ミサは世の中よりも、月のことが好き
気だるそうな喋り方も私に振り向いてくれないとこも都合いいように使ってくるとこも好きだよー。ふとしたときに思い出すのは君の体温だし優しさだし、君のせいで泣きわめく夜があってもなんだかんだ好きだし。ねえ、私、君にだけ一途なんだよ、知ってた?いつも絶望と死界の狭間で遠い過去を見つめている君は私の目を見てくれたことなんてないから知らないんだろうけど、ね。キスもハグもいらないよ、ただ好きって言って頭を撫でてくれるだけでいいの、いいんだよお。少しでも君に近づきたくて真似した絶望だってお薬