中国共産党いよいよ解散!?中国現代史からみる中国終焉のシナリオ

最近中国が怖いですよね。台湾取りに行くぞと行ってみたり日本を核攻撃するなんて言ってみたり、大変物騒です。

ただ、実は中国共産党は世界的に見れば解体の流れにあります。なぜそうなっているのかを理解するには中国の現代史、ひいては共産主義とは何か、というところにヒントがあります。

これが分かっていると今のニュースもよく理解できますし、これから日本に大チャンスがやってくるわけですが、怖がってばかりでそのチャンスを逃すということもなくなるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

現状把握!G7で固まった中国包囲網体制

今年の6月にG7会議が行われました。G7とはカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の7か国のことですがそこでこんなことが言われています。

>共同声明は新疆ウイグル自治区の人権から、経済慣行、台湾海峡情勢に至るまで、あらゆるテーマで中国に「懸念」を突き付けた。招待国の韓国やインド、オーストラリアなどのインド太平洋諸国も巻き込み、G7が主導する形で中国との対決姿勢を鮮明にした。

つまりメインテーマが中国包囲網なんですね。流石にここまでくると如何に大国の中国とは言え手出しができないでしょう。

更にはこんなことも起きています。

見出しでは煽りっぽいですが記事にはこう書かれています。

>ロシア政府は同日、プーチン氏がこの通話で、「ロシアはサイバー空間での犯罪抑制で協調しようとしているが、6月中に米国からはこの問題についての問い合わせがなかった」と語ったと発表した。また、この問題の規模と深刻さを考慮し、ロシアと米国は永続的で専門的かつ非政治的な協力を維持すべきだと主張したという。

要するにこれ、米ロのサイバー攻撃による不可侵条約的な話ですよね。
更にこんなことも起こっています。米ロ首脳会談です

実際の会見の内容は、よくわかりませんでしたwバイデンさんおじいちゃんなのでw

ただ雰囲気は敵対構造とは程遠い、むしろ同盟的な位置づけでした。バイデンさんがプーチンさんを「トランプ大統領」とか呼んじゃっても見逃してましたしねw

つまり「これから中国G7で包囲網かけっけどロシアさん見逃してくださいねー」ということであり、なんなら「僕らもう世界の警察辞めるんであとは好きにしてください(ロシアさんが興味持ってる中東とか)」みたいな話になってるものと解されます。

世界は中国、というか中国共産党包囲網に動いている。そこまで押さえましょう。

しかし、何故こうなってしまったのか、というとその経緯を知るには中国共産党の「共産主義」がどのようにして生まれたか、ここまで遡らないと意味が分からないと思うので共産主義とは何か、そして中国の現代史についてザックリとですが説明します。

歴史が分からずしてこれからの軌道は読めないです。ボールを投げて今までどんな軌道を描いてきたか、が分かれば次の展開もわかりますが、今までの軌道を分からずして今どこにあるかだけわかったところで今後どうなるかが分からないのと同じです。ザックリとなのでツッコミどころいろいろあると思いますがご容赦を。では、いってみましょう!

共産主義は新興宗教!?乗っ取り作戦の一部として共産主義が使われた!

中国共産党の「共産」とはなんなんでしょう?

思想としてはいろいろロジックはあるんですが、簡単に言うと国をぶっ壊すために立ち上げられた新興宗教です。

19世紀、産業革命以降の覇者を狙うものとしていろんな国同士で争ってたわけです。最も著名な対立がイギリス誇る大英帝国vsロシア帝国です。ロシア帝国を倒すために共産主義という新興宗教を流行らせた、ということですね。

ちょっとわかりにくいと思うので例を挙げるために、さらに昔の大航海時代までさかのぼります。

15世紀の半ばから17世紀の半ばにかけて、ヨーロッパ諸国は世界中に植民地を作るためにキリスト教の布教を行いました。まず宗教を広めてその後で乗っ取る、言うこと聞かなければキリスト教徒とともに武力で倒す。こういうことをやっていたわけですね。

