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トーキョー・レガシー・ワンダーランド

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巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。
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2018年8月の記事一覧

#18 坂町@四ツ谷

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 引き続き四谷の写真だ。 かつて住んでいた四谷コーポラスにほど近い場所に坂があって、そこは坂町と呼ばれていた。 家で仕事をする生活だが、当時はほとんどが外食で、余裕のあるときはしんみち通りまで出かけたが、急いでランチをすませたい場合は、近所であるここ坂町にある飲食

#17 しんみち通り@四ツ谷

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 四ツ谷に住んでいたため、昔の四ツ谷の写真はけっこう撮っていた。2001年6月2日のしんみち通りの写真だ。 しんみち通りを四谷駅側から入って少し歩いて、振り返ったかんじ。 文鳥堂書店は雑誌とかが表にあって、みんな立ち読みをしていたなぁ。もちろん僕もこんなかんじ

#16 同潤会上野下アパートメント@台東区上野

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 2009年8月20日午前8時にJR鶯谷駅にいた。 この記事を書くためだ。 吉原~浅草 落語「付き馬」の舞台を歩く (全文) [散歩] All About 夏の散歩は朝早く始めて昼前には終わるのがいいとかねがね思っていたので、この時もその予定だった。 しかし、

#15 ジャポネ@有楽町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 このところ、10年くらい前の飲食店の外観や値段の変化を見てきたのだけれど、今回は有楽町の「ジャポネ」。 訪問したのは2007年2月某日。 当時、ネットでロメスパというものがあると知り、その代表的な店がこちらだというので、訪問したのだ。 ロメスパとは、路傍のスパゲ

#14 煉瓦亭@中央区銀座

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 今回も2000~2001年に『スタジオ・ボイス』という雑誌で連載していたエッセイよりピックアップしてみた。2000年9月は1ヵ月間とんかつを食べ続けた。お店へは取材許可はとくに取らず、料理の写真を撮影していた。今のブロガーやSNSの感覚だ。銀座の煉瓦亭を訪れた記

#13 いもや@神保町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 前回、2000~2001年に『スタジオ・ボイス』という雑誌で1か月間同じメニューを食べるという連載をしたことを書いたが、今回も当時食べ歩いた店が今どうなっているのかを検証してみようと思う。 連載の取材がスタートしたのは、2000年9月1日だ。 考えてみれば、こ

#12 松榮亭@神田淡路町

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 2000年、『スタジオ・ボイス』という雑誌に連載を始めた。その内容は1か月、毎日同じものを食べ続けるというもの。同じ食べ物の写真が30や31個もズラリと並ぶのは壮観だと思ったからだ。 取材を開始したのは2000年の9月。最初の1か月はトンカツを毎日食べた。これ

#11 入谷食堂@台東区

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 店によっては、昔の店舗の写真を飾っているところもある。 今回は、そんな写真の紹介から。 電柱に隠れて看板の最初の文字が見えないけれど、ここは言問通り沿いにある「入谷食堂」。 看板の文字がなんとも素敵。 車は昭和30年代頃のフォードだろうか。 訪問したのは20

#10 建築中のスカイツリー

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 前回は100年以上前の黒門の姿を見に行ったのだけれど、今回はスカイツリー。 ほんの少し前に建てられたという印象だけれど、だからこそ、少し前のスカイツリーの姿はなんとも懐かしく感じてしまう。 まずは、今のスカイツリー。 一番最近の写真を探してみた。 2017年

#09 黒門@上野公園

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 上野公園にこんなオブジェができているのに気がついた。 説明書きがあった。「この壁泉(へきせん)はかつてこの地にあった『黒門』の姿を表現しています」とある。“壁泉”って言葉を初めて見たぞ。スマホからネット検索。壁泉とは、人口の滝をつくる、フランスやイタリアの庭園

#08 歌舞伎座

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 2007年8月30日、オールアバウトの散歩記事を書くために銀座へ出かけた。 建て替えられる歌舞伎座の姿を見に銀座へ (全文) [散歩] All About まだこのころは建て替えの話が出ていたけれど、工事は始まっていなかった。 当時の様子はこんなかんじ。

#07 かんだやぶそば

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 2008年1月25日(金曜日)、オールアバウトの散歩記事を書くために正午に担当のEくんとJR御茶ノ水駅で待ち合わせをした。 神田~上野、粋に江戸建築散歩 (全文) [散歩] All About まずは、神田明神へ行き、そこから「かんだやぶそば」をめざす。 昌

#06 四谷駅・四ツ谷口

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 かつての三大貧民窟のひとつ 1996年から2004年頃まで、四谷に住んでいた。 きっかけは、四谷在住の知り合いが、ルームシェアしていたひと部屋が空いたので、入居しないかという誘いだった。 誘われるままにそうしようかと思ったが、他人と一緒に住む自信がなくなり、ふと

#05 江古田駅周辺@西武池袋線江古田駅

巨大都市・東京の発展の裏側で、かつての街並みは急速に失われている。 ノスタルジックで心に残る街並み、建築物、飲食店…。 真のレガシーを求めて、今日も裏路地を歩く。 懐かしくて心惹かれる、うるわしの東京アーカイブズ。 80年代の後半、北尾トロらとともに編集プロダクションをやっていた。 編集プロダクションといっても、単に仕事場を共有していただけで、 荻窪にある雑居ビルで、ワープロなどを置いて思い思いに仕事をしていた。 仕事場だけれど遊び場でもあった。ギターなどを持ち込んで、演奏