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無意識の人間関係

介護に関わると、
様々な人間関係に悩まされることもあろうかと思います。


「認知症の方の対応って、どうしたらいいんですか??」

「ナースコール呼びまくる人がいて仕事になりません。どうしたらいいんですか??」

「口だけ動いて、全然動かない職員がいます。どうしたらいいんですか??」

「クレーマーの家族に悩まされてます。どうしたらいいんですか?」

「上司に相談しても動いてくれない。どうしたらいいんですか??」


うむむ、、、!!

読んで下さってる皆さんは、これらの悩みがあったとしたら、
どうしますか?


上記のようなことで、困っている。。。


誰が困っているのか。



自分ですよね。

わたしが大変なの!


すると、どうなるか、、、

相手に行動をあらためてもらいたい!
と思うようになる。


つまりは、、、

相手が悪い!!


という思考です。


もし、

「あなたは間違っている!行動をあらためなさい!」

と言われたら、どんな気持ちでしょうか。


こんな直接的な言い方でなくても、
同じような言葉を投げかけられたら、、、

イヤですよね!!


価値観は人それぞれ


自分の価値観=相手の価値観 ではないし、
自分の価値観=相手に期待する行動 でもない。


自分の価値観(ものさし)で物事をみると、
「ズレたものは、イヤなもの」と感じてしまう。


相手も自分と同じはず、、、

だなんて期待してはいけないんだと思います。

どれだけ仲の良い親友でも、家族でも恋人でも、
価値観が完全に一致することはありません。


”違う”同士、いかにうまくやっていくか。

これが人間関係の、基本スタンスのような気がします。


なので、「あ、自分とは違うな、、、」と感じても、

「そうですか、そう感じるているんですね」

と、おとなしく聴くに徹する。

相手を”批判したり”、”否定したり”しない。

これ大事。

”話を聴こうという姿勢”は、

自然と、柔らかい姿勢になるので、
相手のココロをほぐしやすい。

ココロに入っていきやすい。


丁寧に話を聴くことで、

・相手の気持ち、立場、状況がわかる。
・聴くことで信頼関係をつくれる。

さらに、

聴いてもらえると、色々話をしてくれますので、
話をしているうちに、、、

「あ、これが問題だったんだ、、、!!」

と、相手が勝手に、
自分で気付いてくれたりもする!


こっちから、アレコレとアドバイスしたり
色々言うよりも、自分の中で納得してくれた方が、

気付きが深~~~い


急がば回れ。

介護現場では、待つことがとても大事な気がする。

いや、介護に限らないかも。


急ぎたい時ほど、ちょっと話を聴いてみてもいいかもです。

が、認知症といわれる方は、すぐに忘れてしまいます。


毎回同じ話を聴くのも大変ですが、
逆手にとることもできます(笑)

なぜって、何を話すかを、こっちは知ってるんですから、
それを利用して、、、

「そうでしたか。大変でしたね~。でもその時、息子さんが助けてくれたりするんじゃないですか?」

などと返すと、

「そうなのそうなの!!息子がね、、、。あなた察しがいいわね~」

みたいに(笑)

信頼感、爆アゲ~~~~!!



ぼく自身は、
聴き上手、を意識するようになってから、
色々うまくいくことが増えた気がしています。


とりわけ介護の仕事では必要なスキルかなと感じています。

意識して習慣にする。

無意識にできるようにする。


たとえば、サッカーのスゴイ選手って、
基本テクニックがスゴイので、

・飛んできたボールをピタっと止める
・フェイントで相手の裏をかく
・正確なキックでパスやシュートをする

これらを無意識に、考えずにできる。
さらに、その精度が高い。

すると、意識は周囲を観ることに回せる。

なので、視野が広く、敵の隙間を見つけることができる。


介護職も一流になるためには、
無意識レベルで、対人スキルを高めていくのは大事な気がする。


ぼくも全然できてない。

基本の積み重ねでしかないんだな、、、と思います。

コツコツやろう♬

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