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コロナ禍の帰国体験記

帰ってまいりました。日本。

度重なる運休を経て、一時はもう帰れないんじゃないかとすら思ったくらいでしたが、ようやく帰国できました。

しかし、帰国に際しては水際対策でどんな状況になっているのかが全く分からず物凄く心配でした!

普段ツイッターとか全然使わないのですが、検索して最近帰国した人が情報を載せていないか調べたり、noteでも一つ参考になる記事を見つけたけども、想像するととても心配になってしまったり…

正直、私の体験した帰国は予想と全然違いました!

もちろん、帰国した時の時間帯や混雑状況によっても変わってくるかとは思いますが、私と同じく全貌がつかめずに心配な方も多いと思うので、これから帰国する人たちの為に実体験や感想を書きたいと思います!

フライトや空港の状況

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まず、空港や飛行機ですが、これに関しては色んな人が話してた通りガラガラでした。

飛行機に関しては、私が利用した7月のJAL便は減便になっていたので、一番最初の日は売り切れてしまってたので実際に満席だったのか、などは分かりませんが、私が利用した便に関していえば客数は半分か3分の1くらいかな?と言った感じでした。隣だけでなく斜め前や後ろの席も人がいなかったのでとっても気楽にのんびりできました。

空港に関してもやはりガラガラで、出国手続きの列もありませんでした。(7月8日〜9日JFK)

働いてる人たちはもちろんみんなマスクやフェイスシールドを使っていて、免税店など店はほとんど閉まっています飲食店系はやってました。ラウンジも閉まっているので、使えない代わりに$20分の飲食店で使用できるヴァウチャーもくれたのでとても有り難かったです。

☆搭乗前に大きめな飲み物を買っておくべき☆

日本の空港に着いてからですが、いつものように自由が利きません。

まず、基本団体行動で行ける場所も限られてるので、搭乗前に飲み物などを買っておくことをオススメします。

というのも、日本の空港で待機場所となっている部屋に自販機があったりしますが釣り銭切れのことが多いみたいで、私も買おうとしましたが千円のお釣りがなくて買えませんでした。長時間並んだり待ったりすることが予測されるので、飲み物が欲しくなると思います。

私は搭乗前に大きめのペットボトルを買って、出国審査前に空にした水筒に水を入れられるようにしておきました。入りきらなかった分は飛行機内で飲むようにして、機内でもらえる小さなペットボトルなども到着後に飲めるように取っておきました。

飛行機の中で書く書類

飛行機に乗った後、入国時に検疫所へ提出する書類を渡されます。確か6枚前後あったかと思いますが、主に「体調について(服用している薬があるかなど)」「いつからいつまでどこへ滞在するか」「自粛中に連絡が取れる連絡先」などを記入する必要があります。

税関の申請書類とかもいつも通り記入するので大丈夫かと思いますが、ペンを持ってくのをお忘れなく!

ちなみに、この書類で解熱剤や痛み止めなどを飲んでいると記載するように書いてあるのですが、これが個人的に面倒臭かったです。何も飲んでなかったんですが、私は偏頭痛持ちで、この日もちょっと頭が痛くなりそうだなという予兆があったので本当は痛み止めを飲みたかったんですけど、飲んだら申請しなきゃいけないなと思ったし、申請したら色々聞かれたり調べたれたり面倒臭そうだなと思い、我慢することにしました 笑 幸い周りに人がいなかったので思い切り足伸ばして色んな所マッサージしたりストレッチしまくったら楽になりましたけど。

余談

ですが、機内でのCAさんの対応やサービスがいつもより心がこもってた気がしました。わざわざ最初に自己紹介までしに来てくれたり、搭乗前には直筆のメッセージカードまでくれました。

到着後の空港ですること(羽田空港の場合)

まず、着陸後は大抵待たされるかと思います。

これは他の人も書いていたのを読んだので予測はしていましたが、結構いつもの要領でシートベルトサインが消えた瞬間席を立って荷物を持って並び始める人が多かったのでお伝えしておきます。

検疫所が新しく入国してくる乗客を受け入れる準備をするのに時間がかかるので待つ必要があります。

私たちの場合は30分ほど待たされました。

その間に飛行機内のトイレは使用できます。

降りる準備ができたとアナウンスが入ったらいつものように並んで外に出ます。飛行機を降りると、係りの人がいたる所に立っていて誘導してくれて、説明を受けるための部屋に入るように言われます。

まず、この説明会で①小さい子供がいる家族、手伝いが必要な人 ②公共交通機関を使わずに帰れる人 ③各自手配した方法で14日間の待機場所に向かう人 の3グループに分けられ、この順番で面談をしていきます。私は③なので最後まで部屋で待つグループです。

