遺贈寄付って、ご存じですか?

お金をどう使うかを
考えることは大切です。


私自身「DIE WITH ZERO」という
書籍に触れ、より一層、使うことへの
関心が高まったりしました。
www.amazon.co.jp/dp/4478109680


あなたは、増やしたお金を、
いつ、どんなタイミングで
使っていこうかなど
考えたりしていますでしょうか?


私もそうですが、使い道まで考えて
運用している方は少ないのかな、
と思います。


将来への漠然とした不安から、
増やして備えるという意識になるのは、
自然なことだと感じます。


だからこそ、備えることは
必要ですが、備えることだけに
注力せず、備えながら今を楽しむ
ことに使うことも考えることは
大切だと感じています。


生きている間に、楽しんだり
幸福感抱けたりすることに使い、
ゼロで死ぬのは理想ですが、
なかなかそうはいかない。


そこで、お金の使い道の
究極という点で、
私が関心のあることの1つに、
自分の死後、資産をどうするか?
ということがあります。


そんなことを思いめぐらす中で、
「遺贈寄付」という方法が
あることに思い至りました。


さらに、検索などで調べていくと、
こういう団体があることも知り、
先日イベントがあったので、
足を運んできました。
(日本承継寄付協会
 https://www.izo.or.jp/index.html


今後、将来推計で、単身世帯が
増えると言われています。


私自身、まさに独身の単身世帯ですし、
DINKSと言われる、
ご夫婦のみでお子様がいらっしゃらない
世帯も増えていくと思います。


相続が発生した時に、
いわゆる法定相続人と言われる
存在がいない場合、
そして遺言などで受け取る人を
明記していない場合、
あなたの遺った資産は、
国に帰属することになります。


ちなみに、2022年度、
相続人がいないまま、国庫に
納められた相続財産は
いくらくらいあるか、
ご存じですか?


答えは、約768億円です。


私は、遺された財産が、
国に帰属することになることを
否定している訳ではありません。


国にこの財産が帰属することで、
インフラの整備など有効に
使って頂けるとは思うからです。


ただ、同じ使われるのであれば、
使い道を他者任せにするのではなく、
あなた自身で使い方を
選べた方が、心残りなく
すっきりすると思いませんか?


この時に向けて、生前に使い道を
指定しておけるのが、
遺贈寄付のイメージです。


先日イベントに足を運び、
遺贈寄付への理解を、
それまでよりも深めることが
できたのですが、
遺贈寄付は、生前に遺言などで、
使い道を指定したからと言って、
必ずしもその通りに行う必要はない
ということです。


むしろ、協会の理事の方なども
おっしゃっていたのが、
まずは、存命の間に、自分のために
お金を使うことを考えてほしい、
ということ。


お金は使ってこそ価値が出るので、
その価値、楽しみを味わうことが
大切だというのは共感できました。


その上で、使いきれなかった
残りが発生したならば、
その金額分だけを、遺贈寄付という
形で使い切れば良いのだ
というのが内容です。


例えばですが、遺贈寄付という形で、
100万円ずつ10団体に遺贈したい
という遺言を残していた場合。


亡くなった時に、実際に遺った財産が
500万円であれば、
50万円ずつ遺贈すれば良い
というイメージです。


これなら、最後の自分の資産の
使い道として、相続人など含めて
遺す存在がいない場合、
あるいは遺す人がいたとしても、
その一部を、社会的に有益な活動を
している団体などに
最期の気持ちとして寄付をするという
使い方も格好良いお金の使い方なのかな、
と私は思うのですが、
あなたは、どう思いますか?


お金の使い方、そして
将来のことかもしれませんが、
お金の遺し方など、
あなたが考える上で、
少しでも参考、ヒントになる部分が
あれば幸いです。


不動産投資、大家業に絡めて
私なりに思ったこととしては、
相続人がいないまま未来を迎えた場合、
保有している区分マンションの数に
応じて、遺贈する先を指定しておく
というのも、ある意味、不動産投資の
出口の1つではないか。
そんなことも思ったりしている
今日この頃です。

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