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【海外記事】デザイナーへ朗報!アテンションエコノミーの終焉

今日はこちらの記事を読んでみます。なお、画像も以下から引用します。

本日もよろしくお願いいたします。


デザイナーに朗報ーアテンションエコノミーの終焉

情報が膨大になっている世界において、人々の関心を掴み、注目を集め続けることはかつてないほどに困難なものとなりました。

SNSであっても、広告であっても、もしくは日々の仕事でさえ、人の注意を引き付ける競争は容赦ないものとなっています。しかしこのレースが強まるにつれて、このシステムの欠陥が目につくようになりました。

かつて機能していた一瞬の注目は効果を失い始めており、私たちが使っていたアプローチはもはや持続可能なものではないようです。ここではアテンションエコノミーがそれ自体を食いつぶしている現状について深く見ていきましょう。

なぜアテンションエコノミーは自滅しているのか

ウロボロ現象

自分自身を食べてしまう神話のシンボルでもあるヘビのウロボロスのようなアテンションエコノミーを考えてみましょう。現在何が起こっているのかを完璧に表すものです。

かつて短く機敏なコンテンツで私達の注目を集めていたアテンションエコノミーは、自らを消費し始めました。かつて機能していた「いいね」やシェアやフォローなどの瞬間的にドーパミンを分泌させるようなものはもはや同じ方法では機能しなくなってきています。

皆が注目を集めることにばかり競うようになり、コンテンツの品質が後回しになりました。デザイナーやインフルエンサーは目立とうとして似たようなコンテンツを出しまくりました。

しかし問題があります。そこには実体がないのです。

これは収益減少のサイクルであり、私達が生産すればするほどほんとうの意味でのつながりが薄れていくものでした。

コピペカルチャー

デザインコミュニティは現在では独自性も新鮮味もなコンテンツで溢れかえっています。

これは繰り返されているトピック、例えばボタンの比較のような基礎的なUXのコツや基本的なデザインアドバイスなどにも同じことが言えます。

かつてはこれらは価値のある気づきを与えるようなものではありましたが、時間が経ちインパクトの薄いものとなっていきました。

多くの人がユニークなコンテンツを生み出すことよりも、簡単にコンテンツの存続を維持させることに注力するように変わっていきました。

コンテンツが実体のないデザインの領域へシフトしている

デザインにおいては、見た目におけるコツなどを超えて、現実的な深みや洞察を与えるようなコンテンツへの需要が高まりつつあります。

視聴者は現在ではユニークな視点や包括的な分析や現実世界のデザインの課題に則した実用的な素材などと言った、より高度な思考を要するコンテンツを求めるようになっています。

この新しい時代ではデザイナーは永続的な価値を与え続けられるコンテンツを作成することが求められています。

ここにいくつか表層的なレベルを超えた実体を伴うデザインとしての良いコンテンツをいくつか紹介します。


なぜこの変化がデザイナーにとってグッドニュースなのか

この新しいコンテンツづくりの流れはデザイナーに新しい風を吹き込むものです。ただ目立つことだけを求めるコンテンツづくりの重圧から解放されるのです。

いいねをやフォロワーを集めるためだけに頻繁に投稿を繰り返す代わりに、今ではデザイナーはより自信のあるコンテンツを作ることに時間を使えるようになったのです。

より創造的で独創的なものが求められます。トレンドに合わせたり既存のものを真似することの価値が失われたことで、デザイナーは自身の仕事について深く考え、実験する自由を手に入れたのです。

この変化はデザインコミュニティの価値を向上させるユニークな反響や新しい視点、思慮深い貢献を許容する余地を生みました。

究極的には、これはより意義深く、インパクトのあるデザイナーを生み、さらに充実したクリエイティブプロセスをも生み出すかもしれません。


変化を受け入れる

私達は、かつてないほどデザイナーにとって意味のある仕事の重要性が高まっている新しい時代の過渡期にいます。

この変化は私達をスローダウンさせ、新しいアイディアを探索し、真にインパクトを生み出すデザインを作ることにフォーカスされるでしょう。トレンドや一時的ないいねなどの代わりに、現在では自分たちのアプローチを見直し、真の課題を生み出すことが求められているのです。


感想:そうあるべきと思わされつつも、(自分の)現実は情報格差が生まれていっているように感じる

筆者はアテンションエコノミーが衰退し、現在では短期的でインスタントに注目を集められるトピックよりももっと深く考えさせられるような価値あるコンテンツの重要度が高まっていると主張していました。

そのこと自体は素晴らしいことだし、それによってクリエイターがより品質の高いコンテンツを作るような流れになるのはとても良い時代になる気がしています。

しかし自分の実感値で言えば、まだまだアテンションエコノミーは健在で少なくとも自分の身の回りでは筆者が唱えるようないいね稼ぎのコンテンツへ人々が流れている波に変化がないようにも思えます。

これと関連のある例となるかはわからないですが、やはり自分もデザイン系YouTubeをやってみて思うのが、パワポのデザインのようなすでに多くのコンテンツが溢れている領域の動画は比較的見てもらいやすいのですが、UI/UXなどの少し専門的な話題になると再生数がガタッと下がってしまいました。

人からの注目は再生数やいいねの数で可視化され、その数がまた人を惹きつけ、注目を集める人にはさらに注目が集まり、注目を取りそこねた人に注目が集まることはありません。
そして注目を集めた人はモチベーションを上げさらに注目を集めるコンテンツを量産し、注目が集まらなかった人は次々と退場していきます。

と、まぁただ長々と改めてアテンションエコノミーの説明をしたにすぎないのですが、YouTubeというアテンションエコノミーのど真ん中にいると否応なしにその現実を突きつけられます。

そのような中でも注目を集めるようなマス化したコンテンツではなく、個人の趣味嗜好をもとにニッチなコンテンツを探し続ける人もいます。Amazonレビュー数6くらいの本の内容を熱っぽく語る人も居ます。

そういったアテンションエコノミーの外側で情報を獲得するような人と、アテンションエコノミーの内側でマス化された情報のみを享受する人との間にはどんどん情報格差が生じて行くように感じました。

あまり記事の内容にない自分の考えをづらづらと語ってしまった気がしなくもないですが、今日はこの辺で、。


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