子育てが辛かった私が今保育の仕事をしている理由(その1)

私は娘が2人います。
娘2人は可愛かったし、今も大切に思っています。
けれども、子育ては辛かった。

娘2人は、最初の夫との間の子どもです。
最初の夫は、
「女性は、働かなくても良いからズルい。」
と何かのときに、ぽろりと言ったことがありました。

私は
「え???この考え方って正しいのかな?」
とは思ったのですが、
私は、結婚しても、出産しても、働き続けたかったのです(当時は)。

だから
「女性は、働かなくても良いからズルい。」
とまで思っている人ならば、私がこの人と結婚しても、出産しても、
働き続けて欲しいのだろうから、私に
「結婚したら、仕事は辞めて専業主婦になって欲しい」
「子どものために、家にいて欲しい」
などとは言わないだろうと思いました。

そして私が働き続けることができるように、協力してくれるだろうと思いました。

その後、最初の夫と結婚し、出産したのですが…

赤ちゃんは可愛いとは思ったのですが、
子育ては辛かったです。

それは例えば、
夜中に何回か起きて授乳するのが辛かった
赤ちゃんが何で泣いているのかわからず辛かった
働いている時以外はいつでも子どもと一緒で自分の時間がないのが辛かった
子どもが主体で、自分自身がサブになってしまう「〇〇ちゃんのママ」という状態が辛かった
ママになったんだから、子どもを一番にして当然、というのも辛かった
会社に復帰すると、休んでいて仕事していなかったからという理由で人事考課に最低ランクを付けられたのも辛かった
仕事が休みの日でも、溜まった家事をして、子どもと公園に遊びに行き、買い物をしたら休日が終わってしまうのが辛かった
新聞を読む時間もない(1週間分をまとめて読むしかなかった)
という具合に。

「そんなに子どもがいて辛いなら、どうして子どもを産んだの?」
という声が聞こえてきそうですが、
私が子どもを産んだ理由は、

子どもを産んでみたかったから

だったのかもしれません。
妊娠することや、出産することを、体験して見たかった。
でも、産んだら終わりではないのですよね。

そして、子どもを産んだら、私は母親になったのです。
私は、母親になってしまった。
私は、ママになった。
そして、子育てしなくてはいけない立場になってしまった。

子どもを産んだら、育てなくてはいけないのです。
母親になったら、「母性愛」が自然に出てくるものである、とどこかで耳にしたような気もするし、私もそうなのかな?と思っていたのですが、私にはどうやら「母性愛」は少なかったようです。

母になった喜びよりも、
母になった大変さを感じることの方が、多かった。

今、思い返すと、とっても残念な状態です。
でも、私はそういう状態でした。

その2に続く




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