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【第二話】ブビギャル~下から2番の受験生~

第ニ話 "先生との出会い"

御多分に漏れず、ビ〇ギャルのパクリかと思われるタイトルで始まった新シリーズ。成績がブービー(下から2番目)な15歳の受験生少女と、その家族の一年間の歩み。第一話(無料版)はコチラ。


次女の家庭教師を友人の旦那さんに依頼してから少しして、私たちは出張カレーの会に参加していた。私も夫婦で、友人も例の旦那さんとご夫婦で。
本日のメインテーマはカレー。そこにいた全員がカレーを楽しみにしている中で私だけは友人の旦那さんにロックオンしていた。

わかってる。
今はカレーの会。
カレーを楽しみにしてきた。
それは間違いない。
カテキョの話なんか誰も興味ない。
落ち着いて。
落ち着いて。

ほら、鼻で息してごらん。
あれは、手作りのカレーのにおい。
ほおら、前を見てごらん。
あれは、私のカレぇぇぇ。

カレーに集中しようとしても全然できない。だってそこには次女の先生になってくれるかもしれない友人の旦那さん。早く話したい。

「どーです?やってもらえませんか、どーです???」

逸る気持ちを抑えつつ、抑えきれていなかった。気が付いたら友人夫妻の席にちゃっかり私も座って、カレーを楽しむ旦那さんめがけて目のめりで話しかけていた。

私「奥さんから聞いてますかね、次女の家庭教師の件、、、」

旦那さん「え、、ええ。軽く聞きました。てゆうかボクでいいんですか?家庭教師とかやったことないんですけど。」

私「ぜひお願いしたいんですっっっ。」

私が彼にお願いしたいのには理由があった。

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