。

多かれ少なかれ、すべての人が 精神支配・精神汚染 をうけて、主体性を失っています。

『主体性を失うメリット』もある
何も自分で決めなくていい、迷わなくていい、そして失敗しても100%自分のせいにはならない。おまかせ自動運転モードなのでラクちんです。

もちろん、それがラクに感じるのは短期的な目線でのこと。長い目でみれば『不自由の辛さ・引き寄せを失うしんどさ』という、多大なるデメリットの方が多いです。

飢餓感で飼い慣らされた人が目を覚ますには、目の前のエサが毒エサであることを理解し、毒エサ依存の悪循環を断ち切らなくてはなりません。

しかし・・・あまりに飢餓が強い人は、たとえ毒エサを捨てる機会があっても、餓死を恐れて食べてしまいます。

食べるか、食べないか・・・葛藤の果てに混乱し、『待て』を提案した人に『いいから食わせろ!!』と噛みつくことも多いものです。

しかし、そのような押し問答も 2022年が最後 となりそうですね。

内容のちかい記事はこちら

自然栽培・オーガニック食品の生産者に還元します