日本は当時戦国時代で、この企みに気づいた豊臣秀吉がバテレン追放令というのを行い、徳川幕府時代には鎖国ということになりました。当時世界中で植民地政策をヨーロッパ諸国は争ってました。そしてその手は日本にも及びキリシタン大名が現れたりと浸透はある程度で来たのですが、当時の日本は世界で最も鉄砲を所有したと言われてるくらいの世界一の軍事大国だったので、そのあと武力で打倒する、ということができなかったんですね。

そこから数百年経ち、鎖国からの黒船、と日本はなったわけです。

話は共産主義に戻りますが、早い話が共産主義もこの"布教活動”の一つだったわけですね。

ロシア帝国を打倒するためにイギリスが色々考えだした作戦の中で共産主義の布教がハマったのでしょう。

プロレタリアート独裁、つまり労働者が皇帝みたいな連中を倒して革命を起こすのは素晴らしいみたいな発想なのでとても都合がいんですね。

「え?共産主義って苦しい生活をしてる人の味方みたいな話じゃなかったの?」と思われる人もいると思いますが、全然違いますw

それには開祖であるマルクスの正体に迫るととても分かりやすいので開祖マルクスを見てみましょう

マルクスは超金持ち?ソ連の最初の指導者、レーニンはユダヤ人!?

共産主義の開祖は誰かというとカールマルクスという人です

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なんか新興宗教の開祖って感じで麻原彰晃みたいな雰囲気ですよねw

この人の出自は何かって言うとユダヤ人の有名資本家、ロスチャイルド家の一族です。

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wikipediaの最初の項目にこのようにありますw

カールマルクスwikipedia

ロスチャイルド家と言えばヨーロッパ諸国の貴族の金庫番として金融屋さんとして財を成した一族ですね。一時期は世界で最も資産を持っているとも言われていました。そして今でも中央銀行のオーナーであったりと資本家として強力な力を持っています。

マルクスさんもその一族な訳ですから超超超超超金持ちであり、自分の主家に逆らって資本家を攻撃するわけがないんですよね(そんなことになったら一瞬で放逐されるなり暗殺されてます)

この時代、ロシア帝国はユダヤ人を迫害していたため、ユダヤ人としてもロシアは敵だったのです。つまりカールマルクス属するロスチャイルド家にとってもロシアは敵ですし、そのご主人様であるヨーロッパ諸国(イギリスとか)にとってもロシア帝国は敵だったので、何とか倒せないだろうか、となり、そこで色んな人が立ち上がって、その一人がマルクスであり、ハマった戦略が共産主義の布教だったんですね。

その後、共産主義掲げるソビエト連邦がロシア帝国を倒してロシアを平定するのですが、その最初の指導者であるレーニンもユダヤ人です。

キャプチャaaa

こちらはレーニンのお父さんのwikipediaの抜粋ですが、お父さんはチュルクという少数民族出身で、お母さんはユダヤ人ということです。

このような形で共産主義は始まりました。

中国共産党はゲリラみたいなテロ組織が始まり⁉中国共産党の歴史

では中国共産党はどうだったか、というと毛沢東さんが主導した団体とされていますが、これにもその前段階の団体があります。

中国共産党の初代書記長は毛沢東ではなく陳独秀という人です。

当時中国は清王朝という王朝が治めていたのですが陳独秀の項目にこのようにあります

>日本では留学生の間に高まっていた、満州族の清王朝を打倒する民族主義革命の思潮に影響される。

つまり国家転覆を企んでいたんですね。そのような活動家には後に中国を統一する中華民国の創始者である孫文もいます。

当時の日本は明治維新以降、世界の覇者だった大英帝国の庇護下に入り蜜月関係となります。後に日英同盟として英国の一の家臣として働くことになり、それが日露戦争につながっていくわけです。つまり日本への留学=イギリスの傘下に入るということを意味しています。