各グループごとに並んで、部屋の出口前に座っている検閲所の人たちに機内で記入した書類を渡して質問に答えていきます。

それが終わると、そのままその部屋を出てPCR検査をする部屋まで行くように言われます。この時もPCR検査を行うところまで係りの人が立っていて案内してくれます。

列に並んで待ちましたが、以前ニュースで見たみたいに何時間もかかりはしませんでした。私の乗っていた便の人たちだけだったので、多分20分弱くらい並んだかと思います。

私が行った時はPCR検査を受けるブースは5つくらい設けられてました。

自分の番が来たら空いてるブースに入り、指示される通りマスクを口のところまで下ろして上を向きます。担当の人はみんな良い人たちでした。

ほっそい綿棒みたいなのをこれでもかってくらい奥まで入れていきます。正直私は痛かったです。鼻から思いっきり水吸い込んじゃった時みたいな痛みでした。

検査自体は5秒くらいで終わります。

その後また次の列に並んで、今度は入国後の移動について詳しくと面談されます。

私の場合は主にどんな所に滞在するのか、またどうやってそこまで移動するのかを聞かれました。

私は帰国者対象に14日間の滞在サポートをしているサービスを利用しているので、その説明をすると「ウィークリーかマンスリーかで変わってくるんだけど、どっちかな」と言われました。ハイヤーでの移動だったので、恐らく、どちらかによっては検査結果を待たずに移動できるんだと思います。

結局、私の滞在先から「陰性の確認が取れた後の入室」と言われていたので、また別の部屋に移動してそこで待機するように言われました。これは「検査結果を待つまで解放されないグループ」に加えられた感じです。

言われた部屋まで行くと最初に説明会が行われた部屋でした。(この部屋を出てからここに戻るまで大体1時間くらいかと思います)

またそこに入って待っていると、全員揃った頃にアナウンスが始まり、その日に空港待機で検査待ちができる場所がもうないので、これから政府指定のホテルに移動してもらい、そこで2泊3日滞在してもらう、と言われました。

これも下調べである程度予測していたことなので納得しましたが、中には当日移動できると思って自分でハイヤーなど雇ってた人も多く、みんな電話対応で予約変更などに追われていました。

ちなみに、この時にどのホテルに滞在するかも発表されます。

恐らくそんなに色んなホテルがあるわけではないと思うので、浦安にあるリゾートホテルになるのではないかなと思います。

☆帰国者対象の滞在サポートがオススメな理由☆

私が利用したのはコチラ↓↓↓

利用して良かったなと思った大きな理由がいくつかあります。

まず一つ目は、やむを得ない予約の変更が無料で陽性になった場合のキャンセルは全額返金という保障のありがたさ。

私は元々5月末に帰国する予定が3回も運休になりました。元々5月帰国でこちらのサービスを予約してましたが、その後度重なる変更を全て無料ですることが出来ました。また、変更のせいで元々予約していた部屋が使えなくなってしまいましたが、代わりに同じくらいの金額で使える部屋を割り当ててくれました。

次に、このサービスにはハイヤーの手配も含まれており、会社が管理しているので自分で予約の変更などをする必要がありませんでした。

とにかく今回の帰国に際して一番大変だったのが度重なる予定の変更だったので、一つの窓口で全て対応してもらえるのは本当に便利です。

空港に着いてからでないと、ホテル待機になるのか空港待機になるのかも分からないので、現にハイヤーへの連絡作業に追われてる人がたくさんいました。私の利用したサービスは帰国者対象なので、前例から大体どんな流れになるかの理解もあり、夕方以降に到着する便は翌日か翌々日まで解放されないだろうという情報もくれていました。

結局ホテルに2泊3日になると分かった際にそれを伝えるとそのように調整もしてくれましたし、ホテルまで直接ピックアップにも来てくれてとても助かりました。

また、この会社とのやりとりは全てLINEで行なっていて、これが意外と助かりました。まだ日本で使える電話番号がないので、Wi-Fiさえあれば使えるLINEは本当に有り難かったです。

空港からホテルへ

ホテルへ移動する準備ができると、また団体行動で空港内を移動していきます。

サーモグラフィーを通り過ぎ、いつも通り入国審査をしますが、人数が少ないのでとてもスムーズです。

入国審査を終えると、既に私のいるグループの荷物が振り分けられて置いてあります。そこから自分の荷物を取って税関を通り、到着ロビーに出たら指定の場所で他の人たちを待つように言われます。

空港からホテルまではバスで移動しますが、このバスにはみんなそれぞれ窓側の席のみに着席が許され、全ての椅子にビニールが被さっていて、運転席と客席の間もビニールのカーテンで遮られています。

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カーテンも全てしっかり閉まっていて異様な雰囲気でしたが、私はカーテン開けて普通に外見ていました。カーテンが閉まってる理由がよくわからないので。既にどのホテルに行くかも分かってますし、私たちの顔が外から見える事に気を使ってくれてるとかであれば私は別に見えてもいいかと思ったので。

