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会社と個人のWin-Winの関係

日経COMEMOのお題「あなたの個人パーパスは」というのに触れて、ちょうどそんなことを考えていたところだったので書いてみました。

私の個人パーパス

もう働き始めて30年になるのですが、私の中ではずっと「社会に貢献する人でありたい」という気持ちがありました。キレイごとではなくて、それなりにボランティア活動的なこともしてきたし、機会があれば他人のためになることには心動かしてきたつもりです。けれども私の中の優先順位として、まずは仕事での成果をあげたいという気持ちも強く、更に結婚や子育ての時期にキャリアを停滞させてしまった焦りもあったので、あくまで「なにものか」になることを第一に考えていました。

とはいえ、年齢を重ねてくる中で、その貢献のカタチも大分クリアになってきていました。それは「次世代の育成に関わること」であり、もう少し具体的にいえば、「女性のキャリアや働き方についての発信」「教育についての支援」になります。そして、繰り返しになりますが、以前は漠然と仕事で何かを成し遂げたのちにそういうことに関わるんだと思っていた気がします。

LinkedInというビジネスSNSを始めたきっかけは、文章を書くことが好きだったこととか自分はどんな人であるかを発信すること(=自己ブランディング)が主でした。次第にもう少し自分の想いも発信するようになってきたところ、TOP Voices(=最も人を惹きつける投稿をしたクリエイター10人)受賞というかたちで発信の内容が認められたり、フォロワー数も1万6千人を超えるなど、思いもかけないかたちに発展してきたのです。

その中で自分ブランディングとしてのお仕事投稿をするのに加えて、個人パーパスである「女性のキャリアや働き方についての発信」も徐々にではあるものの行い始めました。「なにものでもない私」でもできることがあると気づいたからです。

会社員として個人パーパスをどう追求するか

その意味では、会社員として仕事をしながら個人のパーパスを追求することは、私の場合は足かせとなることはありません。そもそもここが食い違っている企業で働くのは苦痛なので会社パーパスと個人パーパスの対立は、私にとってはありえないと思いますが、以前は個人パーパスの実現は人生の晩年だなと思っていたのに比べたらなんか両立できている気がするんですよね。

それどころか、最近では個人のパーパスを実現するための「発信活動」を勤め先の会社が高く評価してくれて、会社の発信活動のお手伝いまでするようになりました。私の会社のパーパスは決して「発信」ではないのでパーパスの一致というわけではないのですが、個人パーパスの追求がよりやりやすくなったという意味では、非常に幸せな形になってきたと思っています。

さらに、私のもう一つのパーパスである「教育についての支援」についても、会社と共鳴できることがあるのではと考えだしています。勤務先はある程度の規模を持った会社であることもあり社会貢献活動の名のもとにそうした「教育についての支援」ということにも深い関心を持っています。なので、今はそこの分野で会社に貢献しつつ、同時に自分のパーパスも実現できるのではないかと考え始めているところなんです。

会社と個人のWinWinの関係

会社のパーパスと個人のパーパスが一致するというのは、個人事業主でもない限りなかなか難しいことなのかもしれないと思います。けれども、ちょっと前の私みたいに、必ずしも個人のパーパスは会社の外で行わなければと思いこむ必要はないのではないかとも思います。

誤解を恐れずにいえば、個人パーパスの実現に向かってもっと会社を利用してやろうという気持ちを持ってもいいのではないかと思うんですよね。仕事の一部であっても自分のパーパスに向かって働いているという実感が持てたら、それは極めて幸せな働き方であり、そういう状態であれば仕事のパフォーマンスはあがるはずだからです。そして、それは会社にとっても非常に喜ばしいこと、つまりWin-Winだと思うわけです。

読んでくださってありがとうございました。スキやフォローしていただけると、とても幸せです。

#日経COMEMO #あなたの個人パーパスは #COMEMO #幸せ #ウェルビーイング

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