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歴20年ネイリストからライターへ転身したYUKAさんが見つけた“私と家族のちょうどいい働き方”

ネイリスト歴20年から、もっと家族との時間を大切にしたいと考えてフリーランスを志したYUKAさん。
ただ、はじめは時間の調整や家族との時間とのバランスが取れず、うまくいかなかったといいます。

“自分でできないことはどんどん手放す”という風潮のある今。
「でも、大切なことは手放したくない……」そう強く決意したYUKAさんのストーリーをご紹介いたします。

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40になる節目に考えた「私これからどうしていこうかな?」

————現在ライターとして活動中のYUKAさん。元々は長い間ネイリストさんだったんですよね。なぜフリーランスを目指そうと思ったんですか?

ネイリスト時代の20年間は、子どもを産んで3ヶ月後には復帰をするような働き方をしていました。
ネイリストの講師は契約制で、契約が切れたらお仕事がなくなってしまうという不安が大きかったんです。
本当は、娘が生まれた瞬間からもっと一緒にいたいなと思っていたし、預けて働くということに罪悪感もずっと感じながら働いていました。

40歳になる手前にふと「私はこれからどうしていこうかな?」「どうしていきたいのかな?」と考えたんですね。
元々「自宅で働けたらいいなぁ」という憧れはあったんですが、どうしたら実現できるのかは分からなくて。

そんなとき、偶然知り合いの方がWEBマーケティングを学ぶ講座を開催することを知り、思わず飛び込んだのがきっかけでした。



————はじめからライターを目指そうと思っていたわけではないんですね!マーケティングを学ぶうちに心境の変化があったんですか?

マーケティングのマの字も分からない状態でしたが、学んでいくうちにキャッチコピーを考えたり、文章の構成を考えるのが楽しいなと感じるようになったんです。
昔からライターになんとなくの憧れはあったんですが、私にはできないだろうなぁと諦めていたところがあって。

でもそのスクールで夢や志を持って活動されている女性たちの姿を見てとっても感動したんです!
私にも何かできるかもしれない、と思えるようになった瞬間でした。

そこから色々な方のブログを読むようになって、「人間性もサービスも素晴らしいのに、その魅力が伝わりきっていない」という人が多くもったいないなぁと感じて。
その魅力がもっと伝わったら……と、まずはデザインのお仕事を始めようと思ったのです。
そのうちに「言葉の力」の大切さをより実感し、言葉でも伝えていきたい!と思いライターを目指すようになりました。

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大事なものまで手放してしまいそうになった、フリーランス初期

————YUKAさんは今、自分のペースや娘さんとの時間も大切に働いていらっしゃるイメージです。理想の働き方を実現されているんですね。

実は、はじめはそうでもなかったんです(笑)

当時……今もですが「手放すのが良い」という風潮がありますよね。
とある有名な女性起業家さんが「女性が社会進出していくなら、家のことをやっていたらできないよ」「女性ももっと自分の時間を大切にしていい。家事や家のことも手放して、どんどん自分のために時間を使おう」というお話をされているのを聞いたことがありました。
当時の私は確かにそうかもしれない、と思ったんです。

そこで聞いたお話のまま(笑)家事も手放し、1日中ずっとパソコンに向き合う生活に。

やりすぎてしまった結果、娘に寂しい思いをさせてしまうことになってしまったのです。


————そうだったのですね。確かに今のYUKAさんからは想像のできない働き方で驚きました。

そんな生活を続けていたあるとき、突然娘の目が見えなくなってしまったんです。
パソコンばかりに向き合っていて、話しかけられても目を合わせなかったことをすごく後悔しましたし、そんな自分を呪いました。

そのことがあって「大事なことは人それぞれ違うんだ」ということに改めて気付かされたんです。

自分のためだけに時間を使うことははじめこそいいと思ったけれど、私にとってもそれは、心地よいことではないと感じたんですね。

娘は元々寂しがりやなので「なんでも自分でやって」というスタイルは合わなかったんだなと。
そこからは娘と自分のちょうどいい、心地いい関係がだんだん分かってきたんだなと思っています。
「自分だけじゃなく、家族も心地よく過ごせる」それが私にとっては、大切にしたいことなんです。


今までの経験をフルに生かせる、ライターという仕事。

————YUKAさんの記事を拝見させていただき「それが知りたかった!」という内容で夢中になって読んでしまいました!元々文章を書くことが上手だったんですか?

そうですね、読書感想文や作文を書くのは好きで、先生に褒められたりコンクールに入賞したりしていました。
子どもながらに「どう書いたら大人が喜ぶだろう?」ということは考えて書くような、ずるがしこさがあったんです(笑)

そんな過去もありつつ、ネイリスト時代はそんなことは考えていなくて。
WEBマーケティングを学んで、当時の気持ちを思い出したんです。
やっぱり「何を求められているか」「どうしたら喜んでいただけるか」が大事なんだなって。


————元々の資質やWEBマーケティングを学んだ経験が今生かされているんですね!では最後に、YUKAさんがライターの仕事をする上で大切にされていることはなんですか?


女性の気持ちを考えながら文章を書くことです。
WEBマーケティングを学んだこともそうですが、ネイリストをしていた経験もすごく生きているなと感じています。

ネイリストやネイル講師という仕事を通じて1万人の女性と関わってきて、女性心理を読むことが自然と身についていたんですよね。
その経験があるからこそ、女性が共感できたり楽しんでいただけたり、そんな文章を書くことができると思っています。

ライターという仕事は、私の子どもの頃の資質から大人になっての経験まで、フルに生かして働ける仕事だなと感じています。
その人やサービスの伝わりきっていない魅力を引き出していきたいという気持ちで、これからもライターのお仕事をしていきたいです。

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どんな経験も、プラスに変える

ネイリスト時代から現在まで、順調に進んだことばかりではなく辛い経験もされてきたYUKAさん。
一見やわらかな印象ですが、どんな経験もプラスに変えていく、そんな芯の強さをお話を聞かせていただき感じました。
YUKAさんの経験から伝えていく、これからの記事を私も楽しみにしています。
ありがとうございました!

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