介護職は地味であるべき??
介護をする人の「見た目」ってどうあるべきなのでしょうか?
一般的には、
ポロシャツ、動きやすいズボン
デニムはダメ!
アクセサリーはダメ!
ピアスはダメ!
ネイルもダメ!
タトゥーなんてもっての他!!
髪の色も地味であるべき!
って感じでしょうか。
これってなんででしょう?
動く仕事なので、動きやすくないといけません。
アクセサリー、ネイルも、身体介助をする際に、
危ない部分があるのなら、無い方がいい。
利用者さんがケガしてはいけないですし。
つまり、まずは安全性が大事。
では、髪の色や、危なくないネイルの色や、タトゥーは?
安全性とは関係ない。
人は見た目で判断する?
メラビアンの法則っていうものがあります。
コミュニケーションにおいて、自分からのメッセージは、
「3つのV」のバランスで、相手に伝わっているというものです。
「言語情報=Verbal」7% 言葉そのもの
「聴覚情報=Vocal」38% 声の大きさ、高さ、話す速さなど
「視覚情報=Visual」55% 見た目、仕草、表情、視線など
の割合で、相手には伝わるようです。
38+55=93%
は言葉ではない情報で伝わっていることになります。
特に割合が多い、Visual、見てわかる情報。
これを重視すると、たしかにタトゥーも金髪も、
高齢者にとっては、けしからんものと言えるかもしれません。
つまりは、地味な方がいい、無難な方がいい
ということです。
コミュニケーションは、相手がどう受け取るかがとても大切。
個性的な見た目も、相手が不快ではいけない。
地味が推奨される理由は充分に理解できる。
しかし、わたしは言いたい!!
個性的でもええやん!!
理由は3つ。
・人格に関係ない!
・若い人材を取り逃がす!!
・じじばばでも、面白がる人は いる!
金髪でも、ピアスでも、電車やバスで高齢者や妊婦さんに席を譲る人はいるし、実は内向的な人もいるし、
人格とは関係ない。
ぼくがとりわけ、個性的な見た目でもいいと思う理由は、
若い層が介護をやりたがらなくなるとモッタイナイから。
中学校や高校の野球部が、いまだに坊主頭必須!!
な学校もあるという。
坊主がイヤなために、少年野球のエース級の選手が
サッカーやバスケに流れるという、人材流出を見てきました。
介護でも、若い女子がネイルもヘアカラーもできない
地味なファッションを強要されるがために、
入りたくないという声を実際に聞いて、
こりゃあ、モッタイナイ!!
とおもったのです。
高齢者の方も、案外ドレッドヘアも、金髪もシルバーの髪も、
面白がってくれたりもします。
Visual(視覚情報)は服装や髪やネイルの色だけではありません。
表情、仕草、視線、なども含みます。
さらにVocal(聴覚情報)としての、口調や話すスピードなどもあります。
それらは態度とも言えます。
生活の場面では、多くのコミュニケーションを取ります。
そこでは、見た目以上に態度が大事だと気付きますか。
見た目が地味でも、態度が悪い介護職だとどうですか?
見た目が派手でも、態度がいい介護職ならどうですか?
支援を受ける側として考えると、
態度が良ければ、見た目は何でもいいのではないでしょうか。
当然、清潔感は必須ですけど(笑)
服装に制限が少ない事業所の話を聴いても、
金髪だからといってクレームは入らないようです。
利用者さんの「個別ケア」を掲げる介護の仕事。
個性を大切に、ってこと。
介護職の個性も、同じように大切にしてはいかがでしょう?
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