あなたは、コストを抑えることにこだわりますか?
予防接種や
健康診断。
あなたは定期的に
受けられていますか?
予防接種や健康診断にかける
お金というのは、掛け捨ての保険の
ようなもので、
「コスト」とも言えます。
あなたが、会社にお勤めで
あれば、健康診断は、社員さんへの
会社の義務として、年に一度、
受診させる必要があります。
この支出も、福利厚生費、
として経費に計上する会社が多い
ことからも、コストの一種だと
考えられます。
あなた自身も含めて、
「人」に対する支出は、
コスト的なものも含めて、
無理ない範囲で出し惜しみ
しない方が良いと
私は考えています。
これは、体に対することに
限らず、対人関係などでも
大切ではないかな、と。
嬉しい気持ちを形にする
プレゼントだったり、
年始の挨拶の年賀状だったり。
年賀状は、SNSなどの挨拶に
変えて済ませる方も増えてきて
いますが、私は、アナログ
昭和人間だからでしょうか。
今でも、お金も時間もかかるなぁ、
と思いつつ、公私共々、
お送りするようにしています。
もちろん、御礼や返信を求める
気持ちはまったくないのですが、
お相手の顔を思い浮かべながら、
書くのが、単純に好きだから
続いているのかな、と感じます。
さて、このお金をかけるコストに
関してですが、資産運用、投資の
面に置き換えた時は、
どう考えるのが良いと
あなたは思いますか?
私なりの考えを最初に伝えると、
金融商品のコストに関しては、
できる限り抑える。
実物資産である不動産のコストは、
抑えられるに越したことはないですが、
ケチらない。
と考えています。
金融商品に関してですが、
時期的に、今年から始まる
新NISAの話題を耳にする
ことが多いと感じます。
枠組みとして、かなり拡充は
されるので、無理ない範囲で
利用していくのは、
資産運用の手段の王道の
1つになると考えています。
私は、個別株式を選んで
投じることは苦手なので、
投資信託のつみたてをメインに、
今年も続けていきます。
そこで、意識するのは、
投資対象もそうですが、
「信託報酬」と言われる、
保有している間に継続的にかかる
コスト、に目を光らせています。
仮に、年利3%の運用成果が
あがったとしても、
信託報酬が0.2%と1.5%であれば、
あなたの資産残高には、
長期目線で見ると差が出てきます。
運用成果が、信託報酬のような
コストを大きく上回って
上げられているのであれば
良いのですが、そのような商品、
いわゆる市場平均を上回っている
商品というのは、全体の
3割くらいと言われています。
なので、その3割くらいの
アクティブ型と言われる
投資信託を探して投じるよりも、
平均点を安定的に狙える可能性の
高い、インデックス型を選んだ方が、
コストが低い商品も多く、
長期的に資産も目減りしにくく、
失敗しにくいと私は考えています。
なので、コストが最安のものを
選ぶということでもないのですが、
最安に近い商品の中から、
自分が投じてみたいと思う
投資信託に絞ったつみたてを続ける
というのが、金融商品に対しての
私のスタンスです。
一方、不動産投資、大家業に
関しては、基本的には
コストの出し惜しみはしない
くらいのスタンスで考えています。
理由としては、部屋の中で生活を
されている、生身の「人」が
いらっしゃるからです。
予防接種や健康診断とは異なりますが、
不動産投資、大家業は、
人を相手に行う、住まい提供サービス業
だと私は考えています。
だからこそ、部屋の中で安心して
お住まい頂ける環境を、しっかりと
整えて差し上げることこそ、
安定した収入につながると
私は思っています。
その点で、コストが多少かかった
としても、
「どうすることが、
入居者さんにとって、
より良いことにつながるのか?」
を考えた上で、何か起きた時などの
判断は行うようにしています。
コストがかかることで、一時的には
支出が膨らむことにはなりますが、
受け取る賃料収入が途絶える期間を
最小に抑えることができるなら、
その方が長期的に良いと
考えているからです。
一昨年、こんなことがありました。
ユニットバスから水漏れが発生して、
お風呂が使いづらい、という
事態が発生しました。
賃貸管理会社さんから状況を伺い、
選択肢をいくつか提示頂きました。
私は、その中で、コストとしては
一番高くつく、ユニットバスの交換と
その工事期間中の数日、ホテルに
仮住まいをして頂くという
選択肢を選びました。
コストを抑える方法を選ぶと、
ある程度の応急処置的な修理を行い、
入居者さんには気を付けて頂きながら、
お風呂を使って頂くという方法も
ありました。
ただ、そんなストレスがかかってしまう
ような状態のまま、お住まい続けて頂き、
賃料を払って頂くのは、自分が入居者の
立場なら避けたいな、と感じたのです。
また、今、応急処置的に修理した
としても、根本の解決にはならず、
今度は、お風呂がまったく使えなくなる
という事態も生じかねません。
であれば、入居者さんも私も、
双方が気を遣うことなく、
すっきりした気持ちでいられる方が
良いと判断して、コストはかかるけれど、
交換&仮住まい、という根本解決
できる方法を選んだのです。
その後、ご結婚されて退去には
なってしまいましたが、
次の方にお住まい頂くときには、
何も気にすることなく募集活動を
進めて頂くこともできました。
このように、不動産投資、賃貸業は、
リアルな人相手なので、
予防接種などと同じように、
未来のマイナスシナリオを回避する
ためにも、コストは出し惜しみしない
方が良いと私は考えています。
コスパが良いなど、支出に対して
シビアに考えるという視点は大切だし、
忘れてはならないとは思います。
ただ、出し惜しみしてしまうことで、
今後の安心感を得られなくなって
しまうのであれば、
本末転倒だと思います。
資産運用、投資の面などを中心に、
コストに対しての私の想いを
今日はお伝えさせて頂きました。
あなたが、
NISAや不動産投資などを
行う際に、少しでも参考に感じて
頂ける部分があれば嬉しく思います。