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「生まれ育ったまちが違って見えた」 美唄市職員/藤田栞さん 委員紹介⑧ Vol.48

『美唄の未来に夢を描く委員会』の8人目の委員のインタビューは、藤田栞さんです!

記事を通して、メンバーのまちへの想いや委員会の活動についてお伝えできたらと思います。

ふじた・しおり / 美唄出身の美唄育ち。高校を卒業後、美唄市役所に就職した。2つの部署を経て、現在は市民部市民課に所属。

純美唄

美唄の病院で生まれました。

当時は子どもの数も比較的多く、小・中学校も3クラスくらいあったんです。習い事のそろばんに打ち込んだり、自転車でまちを走り回り(笑)、公園でバドミントンとかをしたりしていました。町内会の盆踊りとかもあって、近くに住む友だちと一緒に参加したりしていましたね。

高校はとなりの岩見沢市に美唄から通っていました。学校祭が盛り上がる高校で、クラスの出し物を衣装から振り付けまで自分たちで作り切りました。結構いい順位だったような気がします。別け隔てなくみんな仲が良くて、めっちゃ楽しかったです。

役所で色々なジャンルの仕事と人と

そのまま美唄市役所に就職をしました。

保険福祉部の地域福祉課からスタートし、秘書係を経て、現在の市民部市民課に。同じ市役所の中ですが、たくさんの市民の方に会い、色々な経験をさせていただきました。今のところももう4年になるので、そろそろ4部署目へ異動となる可能性もありますが。

市民課の中でも医療年金係というところにいて、年金や後期高齢者向けの健康保険、子どもの医療費助成に関することを担当しています。これまで複数の部署を経験して、窓口が結構好きなんだなと気づきました。

小中の同級生も何人か役所で働いています。知り合いが転職してきたときはびっくりしましたね。ただ半分以上が美唄を離れて、札幌などに出てしまっている人が多いんです。

新鮮な委員会

「美唄の未来に夢を描く委員会」のことは、役所内システムの掲示板に載っているのを見て知りました。同僚から声をかけられたのがきっかけになり、若者で委員会を組織するという新しさに惹かれて参加することに決めました。

美唄の未来に夢を描く委員会
困難な状況が想定される2040年の美唄を見据えた上で、市民主体のまちづくりを進めるために、20年後のまちを引っ張っている世代の10〜30代の市民11人で立ち上げた委員会です。この委員会では月に2回程度開催し、「美唄の軸となる魅力」の言語化を進め、「市民と想いを共有するシンボル(ロゴ・キャッチコピー)」を作っています。

自分にも役に立てることがあるのかという不安と、ずっと美唄に暮らしている身として何か貢献できるんじゃないかという気持ちの両方がありました。責任重大だなと。

地元のことについて、誰かとこんなに議論することがなかったので、毎回委員会の後は脳が疲れ切っていましたね(笑)。

今まさに自分がインタビューを受けているのも、委員会に参加する前は全く想像していませんでした。

改めてまちに出るように

ずっと美唄にいたので、美唄以外出身の方の視点を知れたのは新鮮で面白かったですね。また出身や所属に関わらず、こんなに美唄のことを考えている人がたくさんいて、嬉しかったです。

「美唄の軸となる魅力」が決まったときも、中の人からの視点と外の人からの視点を絶妙にマッチさせることができたと思っています。

自分にとっては当たり前すぎて気づかなかった美唄の魅力を再認識でき、まちの見え方も少しずつ変わってきました。地元の人ですらも知らない良さげなお店を教えてもらったり。

休みの日に家族と一緒に、委員会の中で出てきたお店に足を運んだり、久しぶりにアルテピアッツァでのんびりしたりして、良い休日を美唄で過ごしました。

これからも美唄で

自分がそうであったように、普通に生活をしていると、まちについて考えることがない人もたくさんいると思うんです。委員会がきっかけとなって暮らしやすいまちについてふと考えるタイミングが増えたり、誰かとラフに話す機会が増えたらいいですね。

そんなことをみなさんと一緒に考えながら、これからも美唄で暮らし続けたいなと思っています。


編集後記

ずっと美唄に暮らしている方がいたり、美唄以外の出身の方がいたり、それぞれの視点から多角的にまちを見られたのは、委員会を開いて良かったなと改めて思いました。複数の部署を経験され、多くの市民の方と接してきた栞さんだからこその、市民よりの目線だったんだと感じました。

→ Vol.50 委員紹介⑨ 岸山印刷/岸山宗一郎さん


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