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出かけてきたよ③(Barbie)

家族から、誘われた。
「ねえ、明日、映画観に行かない?」
いいねえ、何を観る?
「”Barbie”」
・・・えっ😅💦 いや、その・・・ワタシはやめとくわ。

「なんで~?内容濃くて面白いって、友達が言ってたよ。」
じゃ、私達は行くから、と、みんな揃ってバービーカラーである
ショッキングピンクの服、大きくて可愛い髪飾りを身に着け、
カッコいいハイヒール姿で、颯爽と出かけて行った。

私の家族は、人形遊びに興味を示したことがない。
「オンナノコ」な服装は、趣味じゃない。
それなのに、”Barbie”ものを観にいくなんて。なんだか、珍しいなあ。

ポスターからの勝手なイメージで、映画”Barbie”は子供向けのハチャメチャラブコメだと、私は思い込んでいた。
その日は家族と別行動をすることにして、他の街に出かけた。

夜、帰宅すると、家族みんなから言われた。
「すごく良かった。色々考えさせられたよ、深い。”Barbie”おすすめ。」
うーん、そうなんだ。なんだか気になるなあ、興味がわいてきた。
じゃ、明日の朝、私も”Babie”観に行ってみよう。
早速、ネットでチケットを取った。

朝、実家を出るときに、黒っぽい出で立ちの私は、
「なんでピンク着ていかないのよ!!」という
家族の言葉に見送られた。

映画館の場内は、人もまばら。
同じ列には、シニア男性が一人、腕組みして座っている。
彼がご自分で選んでこの映画を観に来たとは思えない。
優待券があるから、仕方なく観に来た、といった感じなのかな?

ほどなく場内が暗くなり、上映が始まった。
それと同時に、私は”Barbie"に引き込まれた。

「生きる」って、何だろうと、深く問われる内容だった。
様々なシーンから、自分の中にある男性性・女性性、その他が
とても刺激された。
ぜひ、UBさんのnoteを読んでいただきたい。この映画の良さが伝わるから。

映画が終わると、前方にいた小さな女の子と女性(お母さんかな)が
笑顔で立ち上がった。
セリフやストーリーに含蓄がある映画だが、低年齢でも楽しめると思う。
近くで、「グスン、グスン」と鼻をすする音がする。
見やると、同列に座っていたシニア男性だ。
そうなんだよね、年齢だけでなく性別なども関係なく、
穏やかに刺さるところがある内容だった。

今年の夏は、とても暑い。
屋内でゆっくり映画でもというあなたに。”Barbie” おすすめします💕


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