知って。気づいて。“アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)“とのつき合い方
こんにちは!Gonmatus所属 夢実現応援グラレコーチ®︎の八川まどかです。
「チームの一員」として関わらせてもらっている仕事の一つTeam Happiness Design。チームメンバーの4人で、今年1年間を通して全12回シリーズの月1セミナー『組織の幸せ創造会議』を開催しています。
今回は、先日実施したばかりの第2回目のセミナーで取り扱うことになった“アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)“と、そのつき合い方について気づいたこと、感じたことを書こうと思います。
■ アンコンシャス・バイアスに対処していくこと。それは多様性の実現につながる『鍵』の一つ。
『組織の幸せ創造会議』第2回のテーマは「あなたにとって多様性を受け入れて活かす組織とは?」ということで、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)を取り扱うことになりました。実際にセミナーで取り扱った内容をふりかえりながら綴っていきたいと思います。
◎アンコンシャス・バイアス=無意識の偏見
これは誰にでもあるもので(もちろん私にも)「あるから悪い、ひどい」ではなく、知って、気づいて、考えて、どう行動していくか?ということが、多様性の実現につながる『鍵』の一つだと考えられています。
◎では、なぜ起こるのか?
・自分を正当化したいというエゴ
・良く見せたいという考え
・自己防衛や保身
・習慣や慣習
・当たり前、常識
・囚われや、こだわり
・劣等コンプレックス
などなど…
経験や価値観に紐づいて様々な要因が考えられますが…組織の話として考えると、同質性が高く、暗黙のルールが多いほど気をつけたほうが良いと言われているようです。
◎アンコンシャス・バイアスへの対処。
❶ アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)があると知る。
❷自分のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)に気づく
❸行動を修正し、対処する
シンプルに言うと上記の3ステップです。
■終わりなき旅?!
冒頭で書いたように、アンコンシャス・バイアスは誰にでも、どの組織にもあるもので「あるから悪い」わけではありませんが、「気づかない」「受け入れない」ままでは克服するのは難しいとも言われています。
大切なのは、気づいているか?考えて対処しているか?その時々で、どうしていったら良いのかを考え、自身で選択をし、行動し続けていくことだと思います。
これは自分自身でもできることだと考えられます。
しかしながら、アンコンシャス・バイアスへの対処については、ある程度トレーニングが必要です。
なぜならば、無意識でやっていることが多く、そのほとんどは自分1人では気づかないからです。
そのためにも、、
・他の人から聞く。
・別の角度から見てみる。
・自分の言動を振り返る。
・スキルを磨く。
などなど…
気づいて気づかされて、対処しては、また気づいて…それを行ったり来たりしながら、繰り返していくトレーニングが欠かせません…
もしかしたら、それは"終わりなき旅"なのかもしれません。
■ アンコンシャス・バイアスは、ラスボス?!
元総理大臣のホットな話題も含め、この話題を取り扱うことに対して時代が後押しした感は多少あると思っています。
しかしながら、Team Happiness Designでも、年間12回のプログラムの第2回目から、この話題を扱うことに対して悩み、『幸せ創造会議』(ミーティング)の中で慎重に議論を重ねていきました。
多様性の実現につながる鍵の一つに挙げられるということは、本当は最終回で取り扱っても良い位の“ラスボス“みたいなネタです(笑)
(ここからは私個人の考えとなりますが…)
とはいえ、早いうちからこのアンコンシャス・バイアスの存在を知っておく事は、ものすご〜く大事なことだと感じています。
なぜならば、そのうえで『組織の幸せ創造会議』残りの10回に参加してもらうことで、参加者のみなさまの気づきも、関わる環境(職場、組織、ご家庭、大切な方との関係性など)に対してのアプローチの変化も、人によっては倍以上になる可能性があるのではないかと思っているからです。
気づけば気づくほど、自分の中で、どう扱うか、どう対処して行動していくのか…一つ一つの選択の中で、考えていく機会(トレーニングをする機会!)が確実に増えます。
まさに、"終わりなき旅"なのかもしれませんが、向き合えば向き合うほど、自分の器が広がっていく可能性が高まるのではないかと思います。
■だからこそ『組織の幸せ創造会議』!
アンコンシャス・バイアスという“ラスボス“を倒すためにはレベルアップ(日々のトレーニング)が必要…「そんなことやってられるか!」「面倒くさい」「だったらこのままで良い」。
もしかしたら匙を投げてしまいたくなるようなシリアスな内容なのかもしれません。
だからこそ、私たちTeam Happiness Designは『組織の幸せ創造会議』を通して、できるだけ楽しく、ゲームやワークを交えながら、知って気づいて内省を深められるようなプログラムを、これからも試行錯誤しながら提供し続けていきたいと思っています!
ともすればシリアスで複雑な題材でも、リラックスして楽しみながら遊び心で取り組むことができれば、ゲーム感覚と同じように難なくクリアしていけるのではないでしょうか?!
と言うわけで、今回は気づきのトレーニングの一つとして、『ジョハリの窓』をベースとしたゲームも、実施しました♫
■まずは気づくところから
ご存知の方も多いのではないかと思いますが…『ジョハリの窓』は、心理学者のジョセフ・ルフト氏とハリントン・インガム氏の両名によって考案された心理学モデルの一つ。自己分析の手法の一つとして使われています。
・開放の窓:自分も他人も知っている自分
・秘密の窓:自分は知っているが他人には知られていない自分
・盲点の窓:自分は気づいていないが他人からは見えている自分
・未知の窓:自分も他人も知らない自分
自分に対する理解を上記4つの窓(領域)に分けて分析することによって自己に対する気付きを得ることができます。
また、一般的には、下記グラレコのように開放の窓を広げられるように行動していくことで、自己開発につながっていくと言われています。
また、ゲームの後に実施したメインワークでは『アンコンシャス・バイアスを認識した上で、全員参画型の幸せな仕組みを創るためには』と言う問いを立て、参加者のお一人お一人からご自身の考えを伺っていきました。
セミナー終了後。それぞれに相互作用が起き「これはやってみよう!」と言う気づきや、持ち帰られたものも各々にあった様子でした。
この結果には、Team Happiness Design一同、ホッとすると同時に、幸せで温かい気持ちになりました。
■ほんの少しでも『幸せ』について考える時間を
今回は、『知って。気づいて。“アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)“とのつき合い方』と題して、先日2月末に開催したばかりの『組織の幸せ創造会議』第2回のテーマ「あなたにとって多様性を受け入れて活かす組織とは?」の内容を交えながら、気づいたこと感じたことを綴らせていただきました。
場合によっては劇薬になりかねないような話題でも、その取り扱い方、影響の及ぼし方を十分に考えて、ゲームや遊びを取り入れたトレーニングを交えながら、本当に考えなければならないこと(メインワーク)に挑戦することにより、突破口が見えるかもしれない。
正解の無い変化の激しい時代のなかで、そこに希望を見出しながら、ほんの少しでも『しあわせ』について、楽しみながらみなさまと一緒に考えられる時間が1秒でも増えていきますように…
そんな願いをこめて、3月も『幸せ創造会議』試行錯誤し続けていきます!
ここまでお読みくださった方、誠にありがとうございます。 3月も『組織の幸せ創造会議』とTeam Happiness Designを、どうぞよろしくお願いします🌸
追記:次回開催日は3/24(水)18:30からスタートします!お楽しみに♫
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