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四の五の言ってみると、こういうこと。

まずは単刀直入に。

この度、kindle本を出します。





やだー 笑っちゃう。
そんなに文章書いてやしないのに。


『ほんの出来心』
ドラマのセリフみたいですが、理由を聞かれたら何て答えるのかな?と考えたら何だかそんなフレーズが浮かんでしまいます。

でもまあ『出来心』と言えば、そうなのかもしれません。


私には息子がおりまして。

私の記事をいつも読んで下さる方なら「ああ、洗濯機買わない息子さんね」「いつも何かボヤいてるたね二郎でしょ」と、ご存じと思います。

たね二郎は原画を描く仕事をしています。
主に書籍の表紙や挿絵などを幾つかの出版社から頂いて個人でやっています。

あれは確か、AIがあらゆる業種に台頭して行く近い未来についての考察をやっていたテレビ番組を観てて、だったでしょうか。

「AIってどこまで進化するんだろうねえ」と、私は他愛ない疑問を口にしました。

「あんたの仕事にもけっこう影響あるんだろうね」

それに対してたね二郎は表情も変えず淡々と答えたんです。
「ちょっと、そこのポン酢取って」くらいの感じで。


自分の仕事はもしかしたら、あと4~5年がいいところかもしれん。
10年先がどうなってるかなんて、わからん。
でも、オレは好きでこの仕事やっとるんよ。
んなら、与えられたものをひたすらやるだけだし。
もし、仕事が貰えなくなったとしても、自分は好きな絵を描き続ける。
自分から土俵を降りることはない。
そんだけ。

BGM情熱大陸w



あれっ、何か胸にツーンと来たぞ? 

いかにもたね二郎らしいなと思いつつ、妙に響くものがありました。

自分でもこの気持ちが何なのかよくわからないのですが、それ以来、その感覚がずっとどこかに残っていました。

私もずっと会社員として働いて来たので、人並みにはやるべきことはやって来たというか、経済的な自立とか親の責任も果たしたように感じてはいたのです。

ですが、たね二郎の言葉を聞いたときにずんと響いたこの感じは何だろうと思ったんです。

羨ましさのような、そしてあと…何だろう?

私の心の奥の方に何か、自分で気付いてなかったしこりみたいなものに、コツンと触れた感覚。

私は長年、小売業に携わって来ました。
それは私にとってライス・ワーク食べて行くための仕事という感覚でした。
対して、たね二郎にとっての仕事はライク・ワークなんですね。

だから、そういう仕事がやれていいなあという羨望なのだと思ってました。
自分にはそういうものがなかったという引け目とか、劣等感とか…



一方、noteではフォローさせて頂いてる方たちがご自身の作品を世に出す記事を目の当たりにしていました。

ユハコさんは、note仲間のなせさんやアキラさんとコラボ出版。
絵本が少しずつ完成して行くのがすごく面白かった。

みらっちさんは、私にとって文章のお手本のような方です。
「さもありなん、さもありなん」とオペラグラスでキラキラ輝く壇上を眺めていました。

ご自身で、表紙から何まで手作りで本を作って行くプロセスに賞賛のため息が出まくり。
本を出すのはこういう方たちだと疑いもしませんでした。

たぬきちさんもフォローさせて頂いた頃にちょうど、kindleへ向けてのプロセスを投稿されている最中でした。
まるで自分が出版するみたいに、たぬきちさんの進捗記事が投稿されるのが楽しみでした。

そして、この春はおだんごさんが文学フリマ出店に挑戦。

『1000記事書いたら本を出す』夢を叶えたのです。
私、調子に乗って応援フレーズを色紙に書かせてもらっちゃいました。

こうした皆さんの記事を読んでいる自分が、どうしてこうもワクワクしているのか、まったく気づいてませんでした。
「誰かの挑戦を見せてもらえるって楽しいもんだなあ」と、思ってました。

・・・


バカ。

違うのよ。


何で気づかなかったかな。。
私は誰かの挑戦する姿に感動してワクワクしてただけじゃなかったのです。そこに私の「好き」が潜んでいるから心が躍っていたのです。

私はモノを売るプロセスが大好きなのです…たぶん。

でなかったら、キッツいばかりの小売業の現場に、いくら生計のためとはいえ、飽きっぽい私が20数年勤まるわけがないのです。(いい会社だったってのもあるけど)

辞めるときに何の未練も執着も感じなくて、自分にとって単なるライス・ワークだったと思い込んでました。

だから、「わさび入り」と知らずに食べた寿司たね二郎の言葉が、ツーンと効いちゃった、みたいな。
そういうことだったのかなと。

今はこうしてノンストレスな日々を送れているんだけど、心のどこかでは自分の舞台から降りたような感覚があったのだと思います。

で、

その「しこり」はどうやってほぐせばいいかというと、これはもう「売る」しかないじゃない?と。

まあ、そんなカンジです。


本が、売ってみたい。

思いついたらすぐ動きたい私。

でもでも。
私は何を書けばいいのかな?
売るのだから、買ってもらえるものを書かないと。

自分の日常?経験?それともフィクション?

いくら考えても浮かびませんでした。

まあ、浮かびませんよね。
noteを2年続けているとはいえ、ときたま思いついて言葉を並べてみてる程度で、とても『作品』と呼べるようなシロモノではないし。

これを「買ってください」って言われたら…

私なら断る(笑)

自分は何を売れるのか。
『どんな商品なら買ってもらえるのか』を毎日、ぐるぐる考えていました。

何を書けばいいんだろう?どんな商品なら手に取ってもらえるんだろう?


あ、商品…?

ある日、スーパーで商品をカゴに入れる手が止まりました。
そうそう、私が今まで売って来たものは『商品』だった。

どんなものを書けばいいのかという『作品』を意識し過ぎて、「そんな才能は自分にはない」なんて自虐的になっていたけど、一方で、とりとめなく考えているときの単語はいつでも『商品』でした。

それに気づいたら早かったです。

私の商材は『スピリチュアル×リアル』じゃないの(笑)と。

これまではメーカーさんからの提案を受けて、店で既存の商品をどう売るかということがメインでした。

たまにMDマーチャンダイズに販売担当として参加させて頂くこともありましたが、今回は初めて自分で、『企画→作る→売る』という完全なMDがやれる。

稟議申請不要。
根回し不要。
決済不要。
取引先の顔色気にしなくていい。

一切の忖度不要!😆

自由に思い通りにやれるじゃないの~♪


めちゃくちゃ楽しかったです。

しかもこのプロセスにはユハコさんとららみぃたんさんも関わって下さって、文章推敲やキャッチコピーにターゲット選定などなど、激しいディスカッションを繰り広げました。

・・・

すみません、嘘です。
わちゃわちゃと部活動やってるカンジでした。

そうして、私のリアルエピソードを商品化しました。

商品なので、当然、読んで下さった方のお役に立つものを提供します。

あくまで、個人の感想です  
場合により、合わない方も。



内容は、ちょっとスピリチュアルなお話なので、信じがたいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。

『信じるか、信じないか』ではありません。
『活かすか、受け流すか』です。




ということで、

6月28日(金) 販売開始


です。

そして

7月5日(金)まで(くらい) ¥99(税込)です。



直前にまたお知らせさせて頂きます。












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