網走流氷クルーズ
(くだらん話は飛ばして、下にある写真だけでものぞいてください)
2024年2月7日の午前様、自宅ベットの中で流氷クルーズ船の予約HPをチェックした。翌日のクルーズ「満員で受付終了」
ガーーーン。しまったーー。
冬の網走に行くなら絶対にこの目で!この耳で!流氷を感じたかったのに…。
今年は流氷の到着が1月19日、例年より14日も早いそうだ。
Xで流氷の様子をずっとウォッチしてたので、早い流氷到来にガッツポーズした。
それがまさか「行くのに見れない状況」になるとは。泣くに泣けない自分の準備不足だ。
めげてたまるか。その後、紋別のガリンコ号(同じく砕氷船)なら空いてることを突き止めた。しかし網走のホテルから片道5時間以上もかけて紋別の港まで行くことも不可能だった。
もう一つ代替案を閃いた。知床半島でナイトハイキングツアー。夜にカンジキを履いて雪の上を歩き、動物や星空を見にいくツアー。これも道東まで来たからできる体験!このツアーに参加するために、流氷クルーズは乗れなかった運命なんだ〜なんて思いながらアクセスを調べる。知床へのアクセス、アクセス・・。げ。なんと網走からは電車も走ってなく、根室周りとかになり、紋別以上に時間がかかる。早々にギブ。
結論、「流氷クルーズに行けた」のだが、それは粘り勝ちだった。
女満別空港に到着しても、まだその日の予定は白紙のまま。観光案内の女性の「急いで〜もう出発だよ!」の声にとにかく網走方面のバスに乗り込んだ。ちらほらと外国人もいて、観光地に向かうんだと改めて思った。バスの最終停留所は流氷クルーズが出発する港の「道の駅 流氷砕氷船のりば」。あ〜流氷見たかったなぁと考えながらもう一度流氷クルーズのHPを開けた。
受付中ーー
!?とっさに窓のカーテンに隠れて、流氷船案内所に電話をかけた。
ー今日15:30最終のクルーズ予約できますか?
ー電話ではわかりません。
ー空いてますか?
ー来てもらわないと。
空きがあるのかないのか、はっきりしない返答。ただ、いっぱいとは言わなかったことだけに希望を持った。
行って乗れなければ道の駅でお土産買えばいいか!と、心の予防線だけ引いて、クルーズに向かうことにした。予定変更、このままバスの終点まで行くことに。
ついた!15:27。出港の3分前にバス到着。荷物がまだ外付けのトランクにある。運賃を払ってバスを飛び降り、バス側面のドアを思いっきり持ち上げた。全く手の届かない奥に私の荷物だけがあった。滑って反対側まで行ってしまったんだろう。何も考えずバスの中に滑り込んでバックを掴んで引きずり出した。アフリカ旅行に持って行った、でっかい布製のキャリーバック。3泊4日だけど防寒着が大半なので軽い。駆け足で受付まで引っ張って走った。
ークルーズ予約してないんですけど乗れますか?
ーは〜い、4000円になりま〜す。荷物受け取ってあげて〜。
やったーー。流氷見れる!
諦めていた流氷を「この目で見れるとは!」駆け足で船に乗り込んだ。
この流れだったので、格別な気分でした。
網走流氷クルーズの景色は、迫力と繊細さが一緒に存在していて、想像以上。
船上は気温マイナスの世界、氷を割る大きな音、色の移り変わりで五感がフル活動。
諦めなくてよかった…。
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