「双極性障害」×「働く(ワーク)」のトーク会 #双極ワーク 2020年 第1回 実施報告
双極ワークの2020年第1回(通算19回目)を2月15日(土)に実施しました。
以下、スタッフのシラユキがレポートします。
●チェックイン
今年から名称を「双極ワーク」と改め、初の開催となりました。外気の暖かさに春の気配を感じる中、初参加7名、リピーター10名、計17名の方にお越しいただきました。
まずは主催者の自己紹介とスタッフの挨拶があり、続いて皆さんに自己紹介と今の気分を伝えてもらいました。(+5が躁、-5が大うつで上下の5段階評価)
+5
+4
+3
+2...5名
+1...4名
±0...2名
-1...3名
-2
-3...2名
-4
-5
このようにやや上がっている方が多い印象でした。
会場に来るまでは不調だったものの、会が終わる頃にはプラスに転じたという方もいらっしゃいました。
さて、会の始めに「なぜ参加しようと思ったか?」という質問にお答えいただきました。以下、ご意見を紹介します。
(初めての方)
・診断されたばかり。症状なのか甘えなのか知りたい
・復職して1年。悩みも増えてきたので、同じ環境の人の話を聞けたら
・十代からうつで最近双極と診断された。仕事のことで悩みが
・同病の方と話したことがなかったから
・心理教育についてお話し出来たら
・他の人の話を聞いてみたい
(リピーターの方)
・同病の方のライフスタイルを聞けたら
・復職して一ヶ月。情報交換がしたい
・しばらく振りに来た。就職したので改めて参加
・転職したばかり。いろいろ話を聞きたい
・皆さんがどう向き合っているのか聞きたい
・誰かに話したいことが増えた
・同病の方と出会う機会がない。コントロールに役立てたい
・転職活動中。悩みが出てきたので
・復職するも上司とトラブルがあり退職。今後のことを考えたい
診断されたばかりだったり、働くにあたって情報を集めたいなど、さまざまな背景がありますね。
●双極ワーク
そして本編へ。テーマトークを3班に分けて行いました。
「双極性障害×働く」に関するトークの話題は以下の通りです。
テーマトーク班①
・働き始めの時いかに仕事量をセーブするか
・双極症と職場の人間関係
・『やりたいこと』と『できること』
・本当の自分がわからなくなった時どうしてますか
・働く上で、上がったり下がったりをコントロールするための工夫
・仕事量のコントロールが出来ない
テーマトーク班②
・躁状態の症状と抑え方
・仕事を探す時のポイントは
・働いた後の反動について
・就きたい職業の専門性が高い
・仕事を長く続けるコツは
・双極性障害と自己嫌悪について
テーマトーク班③
・双極にやさしい業種とは
・躁とうつで性格や考え方が二面化することがあると思うが、皆さんはどうか
・うつで仕事に行けない、行きたくない時の工夫や対処法
・落ち込んだ時の対処法
・職場にどのくらい病気のことを伝えているか
今回は人数がいつも以上に多かったので一つのテーマを深く掘り下げるというよりは、さまざまな意見に触れることで、刺激を受けたり気づきがあったりしたのではないでしょうか。
●チェックアウト
本編終了後に皆さんから次のような感想をいただきました。
・他の方の質問もためになった
・自分は違うんじゃないか?と思っていたが同じ人がこんなにいるんだと感じた
・メンテナンスになった
・対処法を知れて勉強になった
・踏み出せなかったことに背中を押してもらえた
・心の霧が晴れた
・自分の話が相手の役に立てた
・毎回違っていて楽しい
・十人十色の対策を学ばせてもらった
・初めて同病の人に会って、これまで一人で闘ってきたなと思った
・「こういうこと聞きたい」が他の人からも出て来た
・体調低めの中、周りの人が話を振ってくれて助かった
・普通の人と話すと無関心なことも共感されて嬉しかった
・オープンにすることのハードルが下がり、前向きな行動が出来そう
本編終了後の自由交流は全員残られてお話が弾んでいました。共感できる、ヒントが得られる、ほっとするなど、来てよかったなと思える場になれば幸いです。
●ご感想
参加していただいた方々のご感想をTwitterから引用して掲載します。
●次回の双極ワークについて
次回は3月21日の開催となります。(2/16時点で満席)
それ以降の日程は4月25日、5月30日を予定。
申込み受付は3月15日(日)12時にPeatixページで行います。
気温の乱高下が激しい季節になりました。気分・体調の変化は早めに対処出来るといいですね。
それでは双極ワークでお会い出来るのを楽しみにしております。
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