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伏線がすごい漫画

週刊少年ジャンプで連載している『ONE PIECE』と、連載・・・と言えるのかは謎だけど存在はしている『HUNTER×HUNTER』。

私はこの2つの漫画(もちろんアニメも)が大好きです

少年漫画というジャンルながら、奥深いストーリーとキャラクター描写に驚かされた作品でもあります。

子供の頃から読んではいるけど、今読むと全く違った視点で読めるのもすごい。

まずは『ONE PIECE』。

時は大海賊時代。かつて、この世の全てを手に入れた男がいた。その名は海賊王ゴールド・ロジャー。
遥かな大海原グランドラインには、彼が遺した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が隠されているという…。
伝説の秘宝を求め、人々は競うように海へと漕ぎ出してゆく。

そして、ここにもグランドラインを目指す者が一人。悪魔の実と呼ばれる不思議な実の一つ「ゴムゴムの実」を食べ、全身がゴムのように伸びるゴム人間になったモンキー・D・ルフィだ。
幼い頃に赤髪のシャンクスから麦わら帽子を託された彼は、海賊王になるという壮大な野望を抱いていた。
海へと乗り出したルフィは、航海の中で大冒険を繰り返し、様々な人々と出会ってゆく。
信頼できる個性的な仲間、悪党どもや海軍など立ちふさがる強大な敵…さあ、まだ見ぬ世界へ向けて帆を上げろ! 

歴史を変える大航海が今、出航の時を迎える!!

Amazon Prime Video紹介文より

子供が読めばワクワクドキドキの冒険譚。
大人が読めば心理描写や世界観に驚かされる。

それが『ONE PIECE』という作品です。

おそらく、ファンが1番驚いたであろう伏線がこちらの巻の表紙です。

25巻ですね。

まだ読んだことがない人のためネタバレはしませんが、この4人が後にすごいことになります。


これが105巻の表紙。
構図が全く同じです。鳥肌もの。

尾田栄一郎先生のIQはどれほどすごいんでしょうか。

「海賊王に俺はなる!」というセリフが有名ですが、それ一辺倒の物語ではありません。

『ONE PIECE』には、地理、歴史、世界遺産、気候変動など、ありとあらゆる知識が詰め込まれています。

実際に歴史上で起きたことや、実在の国や人がモデルになっていたりもするので、地理・歴史好きにはたまらないんじゃないかな。

尾田先生がすごいのは、人物描写、心に残るセリフ、絵の上手さ、世界観の描き方がどれをとっても一流だということ。

『ONE PICE』はイラスト集も発売してるんですが、まぁ~~魅力的な絵なんです。

色の使い方がほんとに好き。

伏線はネタバレになるのであまり書けないんですが、すでに回収されたもの、まだ回収されていないものもあわせれば、ゆうに100を超えると思います。

たとえば、サンジが夢見るオールブルー。
漫画内の世界では、イーストブルー、サウスブルー、ウエストブルー、ノースブルーと海が4つに分けられていて、オールブルーはこの全ての海が一緒になった場所です。

作内では幻の海と呼ばれています。

地理に詳しい方が読めば、まさか・・・となると思うんですよね。


漫画『ONE PIECE』より

尾田先生いわく、地理に関しては実際に起こらないことは書かないと言っているみたいなので、オールブルーが実在するのかは見る人が見れば分かるみたいです。


このオールブルーを始め、ありとあらゆる伏線が出てきますが、尾田先生はたぶん、気付く人がいればそれはそれでいいし、気付かなくても何も問題ないという感じで漫画を描いていると思います。

それがもうすごいんですけどね。

そして、もう1つの怪物漫画。『HUNTER×HUNTER』

尾田先生と同じく、富樫先生もIQが凄まじい漫画家さんです。

頭が良すぎてついていけない描写もあります。

私みたいなポンコツ主婦は、何度読んでも「・・・あれ?どういう意味?」ってなります

それでも面白いんだからすごすぎる。

こちらも伏線の数が多いんですが、この作品、とにかく発売のペースが遅いのです。

ファンの間では有名ですね。

富樫先生のメンタルとフィジカルが弱いので、1998年に1巻が発売されてから、まだ37巻しか出ていません。

同じ時期に発売が開始された『ONE PICE』は現在108巻出てます(笑)


この作品も表紙に伏線をはってます。

こちらは12巻の表紙です。

そしてこちらが36巻。

何人か抜けていることが分かりますが、真ん中の長髪キャラが花を持っています。

この花が何を意味するのか。皆さんも読んで考察してみてください。


ちなみに、漫画を読んで号泣したのは『HUNTER×HUNTER』と『ONE PICE』だけです。

ほろ泣きくらいはありますが、鼻水すするくらい泣けるのはこの2作だけ。

悲しくて泣ける、感動して泣けるとか言いたくない。
そんな浅くはない物語が、この2作にはあります。

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