また、清王朝はイギリスがアヘン戦争などで植民地支配に向けて頑張っていたところですので色々と都合が良かったのでしょう。

キャプチャaaa

そして政治活動をしていく中で捕まったりした後にソ連の庇護のもと共産主義に改宗して共産党を立てていくことになります。その共産党が今に続いているということです。

つまり日本を通じて間接的に英国の傘下に入り、共産主義への改宗を以てパワーアップして中国共産党の結党となったわけです。

ではその共産党がどうなったのか、毛沢東時代を見ていきましょう

毛沢東、スターリン、二つの教祖様の出現で宗教闘争!?裏から支援するアメリカw

その後ソ連と中国共産党とがロシア、および中国を統べることになったわけですが、ここで問題があります。

共産主義は無神論を掲げているのですが、個人崇拝ということで書記長、つまり党のトップをある種「神様」の様に拝む風習が始まりました。

当時のソ連のトップがスターリンであり、中国共産党のトップが毛沢東です。

同じ宗教を掲げている、とはいうものの神が二人もいるのは都合が悪いんですね。なのでソ連と中国共産党が仲悪くなってしまいます。同じ仏教を元にした新興宗教でも教祖様が二人に分裂してたら仲悪くなりそう、みたいな感じで現代でも起こりそうな話ですよねw

この構造に目を付けたのがアメリカです。

アメリカはソ連と冷戦下の対立構造にあったので、敵の敵は味方、ということで中国共産党と仲良くなります。

1972年にはニクソン大統領が中国を訪問しこれまで対立関係であったところから和解し、逆に協力関係になっていきます。

その後1991年にはソ連が崩壊します。

ソ連崩壊によって敵の敵は味方構造がなくなり、アメリカにとっても中国共産党は用済み、となりそうなのですが、ここでもう一段階あるのがグローバリズムの台頭です。

世界の警察アメリカ、世界の工場中国で繁栄した2000年前後

冷戦を通じて核兵器を作りまくったり人類を何度も滅亡できるくらいの兵器を大量に作ったアメリカですが、ソ連がいなくなったのでこの兵器の行く場がなくなりました。

そこで始めたのが所謂「世界の警察」システムです。

今では当たり前ですが、アメリカの軍隊が世界中に出向いて行って世界の平和を実現(?)する構造です。

何がアメリカの利益になっているかと言えば主に中東の石油利権です。中東諸国はアメリカ軍事と同盟(庇護下?)関係になることで安堵され、アメリカはドルと現地の通貨を固定相場とすることでこれらの国々への支配力を得ました。所謂ドルペッグ制、そしてオイルペッグ制ですね。

先の訪中を実現したニクソン大統領の時代、ドルは金と交換できるという仕組みだったので、金がドルの価値の裏付けになってました。しかしニクソン大統領がこれを辞めてしまったので、ドルの価値の裏付けがなくなってしまったんですね。後にニクソンショックなる不況の原因ともなります。

現在何故ドルがこれほどまでに基軸通貨として信頼されているかというと、その理由の一つとして(他にもあります)金の兌換の代わりに石油と兌換できるオイルペッグ制があると言われています。

産油国の通貨はドルと連動している。つまりドルがないと石油が買えないわけです。アメリカは軍事力を背景に石油を牛耳ることでエネルギーを握り、そして世界のイニシアティブを握ってきた、ということですね。

そして、ここで中国が役に立つわけです。当時の中国はまだまだ発展途上国でしたから非常小さいコストでものづくりをすることができました。さらには共産主義体制の元強制労働もOK(?)なので何でもありということですごく色々やってくれるわけです。

ここにアメリカの他日本をはじめとした世界中の国が技術支援・資本支援を行い、中国はものすごく成長したんですね。

世界の警察としてアメリカが世界中から資源を集めてきて、その資源をいろいろやってれる中国が世界の工場として稼働させる。そして世界中に物を売っていく。こういう構造で儲けてきたのが昨今の現代社会です。

後にスマホを作り世界中にばらまいて、共通規格でGAFAでITでも儲けてと、中国は米国のグローバリズムの相方として頑張ってきたわけです。

ではなぜ最近中国とアメリカは急に仲悪くなってきたのでしょうか?

