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認知症と家族と

182本目。認知症について書いてみます。
身近なところでも、よく聞くようになってきた認知症

「ついさっきのことも覚えてないのよねえ」
「被害妄想がひどいのよ」
「話が人によって変わるから、何が本当かわからなくてイライラする」
「怒りっぽいから、困る」

などなど

周りは振り回されます。。。


一応、認知症について一般的に知られていることを書くと、、、

脳が萎縮(小さくなってくる)とか、
アミロイドβ(たんぱく質の物質)が沈着して発生する

など言われています。

生まれ持った、脳の疾患ではなく、
後天的に発生した脳の疾患による、認知機能の低下や生活への支障があるか、が認知症の定義のようです。

意識障害がないこと、つまり薬物中毒とか脱水症状とかとは別とも言われます。

また不可逆的、戻らない、治らない、ゆるやかに進行していく
とも言われます。


認知症は千差万別


認知症と言われる方の状態は、ほんと様々です。

・ときどき、会話がかみ合わない人
・多くの時間、会話がかみ合わない人

・物忘れをすることが多い人
・被害妄想が強い人
・現実と違うことをおっしゃる人
・怒りっぽい人

などなど


アルツハイマー病、脳血管性認知症、などの
病名による特徴も知っておいた方がいいですが、

根本的に、相手への想像力と配慮があるか、
が重要だと感じます。


・なんで忘れてるんだろう?
・会話がかみ合わないのは、なんでかな?
・現実と違う話をするのは、なんでかな?
・怒ってるのはなんでかな?

介護職なら、客観的に冷静に、

・認知症は記憶障害が中核症状だから、忘れているんだな
・忘れてるといっても、思い出せるわけではないんだよな
・ってことは、ご飯食べたことは、無かったことになってるよな
・じゃあ「さっき食べたでしょ」と言ってもダメだな

・仕事に行くっておっしゃる
・あ、仕事していた頃に、”頭の中の世界”では戻ってるんだな
・ってことは、その世界に合わせた対話をした方が混乱しないな

というように、
知識と「なんでかな?」を組み合わせて想像すると、

相手への配慮ができると思います。

家族だと、客観的になれるか


自分の家族が認知症になった場合、、、

介護職のように、客観的に冷静にいられるか?


ちょっと難しいことが多いと感じます。

なんでか?


家族には、歴史があります。

・やさしいパパだった。仕事もできる人だった。
・暴力的で嫌だった。
・女を作って出ていってしまった。

いろんな歴史があります。

それによって、それぞれの感情があります。


・あの最高のパパが、私の顔を見てもわからないなんて、、、
・あの人が認知症、自業自得ね
・あんな人のこと知らない。

とか

そうすると、知識と「なんでかな_」を組み合わせて、、、
というぼくの言葉は届きにくいかもしれません。。。


家族でなくてもいい


家族でなんとかする
囚われ過ぎないことが、みんなにとって大切な気がします。

距離を取る、離れてみる

そうすることで冷静になれたり、いい想い出を振り返ったりできる。

そのための介護保険制度です。


介護に困ったら、介護のプロに任せていただきたい。

と思います。



そんな任されるぼくたちとしては、

を上げて、も増やして、
受け皿を多くしていくことが求められてます。


が、人手不足。。。

課題は多いけど、できる範囲で頑張るしかない!!


目の前の利用者さん、介護職などの困りごとを
少しでも解消できるように励みますぜ!!


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