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カリスマ性のない社長のもとに、なぜこれだけ優秀なメンバーが集まってくれるのか?

社長なのにカリスマ性がない

僕にはカリスマ性がありません。

大学は中退してしまったし、SNSのフォロワーが何万人もいるような業界の有名人でもありません。いわゆる「陽キャ」ではありません。

「同世代の起業家がうらやましいな」と思うこともあります。まわりには壮大なビジョンを語って仲間を巻きこんでいくのがうまい起業家がいます。そこにいるだけでパッと空気を変えられる起業家がいる。

でも僕は、そういう気質ではないんです。

正直「経営者、向いてないのかな」と思ったこともあります。

売上100億も見えてきた

ただ、26歳で起業して4年が経ちました。

おかげさまで売上は数十億、組織も50名規模まで増えました。売上も人数もほぼ倍々で成長していて、いよいよ売上100億円も見えてきました。

成長の源泉は「優秀な人材」です。

サイバーエージェントやグーグルなど、有名企業から転職してきてくれるメンバーもたくさんいます。新卒も優秀なメンバーが続々入社していて、1人で何千万円も売り上げる子もいます。

なぜ、僕のようなカリスマ性のない社長のもとに、これだけ優秀なメンバーが集まってきてくれるのか? その裏には僕なりの「弱者の戦略」のようなものがありました。

それが以下の6つです。

戦略1:なによりも「数字」を出す
戦略2:成長を「見える化」する
戦略3:「お客さんのため」を追求できるようにする
戦略4:他社では得られない「成長機会」を作る
戦略5:新卒でも8千万円売り上げられる「再現性」がある
戦略6:若手でも「経営レイヤー」を経験できるようにする

今回はこの戦略についてお話ししてみたいと思っています。

戦略1:なによりも「数字」を出す

冒頭で言ったように、SNSやメディアの使い方がうまかったり、生まれ持ってリーダー気質だったりする人に憧れていた時期もありました。でも、あるとき「そういうタイプじゃないしな」と開き直りました。それよりも自分なりの戦い方を探ったほうがいいなと思ったんです。

ビジョナリーでメディアウケしている人を「うらやましいな」と思う一方で、実態よりも大きく見せた会社はすぐ停滞します。それはシンプルにちょっとダサい。

結局、すべては「数字」に立ち戻ると思っています。

経営で大事なのは、やっぱり売上や営業利益といった数字・業績です。結局、すべての評価はそこに立ち戻る。生まれ持ってリーダーシップのある人に勝つには「実力」「実績」「数字」しかない。

だから僕は徹底的に結果を出すことにこだわっているんです。

戦略2:成長を「見える化」する

数字をきちっと出しても、その成長が伝わらないと優秀な人に見つけてもらえません。実績を出すのはもちろん「この会社、伸びてるな」と社内外の人たちに感じてもらう必要があります。

たとえばうちは創業1年目でサッカーチームのスポンサーになりました。これは相当効果があったと思っています。

実は最初のプランは年間で数十万円ほどでした。練習着にロゴが入るだけなのですが「スポンサーになった」という事実が重要だったんです。

営業資料などで「どこどこのスポンサーをやっています」と書くと「1年目でサッカーチームのスポンサーをやるということは勢いのある会社なんだな」と思ってもらえます。

(ちなみにサッカーチームのスポンサーになったことで、社内のメンバーと観戦に行く機会もできました。同じチームを応援することの心理的効果は大きい。自然と結束力も高まるので組織作りにも効きました。そう考えると数十万円の投資は安かったと思います。)

また、創業して1年半でオフィスを4回移転したのも、実績を「見える化」するためです。こちらも「そんなに移転しまくるなんて、めちゃくちゃ伸びてるんだな」と思ってもらえるだろうと思いました。

初期の頃の新宿オフィス(狭かった……)
人が増えてきたので富ヶ谷に移転
事業拡大のため恵比寿に移転
現在の表参道オフィス

ちょっとあざといと思われるかもしれませんが、ただただ数字を積み上げていくだけでは「成長感」が出せません。

あえてそうやってわかりやすく「見える化」することで存在感を高め、優秀な人に見つけてもらいやすくしたのです。

戦略3:「お客さんのため」を追求できるようにする

優秀な人ほど、真にお客さんのために働きたいと思っています。

なので「お客さんのため」を追求できるような会社にすることも意識しました。

もちろんすべての会社はお客さんのために仕事をしているはずなのですが、会社が大きくなってくると「目的」よりも「手段」が優先されてしまうことがあります

僕らがずっとこだわっているのが「どうすれば、お客さんにとっての投資対効果を最大化できるか?」ということです。

広告で言えば、短期的な数字を追求しながらブランディングにつながるような施策を行なうこと。これまで個別にかかっていた予算をひとつに集約して、少ない予算で目的を達成できるようにしたのです。

