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今年はディスタンス帰省をしたい

「後厄だし、いつもの神社にお参りは行こう」

後厄の夫とそう決めて、1月1日の朝、7時半に家を出発。夫の実家近くにある神社へ初詣へと向かう。もともと地元の人しか参拝されないような小さな神社。これまでだって、混んでいても参拝客が十人以上いたかどうか……。もっとも、私たちが訪れる時間帯が空いているだけかもしれないけれど。

今年はお札をいただく際に、後ろにひと家族並んでいたのと、トレイルランの人が走っていったのを見送るくらいだった。

その足で、夫の実家へ少しだけ立ち寄る。家には上がらず、庭先で1メートルくらいは距離を開けつつ新年の挨拶を交わす。義理父は持病があり、感染症云々に限らず、普段からかなり心配なのだけれど、それでもお元気そうで何より。

帰宅後、わたしの実家にも電話で新年の挨拶をする。こまめに連絡をとっているとはいえ、ほぼ丸一年実際に顔を合わせていない。前回顔を合わせたのは、2月におこなった父の一周忌だ。

今年はディスタンス帰省をしようかなと思っていると伝えると、笑いながらも「ヒロちゃんが大変じゃないなら、良いよー」と言ってくれた。

わたしが考えているディスタンス帰省は、我が家の最寄り駅まで行く。家には帰らない。ロータリーがあるので、そこまで母と姉に車で来てもらって、そこで一瞬会う、というもの。母と姉は車から降りなくて良い。ちょっとお土産を渡せるなら、それでも良い。

そうまでして帰る意味があるか? と思われそうだ。けれど、あと何年母が元気かも分からない。わたしだって、どうなるか分からない。ディスタンス帰省をしてでも、顔を合わせておきたいという気持ちがある。

この作戦なら、おそらく日帰りでも可能だけれど、一泊くらいしても良いかなとも思う。

わたしのディスタンス帰省の話を聞いて、夫も実家の庭仕事だけをやりに帰って、庭でテントで寝ても良いな……などと言っていた。

いろんな不安を抱えた年明けだけれど、工夫を凝らしながら、暮らしていきたい。今年もよろしくお願いします。

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