シェールガス革命でもう石油いらないわ。だから中国共産党もバイバイでw

2008年にアメリカで画期的な出来事が起きました。それがシェールガス革命です。

簡単に言うとアメリカで石油が取れるようになった、ということですね。

2011年~13年には量産体制が整っています。

こちらはシェールガス革命後の2014年のランキングですが、アメリカが世界一の産油国となっています

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引用元:原油の生産量・国別順位 - BP 世界エネルギー統計2015

こうなってしまうとアメリカは中東の石油に頼る必要がありません。

そもそも中東の石油自体2050年には枯渇すると言われて久しいです。またグローバリゼーションで効率よく生産体制が出来てしまった結果、人口爆発ということで世界中で人口が増え続けて問題になっています。

いずれ尽きる資源、そして増えすぎた人口。持続可能じゃないわけですね。そこで昨今SDGsなる概念が台頭してくるわけです。

そういった社会の中で、ここからは私の推測も含まれるのですが、今のアメリカ&中国蜜月体制はあまりに短期的だし行き過ぎなのでもういい加減やめようという方向性になったのだと思います。(どうせアメリカにとっては石油自分のところで出るし)

もうグローバリズムはやめよう、解体しよう。そこで出てきたのがトランプです。

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彼が言い出したのがまさしく「世界の警察を辞める」「工場をアメリカに戻す」ことです。トランプが正義のミカタとかそういうわけではなく、こういった大きな流れの中で彼が出てきたしその潮流に沿って動いてるんですね。

当然中国は、もうグローバリズムを辞めるわけですから世界の工場としての役割も終わりです。持続可能じゃないので。

むしろ知的財産を奪ってきたりマーケットを奪ってきたりと鬱陶しいと。もうどいてくれたいなーとなってしまったのですね。

でも「辞めるし要らないからもう共産党解散してよ」と言ったところでそこで権力を握った人は勝手にはどいてくれないです。

なので、対中貿易戦争を始めてみたりとかウイグル強制労働の問題をいきなり持ち出して対中強硬姿勢を強めていくことになります。

バイデンに政権交代したら民主党やバイデン&バイデンの息子は中国共産党とズブズブだから方針転換するするのではないかと言われてましたが、結局はこういう大きな流れにあるので大統領が変わっても一緒だということなんですね。

そこでG7で包囲網で解体。そういう話です。なにもコロナが原因になって中国包囲網になったわけではありません。

まとめ

ということでザックリ歴史のおさらいですが、中国共産党は今までロシア帝国や清朝を倒すためのアイデアの一つとして出来た共産主義の布教体制の一部から始まり、その後、冷戦対立構造の中で使われ、世界の工場としてイケてるじゃんということでソ連崩壊後も活躍し、グローバリズムだ!となったけどももう持続可能じゃないから今の体制を辞めよう、SDGsだ、ということになって役割がなくなり、解体、そしてその第一歩として米中貿易戦争があり、中国包囲網、ということでした。

バイデン氏、情報機関にコロナ起源めぐる報告を指示 90日以内

5/27のニュース

90日後と言えば・・・😀

どうなっちゃうんでしょうね?( ̄▽ ̄)

to be continued...


...2021.11.05追記

結局バイデンの3か月報告とかなくなっちゃいましたね。

というかアフガニンスタンをタリバン政権に与えて中国の陸のシルクロードに蓋をしてしまいました😂

すでに台湾にアメリカ軍が進駐しており、中国の一帯一路は海路・陸路ともにぶっ潰れました。

先に軍事作戦にでちゃったのでコロナがどこ発祥とかもうどうでもいいですね笑

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