批判的思考と学校教育に関するNEWSEEKの記事に対する反応が逆に不思議だった件
Facebookのタイムラインでこのnewsweekの記事が話題になっていたので便乗してみます。
タイムラインに流れてきた反応は基本的に
「こりゃあかん、ガッカリ!」
「だから日本の教育はダメなんだ!」
という反応が多かったのですが、ぼくは個人的にそれほど驚きもガッカリもしなかったというのが実情です。
データはその通りだと思いますし、批判的精神を発揮できる環境ではない。先生も、生徒も、批判的精神を持つことは均一化の妨げになりますからね。
そもそも、我が家では批判的精神を学校で身につけてほしいという期待がゼロだったので、みんなそんなに学校に期待してたのかという点にビックリしました。
学校での均一化された行動規範や集団心理、意味のない規律を課せられながらも、その中で良い友達を見つけ、自分自身の個性を維持し、先生とすら学校という組織の強制力を超えたところで人間的繋がりを築けるか。
社会という嘘で固められたもっと凄いバケモノと対峙する前に、そういった能力を実践の中で試す場であると思っているし、チャンスなのだと逆の発想で考えるしかない。
そして、
現代の日本において批判的精神を含むそうした能力を鍛える場所は、学校の中ではなく家庭やプライベートなコミュニティにしかない。
そう考えてきました。
逆に、学校で学んで欲しいことは、
矛盾に満ちたシステムの中で如何に人間的に豊かな心を維持できるか、多様な制約の中で如何に建設的な空気を周囲と共有していけるか。
一人の父親として、そんな風に考えています。
いや、教えていただけるんならありがたいんですけどね。
今の社会システムや学校システム、親との関係、教員が持っている能力と改革精神、などを考えたらそういうことを本気で教えていくのは、まだまだ難しいと思います。
難しいとわかっていながら学校に責任を押し付けて期待するだけでは意味がないので、子供が身につけるべき能力はすべて家庭やプライベートなコミュニティで育めるような環境を与えることこそ、親の責任なのではないかと思います。
そうして、ただの学力だけではなく本質的な能力の高い子の割合が増えて社会の質そのものが変化した時、はじめて教育の質も変わっていくのではないでしょうか。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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