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人は、魂で生きると、輝きだす

韓国ドラマ「愛の不時着」を見終えた。
毎回、どの瞬間にも心が動く、素晴らしい作品だった。

このドラマの魅力は、興奮しているばかりの私では、到底語り尽くせない。
幸い、この方々のnoteには、あますことなく綴られている。
ご本人達に快諾を得たので、ここに張らせていただく。
広葉さん、ミントさん、ありがとうございます。

人は、魂で生きると、人生が輝きだす。
これは、このドラマからのメッセージだった。
このドラマの登場人物は、それぞれの日常の出来事、出会いを通じ、
魂で生きるようになる。
そして、その人生を輝かせるのだ。

私達は、とかく頭で考え、生きてしまいがちだ。
自らの魂の想いに、気持ちを向けてみよう。
自分の人生の正解は、外からは得られない。

ドラマのネタバレにならないよう、
登場人物の誰の行動や心情の動きから捉えたかなど、
具体的なことを伏せたまま、私に浮かんだことをここに紹介したい。

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容姿、知性、財力、社会的成功に恵まれても。
人との関り、自らの健康を保つ家庭生活が欠落していると
魂はバランスをくずし、枯渇していく。
周囲の人間との交流、愛をもって作られた食事、適度な運動。
自分の周りにある自然に目を向けて、生きること。
そして、互いに魂が焦れてやまない相手と、共に過ごす。
そんな相手と出逢えたのであれば、過去未来など、どうでもよい。
たった今の奇跡を、楽しみきる。それに尽きる。

権力をもって、心身傷つけられる危機にあっても、
自らの良心に、正直に。
体は傷つけられても、その時の自分の瞳は、ひときわ輝いている。

周囲が決めたこと、社会制度とは、何であろうか。
実は自ら課した枷の、投影でしかない幻。
傍らにあっても、自分に心を向けていない相手。
魂は、わかっている。
その人間と、尚も一緒になろうとするのは、単なる執着。
生きる時間は、限られている。そしてこの身は、今世のみ。
自分の魂が、幸せを感じることにのみ、忠実であるべきだ。
自分を生きだした、自らの傍らにいる人を、何よりも大切したい。
その人と過ごせるのは、期間限定。

家族の心配をしている自分は。
実は、自分の人生の心配をしているのだ。
自分を、自分の家族を信してみよう。

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密な人間関係にあっても、自分なりの良識とこだわりを保つ。
時にへつらい、ジョークでかわし。そのブレをも楽しむ。
ここぞという時は、互いに守り合えばいい。
まずは周りにいる人間、家族に、愛と信頼を自分から向けよう。

復讐は、過去に生きること。
今感じる幸せは、誰にも奪われないのに。
脅迫懐柔、人の犠牲の上に手にした財、地位は泡沫に過ぎない。
手にいれたとしても、渇望の地獄に落ち行くまでなのだ。

権力があるから、肉親だから。
だから一体、何なのだろうか。
魂から、大切にしたいものは、何か。
答えを持つ、自らに問うてみては、いかがだろう。

魂から自らを愛してくれる人を、自分も魂から愛すこと。
愛する相手が幸せだったら、ただそれでいい。
過去など、どうでもよい。
その人の前では正しくありたいと思う今の自分を、大切に。
他の誰もが理解しなくとも、その人は、自分を理解するのだから。

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自分の宿命とは、如何に。
希望を押し殺し生きることで、それを成し終えたところで、何があろうか。
未来から目を背け、過去の解決に執心することに、何があろうか。
目を覚まし、今の自分の周りに心を向けてみると、どうだろう。
魂が高揚する、安らぎと元気を感じる人々が、そこにいる。
強さ、弱さ、心の動きの全てをさらせ、
かつ本能的に自分好みの人に出逢えたら、奇跡だ。
その人がどのような出自でも、その人を愛する、自分を認めること。
魂から沸き起こる情熱のまま行動し、未来を描く今。
実はそれこそ、宿命となるのだろう。

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さてさて。
まずは、眼福な主人公カップルの行方を楽しむだけでも、おすすめだ。
このお二人、本当に麗しい。ジンルイの宝。

私のレビューにおつきあいくださり、ありがとうございました。




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