MAI NAKAZATO

バイリンガル女優/アーティスト。「もっと学びたい!」と思い、30代でNY演劇学校に入り…

MAI NAKAZATO

バイリンガル女優/アーティスト。「もっと学びたい!」と思い、30代でNY演劇学校に入り直したらコロナ直撃。フライト運休で帰国もできず、NYから見る世界のエンタメ業界についてや、本場NYで学んだ演劇についての話、海外生活についてなど、シェアしていけたらなと思っておりまする。

最近の記事

コロナ禍の帰国体験記

帰ってまいりました。日本。 度重なる運休を経て、一時はもう帰れないんじゃないかとすら思ったくらいでしたが、ようやく帰国できました。 しかし、帰国に際しては水際対策でどんな状況になっているのかが全く分からず物凄く心配でした! 普段ツイッターとか全然使わないのですが、検索して最近帰国した人が情報を載せていないか調べたり、noteでも一つ参考になる記事を見つけたけども、想像するととても心配になってしまったり… 正直、私の体験した帰国は予想と全然違いました!もちろん、帰国した

    • ロックダウン中のNYだからこそ出来た映画作り

      まだまだ自粛期間中のニューヨーク。先週からフェーズ2に移行して、店外での飲食や美容室などの営業が再開されていますが、閉まっている店やビジネスもまだまだ多く自粛ムードが続いています。 そんな中、わたくし学校を卒業した直後からコツコツとショートフィルム製作に取り組んでおりました。 撮影は全てZOOM上。要はZOOM上で会話をしているシーンばかりで構成してお話を作るわけです。 不自然に感じるかもしれませんが、ロックダウンになってからのニューヨークでここ3ヶ月半、実際に私の身の

      • 『女優』と名乗ることの難しさ

        ご無沙汰しております。 最近ロックダウンとは言えバタバタしており…理由の一つには気温が暑くなった途端部屋に害虫が出始めてそいつらとの戦いが大変だったというのもあるのですが… 実は今朝、知り合いのディレクターが担当しているZoom生配信番組に出演しました。毎回色んなテーマを色んな人を招いて話し合うような番組で、結構名前の知れた方々もゲストでいらっしゃるのですが、何故か「夜の街」というテーマの回に私は招かれました。ニューヨークに現在いる人が欲しかったらしく、単純に「あ!あいつ

        • 30代半ばでNYの演劇学校へ通った理由と感想

          昨年の4月頃だったかと思いますが、イギリスの事務所に興味を持ってもらって早ければ1ヶ月後にはビザを発行してもらってイギリスで女優活動ができるかも!となっていた矢先、散々期待させておいて「やはり演劇専攻で学歴がないとビザ取得が難しいと判断した」と断られたんです。 正直打撃が大きかったです。 私は元々はずっと絵画を習っていて、大学では映画製作を専攻していました。小さい頃から「あなたはアーティストになる!」という親の期待が大きく「演技をしたい」という私の言葉は両親にはなかなか響

        コロナ禍の帰国体験記

          コロナ禍で起きている BLACK LIVES MATTERデモから考えさせられたこと

          みなさんご存知かと思いますが、先月末にミネアポリスで起きたGeorge Floydさんの事件を受けて、アメリカのみならず世界の都市でBLACK LIVES MATTER のプロテストが行われています。 この記事に使っている写真は全てマンハッタンに住む私の友人Rik Nagelがピッツバーグで行われたデモ行進で撮影したものです。 亡くなった当時46歳だったGeorge Floydさんは、2メートル近い身長がある穏やかな性格な人だったらしく、周囲の人たちからは"GENTLE GI

          コロナ禍で起きている BLACK LIVES MATTERデモから考えさせられたこと

          NYで感じる エンタメ業界のこれから

          まさか世界がこんなことになるとは知る由もなく、ワタクシ演劇学校へ通うべく昨年からニューヨークにおります。 3月頭くらいにはクラスメイトたちと「ここは休校にならないでしょ。小規模だし。」とか話していたのに、2週間後には休校になり、バイト先が閉店し、映画館もブロードウェイも一斉にクローズし、ホント「あっ!」という間に世界最悪のコロナホットスポットになってしまったニューヨーク。 4月からオンラインで学校は再開したものの、ヴァーチャルで演技を勉強するという変な感覚にみんな抵抗はありな

          NYで感じる エンタメ業界のこれから