約1時間弱でホテルに到着し、防護服を着たスタッフたちに出迎えられます。

荷物を受け取って入り口を入ると、部屋割りがされ、お弁当と飲み物を持って部屋まで行くように言われます。ちなみにこの時鍵は渡されません。ホテル滞在中は1歩たりとも外へ出ることが許されていないので、鍵を渡す必要がないという感じです。喫煙と飲酒も許されていないので、これ好きな人は結構辛いかもですね。

エレベーターは1度に一人ずつしか乗れず、私たちがボタンを触ることは許されません。スタッフがボタンを押してくれるので、ただ中に乗って待ちます。

エレベーターを降りたところにもスタッフが立っています。

素敵なホテル

ホテルの部屋はストッパーがかかった状態でドアが解放されているので、中へ入りストッパーを外します。

私は17階のオーシャンビューが堪能できるダブルベッドルームだったので快適そのものでした。

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飲み物や食べ物が不自由だと話す人がいたので心配していましたが、部屋には2リットルのいろはすが用意してありましたし、お弁当にも毎回飲み物が付いて来ます。

食事は1日3回、だいたい朝の8:30、昼の12:30、夜の6:30頃に配布されます。

スタッフが配布し始めるとアナウンスが流れ、外に出ないようにと言われます。配り終わるとまたアナウンスが流れて、マスクをしてドアノブにかかっているお弁当を受け取るようにと言われます。

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お弁当はロケ弁みたいな感じです。

私はロケ弁に結構慣れているので、全然違和感がありませんでした。

他の人が書かれていたnoteの記事に「弁当が冷たくて温かいものが欲しくなる」と書かれていましたが、私の場合部屋に電子ケトルもありましたし、ルイボスティーのティーバッグも持ってたので何不自由なく優雅なホテル生活を満喫できました。

もし温かいものが恋しくなりそうと感じる方はお湯で作れるインスタント系を持っていってもいいかもしれませんね。

私もお腹空くのが怖くて大量のプロテインバーとかを買っていってたので重宝しました。パウダープロテインも水があれば飲めるので便利でしたよ!

ちなみにホテル到着前に食事に関するアンケートに記入をして、それと引き換えに部屋割りをされる感じだったんですが、そのアンケール内容は特に配布される食事に影響ないのでご了承を。「食べれないものがある人は自分で気をつけてください」って言ってました 笑

リゾートホテルなので、アメニティも充実してますし、本当に快適だと思います!

ちなみに、何かあるとホテルで検閲所の係員たちが対応してくれます。ホテルのレセプションは営業しておらず、代わりに検閲の事務局につながる内線番号を知らされます。分からないことや必要なことなどは全てそこに連絡を取りながら進める事になると思います。

検査結果が出た後

ホテル待機の場合、翌日に検査結果を知らせる連絡が来ます。(私は大体昼過ぎ頃に連絡を受けました)

私は日本で使える電話番号がなかったので、母の携帯に連絡が入ると言われていましたが、なぜがホテルの部屋に連絡が来て陰性だと知らされました。

本来2泊3日になりますが、陰性とわかれば家族などが迎えに来てくれる、というような人は翌日に退室することも可能だそうです。その辺は検閲所の人たちの面談の際に聞いてみるといいかもしれません。

3日目の朝10時頃から羽田空港と羽田空港近郊のホテル行きバスが出発します。その後に成田空港と成田空港近郊のホテル行きバスも出発します。

私は滞在先が車をホテルまで送ってくれる事になっていたので、その場合は午後1時から3時の間にピックアップに来てもらう事になっていました。時間が分かり次第、ホテル内の事務局に連絡して車種や車の色、ピックアップ予定時間など詳しく知らせる必要があります。

車が到着した確認を事務局がすると、部屋から退室するように言われます。

最後に

と、長くなりましたが、正直この情報は私も帰国する前に本当に欲しいと思っていた情報でした。

色々把握してないと心配になってしまうので、到着してからもナーバスだったんですが、結果的に全てスムーズで快適だったと思います。

もちろん事前に準備しておいてよかったと思うことも多かったですが、やっぱり日本は丁寧すぎるくらいに対応がしっかりしているなあと実感しました。

検閲所の人たちもみんな親切ですし、安心して帰って来れるかと思います。

ただ、本当に詳しく色々と聞かれるので、移動手段や滞在先などをちゃんと確保して情報を持っておくことが大事です。これが出来てないと、時間もかかりますし、面倒な事になるかもしれません。帰国者自身も責任感を持って情報を得て準備をしておけば、みんなスムーズに事を進められるかなと思いました。

一応最後に私が事前に準備しておいて良かった、もしくはしておいても良かった、と思うことをまとめておきます。

☆準備しておくといいもの☆

*検査待ちの時(空港待機、ホテル待機)に食べれるもの
*搭乗前に大きめの飲み物を買っておく(日本到着後用)
*書類に記載するためのペン
*移動手段や滞在先の情報(いろんな書類に書く必要がある)
*日本で使える電話番号(空港のWi-Fiも使えますが、あると便利)

以上、皆さんの帰国もスムーズであることを願ってます!

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