これまでの常識を取っ払うことで、いちばんお客さんのためになる広告施策を実現する。真に「お客さんのため」を追求できる会社であり続けることにこだわっています。

戦略4:他社では得られない「成長機会」を作る

4つめは他社では得られない成長機会を提供することです。

「この会社でしか身につかない何かがある」という状態を作ることで、優秀な人に来てもらうことができます。

FUSIONで得られるものはざっくり言えば2つあります。

ひとつはデジタル、もうひとつはクリエイティブです。

僕らはこれからの広告にはデジタルの知見とクリエイティブのスキルが求められると考えています。そして、両者のスキルを持ったクリエイティブディレクターが今後ますます必要になってきます。

しかし他の多くの広告会社はどちらかに偏っており、デジタルとクリエイティブ双方の力をつけられる会社は多くないと思っています。FUSIONではこれからの時代に必要な力が身につけられ、時代に求められるクリエイティブディレクターを目指すことができます。

戦略5:新卒でも8千万円売り上げられる「再現性」がある

もうひとつ、うちの大きな強みは「組織力」です。

強固な仕組みがあり、再現性があることが特長です。

創業以来、仮に未経験の人であっても、うちのやり方をきちっと実践することで誰しもが100点をとれるような構造を作ってきました。それが会社であることの意義であり、強みであると思っていたからです。

おかげで今では、新卒1年目でも1人で6〜8千万円の売り上げを作っていたりします。それは彼ら彼女らの頑張りでもあるのですが、一方で完全に仕組みが出来上がっているからです。

個人のスキルだけに頼らなくてもいいように、仕組みでぐるぐる回せるようになっている。これはFUSIONの強みだと思っています。

戦略6:若手でも「経営レイヤー」を経験できるようにする

人間の成長度は「意思決定の数」に比例すると思っています。

だから10年間下積みの修行をするのではなく、若い人にも前線に立ってどんどん意思決定してもらおうと考えています。

「タテイチ」というTikTok広告の事業がありますが、TikTokはむしろ若い人のほうが親和性は高い。必然的に新卒や若手メンバーが活躍できます。

うちでは20代だろうが、若手だろうが、どんどん前に出てもらいます。クライアントの上層部とコミュニケーションを取ることも日常茶飯事です。

矢面に立つ機会がないとずっと受け身になってしまいます。守られる状態になってしまって、ぜんぜん成長できない。だからどんどんプロフェッショナルとして前線に出てもらうようにしているのです。

また、経営レイヤーを他社よりも早く経験できます。

人をまとめたり、マネジメントすることを嫌がる人もいるかもしれませんが、結局一人では大きなことはできません。メンバーと一緒に大きなことを成し遂げる。これはものすごくエキサイティングなことです。

それを20代で経験できるのはうちの強みだと思っています。

カリスマ性はないけれど……

これからも人をどんどん採用して組織を大きくしていこうと思っています。

ただ僕自身は、大人数が得意なわけではありません。みんなでワイワイやるのは苦手です(笑)。なんなら、会社の飲み会ではいつも端っこにいます。

でも、それがいちばん楽しいんです。

端っこにいて、みんなが楽しくやってるところを眺めるのが好き。会社をやってていちばん好きな瞬間は飲み会の写真を撮ってるときかもしれません。

集合写真ではだいたい端っこのほうにいる

カリスマ性がないことに悩んでいたこともありますが、強力なパートナーが隣にいてくれるし、優秀なメンバーも続々集まってきてくれる。そういう人と出会える「運」を持っている。

今では経営者にいちばん向いていると思っています。

いま会社は5期目。目指すは1000億円です。まだまだ人が足りません!

僕が一緒に働きたいと思っているのは「自分の可能性をまだ諦めていない人」です。「一旗あげてやろう!」という人。渇望感のある人。

そういう人が偶然ここを見ていたら、ぜひエントリーしてほしいと思っています!! あなたの活躍の場は、ここにあるかもしれません!

FUSIONはいま、複数領域で仲間を探しています!

僕らにご興味を持ってくださった方は、下記リンクからお気軽にご連絡ください。自由度の高い環境で「新しい答え」を追求したい方からのエントリーをお待ちしています!


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