ロックダウン中のNYだからこそ出来た映画作り
まだまだ自粛期間中のニューヨーク。先週からフェーズ2に移行して、店外での飲食や美容室などの営業が再開されていますが、閉まっている店やビジネスもまだまだ多く自粛ムードが続いています。
そんな中、わたくし学校を卒業した直後からコツコツとショートフィルム製作に取り組んでおりました。
撮影は全てZOOM上。要はZOOM上で会話をしているシーンばかりで構成してお話を作るわけです。
不自然に感じるかもしれませんが、ロックダウンになってからのニューヨークでここ3ヶ月半、実際に私の身の回りで起きる交流は全てZOOM上で交わされています。
まるで自分のソーシャルライフはZOOM上のあの狭い四角の中にしか存在しないかのように、今の私には、人と人との繋がりは全てデジタル化されたような気すらします。
その漠然とした孤独感と喪失感、そして何とか自分の枠外に居場所を確保しておきたいような焦りを表現できるような作品なら、ピッタリじゃないかと思いました。
と、ここまで話すと、なんかめちゃくちゃDepressingな映画を作ったように聞こえますが…
私の作品はコメディです。
大丈夫。
ただでさえ、辛いことの多い世の中で更にゲンナリさせるようなものは作りません。
また、幸い演劇学校を終えたばかりの私は友達がほとんど役者です。そして、何でも良いから演技できる場所が欲しいのは皆いっしょ。
有難い事に芸歴も長くプロとして活躍する先生たちにまで協力してもらう事が出来ました!
これは正直、ロックダウン中のこの特殊な環境でなかったら、なかなか叶わなかった環境だと思います。
正に今だから出来たこと。
逆に、ロックダウンでなければ1ヶ月間映画作りだけに集中するような生活も出来なかったでしょうし?
交流が全てZOOM上で行われてるような不思議な世の中になっていなければ、思いつきも、成り立ちもしない映画な訳です。
そして、この時代を今生きてる人たちにしか理解できない要素だと思います。
映画のタイトルは『ZOOM DATE』
テーマはオンラインデートです。
いや、ふと思ったんですよ!
みんな家に閉じこもるしかなかったら絶対オンラインデートし始めるんじゃないかな?って。
しかも実際に会う前にZOOMでデートするってなったら敷居も低いし安全だよな、と。
ある意味、未来を予測した人みたいな気分になりました。
「こ!これはぁ!」と。
なので、
オンラインデートを始めてみて、ZOOM上で色んな人とデートし始める人のお話です。
ちなみに私自身はオンラインデートが大の苦手です。
アプリもインストールしてから長くて1週間、短くて5分くらいで消してしまいます。
なので全てフィクションです。うふふ。
いろーんなキャラクターが登場するので、面白いと思います。
もちろん日本語字幕付きですので。
是非ご鑑賞下さいまし。
。。。
ご覧いただけました?
ホントに?ありがとうございます!30分以上あるので結構「意外と長っ!」と思われるかなと思いましたが、ご覧頂けたのであれば光栄でございます。
ご鑑賞頂けた方はありがとうございました!心より感謝申し上げます!
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