マエダ マリ/ライター

インタビュー好き💛で、オンorオフラインでどこへでも。フリーランスライターとして書籍・…

マエダ マリ/ライター

インタビュー好き💛で、オンorオフラインでどこへでも。フリーランスライターとして書籍・雑誌・web等で編集・執筆活動をするとともに、「暮らし学舎。」を主宰。鹿児島で季節の恵みを楽しみながら生きています。上阪徹のブックライター塾4期修了。

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プロフィールとお仕事 マエダ マリ

■プロフィール 鹿児島生まれ、鹿児島在住のフリーランスライター。家族は公務員の夫と東京のIT系企業に勤める娘が2人。両親の通い介護中。趣味はコーラス。 大学卒業後、大阪の新聞社系編集部に勤務し帰鹿後、情報誌編集部を経てフリーランスライターに。夫の転勤に伴い、中国・北京に3年間生活。娘らを現地幼稚園や小学校に通わせ、自身は中国語や中国家庭料理を学び、外国語大学等の日本語教師や中国経済情報の日訳を担当するなど、ディープな現地体験を満喫しました。 帰国後はライター業を再開し

    • 絵本屋さん、大学院へ行くVOL.2

      居場所としての絵本カフェ・アルモニを開いたことで、親が絵本を選べない現実を図らずも垣間見てしまった――なぜそのようなことが起きているのか? という課題を発見したという吉田美佐子さん。その解決策を探るひとつの手段として選んだのが、大学院で学ぶことだった。仕事の傍ら準備を重ねて見事合格。この春から大学院生として学んでいる。                 ――九州大学大学院ユーザー感性学専攻に入学。何を学ぼうとしているんですか?  絵本といえば感性を育てる、というのがセットみた

      • 絵本屋さん、大学院へ行くVOL.1

        コロナ下での生活が始まって2年目。それぞれが新しい生活の仕方や、新しい領域を体験しつつあることだろう。そんな中、55歳で九州大学の大学院生としての生活をスタートした人がいる。鹿児島市卸本町で「絵本カフェ・アルモニ」を営む吉田美佐子さんだ。 創業から17年、吉田さんの活動は絵本販売にとどまらない。30畳ほどの広さの店内で、絵本に関わるものだけでなく、講演会や演奏会、勉強会など様々な場としても生かされてきた。私は秘かに、“鹿児島の文化サロン”と呼んでいるほどだ。 社会へのアンテナ

        • 子どもの旅立ちが嬉し寂しいあなたへ

          新年度が始まりましたね。 この春、お子さんが巣立った人も多いことでしょう。 ねぇ、寂しい? 私の手元から娘ふたりが旅立ったのは、6年前と4年前でした。 高校を卒業したら家から出そうと思っていたし、 私にはやりたいこともたくさんあるし、 一日のうちに娘たちのためにかけてきた時間はさして多くはなかったし。 当然の流れで旅立っていくと思っていたのだけれど。 その穴は、予想以上に大ききかったなぁ。 あんなに大声出して追っかけまわしたりもしたのに、もしかして、わたしにとって子育ては

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        • 会いたい人に会いに行く
          2本

        記事

          子育てと介護と2

          まもなく大学を卒業する娘から☎が入った。 「今、最後の授業が終わったよ。高い授業料を払って勉強させてくれてありがとうございました!おかげで、楽しかった」と。素晴らしい出会いや経験に加え、落胆や困難もあった4年間を締めくくる、とびっきりの感謝の言葉。いやいや、お礼を言いたいのはこっちだよ。 その瞬間、介護にささくれていた(その内容はこちら)⇒https://note.com/maedamari/n/n2b6464bcc4e1 わたしの心に温かい雫が落ちた。 noteに記し

          子育てと介護と2

          子育てと介護と

          そもそも記憶力には自信がないのだけれど、わたしには、子ども時代の記憶があまりない。 そんなわたしの子育ては、楽しかった。それはわが子を通して、改めて幸せな子ども時代を体験するものでもあったのだと思う。大いに鍛えられたし、慌ただしく、人並みに悩みもしたけれど、その日々は愛しく面白かった。創造の喜びに満ちた時間だったと思う。 そうして子どもたちが巣立った今、わたしは介護のフェーズにいる。過去には祖父母の介護にも関わってきたし、何が起きても怖くないなどと、おこがましくも思ってい

          91歳の看板嬢とカウントダウン ~すずらんの70年繁盛物語Vol.2

          鹿児島市では、創業70年の婦人服店「エスポワール すずらん」が、閉店へのカウントダウンを刻んでいる。創業以来、店の看板を背負ってきたのは、会長の大脇敏子さん。今なおおしゃれで美しい奇跡の91歳だ。カウントダウンを終える前に、70年の商売物語をぜひ聞きたい、と店を訪ねた。ここからは、敏子さんがいよいよ婦人服販売に乗り出す物語だ。 敏子さん、婦人服販売に立つ英断商売がどれも当たり、20代にして鉄筋2階建ての家も建てた大脇夫婦。順風満帆に思える道のりだが、 「70年の歴史の中には

          91歳の看板嬢とカウントダウン ~すずらんの70年繁盛物語Vol.2

          91歳の看板嬢とカウントダウン ~すずらんの70年繁盛物語Vol.1

          コロナ禍で看板を下ろす店が相次ぐ中、鹿児島市では、創業70年の婦人服店「エスポワール すずらん」が、閉店へのカウントダウンを刻んでいる。創業以来、店の看板を背負ってきたのは、会長の大脇敏子さん。今なおおしゃれで美しい奇跡の91歳だ。カウントダウンを終える前に、70年の商売物語をぜひ聞きたい、と店を訪ねた。 いきなりハートをわし掴みにしたのは 「閉店セール」が掲げられたすずらんで、大脇敏子さんと初めて会った。しかしその瞬間、わたしはすっかり心を掴まれてしまう。91歳とは思え

          91歳の看板嬢とカウントダウン ~すずらんの70年繁盛物語Vol.1