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学生の進路相談~カイゴはありか?

かいスぺ(KAIGO LEADERS のオンラインコミュニティ)
で、大学生の進路相談を受けました。

偏差値のかなり高い一流大学
新卒で就職するにあたり、一般企業に行くか、興味のある福祉業界に行くか

大いに悩んでいる様子。

・福祉の世界、介護の世界に関心があり、将来的にはそれをしたい。
・新卒という、今しか使えない価値で一般企業に行ってみたい。


この2点が主な悩みポイント。


そんな学生に対峙する大人たちは、

「好きなことやればいいよ」
「将来やりたいことがあるんだから、それをやってみたら?」

「今しかない価値だから、一般企業かな。福祉は後からでもできるよ」
「相談支援であれば、若い人は断られることもある。社会人経験をしっかり積んでから、福祉に入ってもいいかも」

「社会人マナーやビジネスマナーは、一般企業の方が身に着けやすいから、そのあとで福祉に入ってもいいかもね」

「どんな仕事でも、ワクワクできるようなことをする方がいいよ」

色んな意見でアドバイス。

どれも一理ある。。。

では改めて、職業選択の一つとしての「介護」について考えてみる。

介護を仕事にするメリット

【職業としての安定感】
・将来的になくならない仕事である。
・スキルや経験がつけば、全国どこでも仕事できる。

【身に付くスキル】
・自分の身内の介護や育児にも役立てられる。
・人をよく観る力が身に付く。
・医療のことも少しわかるようになる。

【やりがい】
・ありがとう、と言ってもらえる仕事
・営業職のようなノルマに追われることがない

【働き方が柔軟】
・色んな働く場所がある(施設、訪問、デイなど)
・正社員、パート、短時間勤務、週1勤務など柔軟


また、知られていない価値としては、
介護は成長産業である点

介護そのものだけでなく、周辺産業にもニーズがあります。

・メーカーとしては、介護現場のニーズや課題を知りたい。
・高齢者のための食事について、お試ししてくれる施設を探したい。

など、介護職としての知見やネットワークにも価値はあります。

また、スキルや経験が身についてくれば、教える仕事もできます。

【経験やスキルがつけば期待できる介護職の価値】
・介護の経験を伝える
・介護現場や家庭などの改善にアドバイスできる
・介護の商品開発のアドバイスができる

・メーカーなどのアドバイザー
・研修講師
・業務のコンサルタント

などの仕事も、自分次第では展開できる。

介護の仕事にちゃんと向き合って、自分に価値をつけていけば、
その先は色々な可能性が拡がっている。


介護を職業選択の一つとすることは、大いにアリ!!


介護の働き方はフレキシブル


また、育児のかたわら仕事する、とか副業として介護をすることも可能。

訪問介護であれば、30分単位で少しだけ働くこともできたり、
施設などであっても、短時間のパート、18時~20時とかの働き方もできます。

働き方の多様性はかなりある業界だと思います。

また、働く場所も多様。

施設系(特養、老健、有料など)、デイサービス、訪問など色々あります。

平日9時~17時がいいなら、平日稼働のデイサービスなら全然可能。
夜勤もやって稼ぎたい、も可能。

多様な働き方ができる業界ではあります。

一般企業のメリット

・給料が介護業界よりいいこともある。
・オフィスワーク系なら、電話マナー、接遇の一般マナーなど、ビジネスマナーを学ぶ機会がある。
・日本の中の多数派である一般企業の経験で、社会人経験を味わえる。
・営利的な活動やビジネスの視点を学べる。
・平日勤務が多い。
・一定の採用面接や試験をパスしてきているので、そんなに変な人は少ない(介護業界との比較)

思いつくものを列挙した。

介護業界にはないメリットが、やはり色々ありますね。


あと、デメリットとしては、
中途採用の場合、その業界や職種の経験がないと難しいことも多い。

例えば、マーケティングの仕事を全くやったことなくて、
中途採用で採用される可能性は低い。

プライベートでもあっても、SNSの運用などでマーケティングに成功した事例などがないと厳しいでしょう。


そういう意味では、新卒で一般企業に入れるチャンスがあるとしたら、
飛び込んでみるのもいいかもしれません。


介護は、中途採用で未経験、資格なしで入ることができる業界です。
後からでもチャンスは沢山ある。

得られるチャンスという視点では、介護は後で考えても良さそう(笑)。


ただ、もちろん早めに始めることは、
その分自分に価値をつけることが早まるので、早ければ早いほどいいです。


まとめると、、、

・介護の仕事は、多様で柔軟な働き方がある。
・将来安定の職業である。
・介護職で価値を高めれば、チャンスは拡げられる。
・一般企業で得られるチャンスという観点では、新卒の価値を利用するのは今しかできないチャンスである。
・ワクワクできる選択肢を選んだ方がいい。


彼女がどんな選択をしようが、
コミュニティのみんなは応援するでしょう!

若者にエールを!!


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