介護は都会で?田舎で?
113本目。8月に滋賀県に帰省していました。
普段東京に住んでいるぼくは、
都会と田舎の違いをなんとなく感じました。
ソーシャルディスタンスと言われますが、
・人と多くすれ違う東京
・そもそも人が少ない田舎
・電車やバスが発達している東京
・車がないと生活に不便する田舎
コロナもあって2年振りの帰省でしたが、
都会も田舎もメリット、デメリットも含めて、
違いはあるな、と改めて感じたのです。
人口動態など数字から、都会と田舎の違いを
少し観てみようと思います。
令和2年国税調査人口速報集計
を観ながら考察~♬
日本人は、どこにいるのか?
現在の日本全体の人口は1億2千万ほど。
2015年から2020年の5年で、80万人ほど減少。
世界で11番目に人口が多いけど、
人口上位20位内の国では唯一減少しているそうです。
こうしてグラフで見ると、東京が突出していて、
さらに東京周辺にいかに集中しているかわかります。
ほとんどの府県で減少傾向。
ということは、今も東京など一極集中が加速中ということか。
65歳以上の人が何%いるか(高齢化率)はどうなってるのかな?
↓ ↓
内閣府「令和2年版高齢社会白書」より
ハートページさんのサイトでは、これをランキングにした表もあるので、よかったらご覧くださいな。
・現在の上位、高齢化が進んでいるのは、、、
①秋田県37・2% ②高知県35・2% ③島根県、山口県34・3%
・まだ進んでないのは、、、
①沖縄県22・2% ②東京都23・1% ③愛知県25・1%
それでも20%は軽く超えてるんですね、、
ここまでのデータから考察すると、、、
・人口の大都市部への集中は継続中。
・地方の人口は減少傾向。
・地方の高齢化率が上昇傾向。
ということは、
大都市部は人が増えていく。
地方は、人が減り、お年寄りだらけになる。
では、介護については、
・地方の介護は大丈夫か??
・大都市部は人が多いから、介護は安泰?
どうも、そうではなさそうで、、、
第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数(都道府県別)
によると、
東京ももちろん、全ての都道府県で介護職員が不足、、、
・東京では、介護が必要な人が21万人に対して、介護職は19万人ほど
・秋田では、介護が必要な人が2万4千人に対し、介護職は2万2千人ほど
東京は、マイナス24、843人(人口:約1,400万人、増加傾向)
秋田は、マイナス1,805人(人口:約94万人、減少傾向)
東京はマイナスが大きいけど人口は増えている。とはいえ不足数多い。。
秋田は、一見少ないけど人口が少ないうえ、減少傾向なので厳しい。。。
介護については、人口構造として
現役世代が減り続け、高齢者はあまり減らない。
都市部に集中しようが、過疎地であろうと、
高齢化率は上がる。
つまり全国的に介護のニーズは高まり続ける。
ということですね。
少ない人員で効率的に、、、
過疎地でも都市部でも、足りない介護職の現状のなか、
サービスが行き届くには、、、
介護保険制度の枠組みや専門職だけでなく、
地域の人なども巻き込んでいかないと難しいかもしれません。
また、国が進めている「介護現場の生産性向上」
やはり必要かもしれませんね。
ICT(情報通信)や介護ロボットを活用して、
少ない人員でも効率的な仕事をしようというもの。
介護は、人の手のぬくもりや優しさが必要。
もちろんです。
しかし、ICTや介護ロボットなどをうまく使うことで、
介護現場を効率化せずに、
人手が足りない時代を乗り切れるのか、、、
紙やFAXから、LINEワークスやSLACKなどのアプリに変えて、
効率的な報告相談や連絡をしたり、
記録も手書きからアプリにするなどして効率化することもできる。
ぼくは三鷹市のグレースケアという訪問介護で仕事していて、
それらを使っているので、効率的に仕事ができてます。
わざわざ電話しなくても、事務所に行かなくても、
必要な情報がシェアできる。
会議もZOOMを使うので、自宅や事務所などから参加できる。
とても便利ですし、情報のやり取りもしやすいので、
質の向上にもつながっていると思います。
ケアのポイントや注意点を、文面や写真などでシェアできますし、
自分のスマホでいつでもチェックできるからです。
これから、大変な時代になりそうです。
今まで通り、では大変になる一方な予感がします。
少しづつ、工夫して乗り切っていければと思います。
その工夫のひとつとして、
ぼくが理事として参加しているNPO法人タダカヨの
無料ダウンロードできるマニュアルも紹介しておきます♬
オンライン担当者会議マニュアル
オンライン面会マニュアル
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