「村上RADIO」を聞きながら、でかけよう。

8月5日に放送された、村上春樹さんのラジオ番組「村上RADIO」。

皆さん、聞きましたか? 村上春樹さんファンじゃなければ聞いていないかもしれないとは思いますが……。私はリアルタイムでは聞けなかったんですけれど、radikoのタイムフリーで、朝の通勤電車から聞きまして、実は今も聞いています。

ただ、タイムフリーは一週間しか放送されない、ということらしく、一週間後には聞けなくなるなんて、嫌だーと思いまして。

昔ながらの、「録音」をしてみました。えーっとですね、リアルタイムにラジオで放送されている番組を、スマホで、やや音量大きめで流しまして。それを、ipadにダウンロードしたボイスレコーダーアプリを使い、録音しました。

昔ながら、というか、たぶんカセットテープ世代なら分かっていただけるかと思うのですが。テレビで放送されている音楽番組の、好きなグループが歌うときを待ち構え、赤い録音ボタンをぐいっと押す……みたいな。イメージ的にはあんな感じです。いや、冷静に考えたら、たぶんスマホ一台で、ボイスレコーダーアプリを録音しながら、ラジオ流せば良かったのかも? また、タイムフリー期間中に試してみます。


あ、タイムフリーで聞けるなら、今から聞いてみようと思われる方がいると、お楽しみが減っちゃうかもしれないので、多くは語りませんが、イメージ通りの声でした。たしか「村上さんのところ」で「僕の声はラジオのDJとか向いてると思うんだけど」というような回答をされていたような記憶があります。確かに、低くて落ち着いたトーンでお話しされていました。

少しだけ印象的だった内容を取り上げると。まず、今回のラジオのテーマが「僕が走っているときに聴いている音楽」ということでした。ですので、走るときに適しているリズムなどについてもお話しされたのですが、「こんな曲です」と一番に紹介されたのが これ。

Brian Wilsonの「Heigh-Ho」です。

ハイ・ホーですよ。ハイ・ホー。村上春樹さんでハイ・ホーと言えば、「海辺のカフカ」のあの、ジョニーウォーカーさんの場面がうわーっと思い出されました。

まさか、ハイ・ホーが紹介されるとは思ってもみませんでした。ですが、この曲は走るときに適した音楽「シンプルなリズムが一定で、すらっと口ずさめて、できることなら勇気を分け与えてくれるような音楽」この具体例として、紹介されました。

でも、確かにあの、ジョニーウォーカーさんもあのシーンではリズミカルさが必要だったのかもしれません。また、あの目を背けたくなるような行為もハイ・ホーという曲に勇気をもらっていたのかもしれない……。とはいえ許しがたいのですが。

村上春樹さんの選曲は「走るのに適した音楽」ということですが、私は通勤時に聞きたいなと思います。「できることなら勇気を分け与えてくれる曲」が、ちょっと憂鬱な仕事がある日に、力を分けてくれそうな気もします。休み明けの日とかも、良いですよね。

そういえば、村上さんは、オープンカーがお好きだといろいろなところで書いていらして、今回のラジオでもお話しされていましたが。オープンカーって、乗ったことないのですが、あれ、どうなんでしょうか? 女性と乗る時、せっかくキレイに整えた髪の毛がぐちゃぐちゃになるし、不評じゃないのかなあ? と不思議です。あと、突然雨が降ってきたら、車の中に雨が溜ってしまうんじゃないの? とか。余計なお世話ですが、心配になります。だって、とっさに幌をおろしたりできませんよね? ワンタッチで開いたり閉じたりする傘みたいに。あと、目の中にゴミとか飛び込んできそうで心配です。って、私はおそらく乗ることもないので、心配することもないのですけれど。

一時間はあっという間でした。またどこかでお目にかかりましょう、という最後の挨拶を鵜呑みにして、また、次回放送されると良いなあと願っています。



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