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つれづれなる日々のこと

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2021年1月の記事一覧

村上春樹とライフジャケット

村上春樹とライフジャケット

「また騎士団長殺しを読んでんの?」

夫にそう訊ねられてびっくりした。普段、夫はわたしがどんな本を読んでいるかなんてまったく気にも留めていない。夫は本を読む習慣がないし、本を読む行為自体にあまり関心がない。

そうだけど、わざわざそんなことを聞くなんて珍しいなというと「本のタイトルが怖いから、気になって」と言っていた。

たしかに、以前「騎士団長殺し」を読んでいたときも、うわー、なんか怖い本読んで

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台風の目の中で

台風の目の中で

緊急事態宣言発令中のなか、40代に突入した。

なんというか「惑わずなんて言わせるもんか、一筋縄ではいかないからね」と、どこからともなく言われているようだ。

一筋縄ではいかないこの状況下で40代になったことを少しワクワクしている自分もいる。どこからともなく不謹慎だとか聞こえてきそうだけれど。

幼いころ、台風が近づいているニュースを見ると不安もあったけれど、どこかワクワクしている自分もいた。大き

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分別のできる大人になりたい

分別のできる大人になりたい

もうずっと心に引っかかっていたことがある。いつかやらきゃなあと思って、思って、ずうっと思っていておそらく5、6年は放置していた。

それは「傘を捨てる」というもの。

わたしが住まう地域では、ごみの分別がややこしい。細かく分類されているわけでもないので、単純にわたしが苦手なだけだろう。

不燃ごみ・可燃ごみ・缶ビンペットボトル・プラスチック・資源回収。この5パターンに分かれているのだけれど「資源回

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2021年末のわたしへ申し送り

2021年末のわたしへ申し送り

「年末年始のお休みにやればいっか」

そんな風に考えていたほとんどが片付かないまま、バタバタと日にちばかりが過ぎていく。毎年こうだっけ? と思い返してみると、だいたいおんなじことを繰り返している。

一週間とか、ちょっと長めのお休みがあっても、心配ごとがムクムクと湧き上がる。

「休み明けにバタバタするのは目に見えている。進められるところまで仕事を進めておこう」と考えてしまう。年越しの仕事は持ちた

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今年はディスタンス帰省をしたい

今年はディスタンス帰省をしたい

「後厄だし、いつもの神社にお参りは行こう」

後厄の夫とそう決めて、1月1日の朝、7時半に家を出発。夫の実家近くにある神社へ初詣へと向かう。もともと地元の人しか参拝されないような小さな神社。これまでだって、混んでいても参拝客が十人以上いたかどうか……。もっとも、私たちが訪れる時間帯が空いているだけかもしれないけれど。

今年はお札をいただく際に、後ろにひと家族並んでいたのと、トレイルランの人が走っ

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