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「人の役に立たなければならない」という呪縛から自分を解き放とう


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まわりの空気を読むのが得意なまじめな頑張り屋さんは、

「人の役に立ちたい」

という使命感を持っている人が多い気がします。

繊細で共感力が高く、他人のことがよく分かるので、人に奉仕するような仕事を選ぶ人も多いです。

誰かのために…
人の役に立ちたい…
人の役に立たなければ…

こんなふうに思えることは素晴らしいことです。

でも、ひとつ問題なのは、こういうタイプの頑張り屋さんは、他人に目を向けられる才能が強すぎるからこそ、自分のことを置きざりにしてしまい、自己犠牲的になりがちだということ。

つまり、自分でも気づかないうちに“他人軸“で生きている可能性があるのです。

人の役に立ちたいと行動できるあなたは、愛と思いやりにあふれる天使のような存在です。

だけど、あなたがもし、自分の心や身体、魂をすり減らしてまで人の役に立とうと行動しているのだとしたら…

ちょっと一度立ちどまってみてください。

先日読んだこの本にも書かれていますが、まずいちばん大切にしなければならないのは自分自身です。

「人の心の中には、喜びのグラスというのがあるのよ。自分の喜びのグラスをまず満たして、そこからあふれたとき、そのあふれた愛情で、人のためにしてあげたらいいのよ」
彼女には、僕の心のグラスが枯渇しているように見えていたのです。

15.「一番大切なのは、まず自分を大切にすること」より




私たちは、幼い頃から、

・人に迷惑をかけてはいけないよ
・お友達には優しく、親切にね
・困っている人がいたら助けようね

こんな教育を受けて育ってきました。
だけど、「自分のことを大切に」ということはあまり言われませんでした。

だからこそ、「人の役に立たなければならない」という呪縛にとらわれてしまっている日本人が多いのではないかと思います。

そして、仕事を手放したり、病気で休んだりすると、人の役に立てない自分を恥じたり、罪悪感を持ってしまうことが多いのです。

でも、

・人の役に立たなければならない
・人の役に立てなければ意味がない
・人の役に立たなければ、生きる価値はない

これらはすべて、育ってきた環境や教育でつくられた単なる“思いこみ“です。

だから、恥じることも、罪悪感を持つ必要性もまったくないのです。

体調を崩す、メンタル不調、眠れない、暴飲暴食・・・

それらは

「自分のことを置きざりにしているよ!」
「もっと自分を大切にしてあげて!」

のサインです。

大丈夫。

あなたが人のために何もしなくても、役に立とうと頑張らなくても、たとえ生産的な一日を過ごせなかったとしても・・・

“ここに生きている“というそれだけで、もう素晴らしいのですから。

だからどうか、身体や心や精神が疲れていたら、ゆっくり休んでください。

何もしない時間をつくってください。

ただぼーっと生きていてもいいんだよ、と自分を許してあげてください。



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